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ポートエレン Port Ellen 27yo 1982 (57%, Scotch Malt Sales, ”Taster”, Refill Sherry Cask, C#2349, 002/156 Bts)

 

タケモトカツヒコ

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タケモトカツヒコ (プロフィール


【スコア】 BAR飲みのため非公開


 テイスターのテイスティングノート

アイラ島を旅するかのような感覚を覚える。港から見える閉鎖された蒸留所から沸き上がる煙、
更に進むと眼下に広がるピート、牧草、羊の群れを思い出させてくれる。
口に含むと青リンゴ、ベーコンやスモークした牡蠣、生クリームを連想させ舌と鼻に全てが優しく広がり、
ゆっくりと喉の奥に消えていく。蒸留所の白い壁に打ちつけるさざ波のようなウイスキー。 


【ファースト】:琥珀 やや穏やかな立ち上がりから 煙 燻製 ヨード感は程良い 時間と共に麦 穀物 クッキー カスタード

【ミドル】:ボディはエッジがしっかりしている 燻製された甘み豊富な麦 フィニッシュにかけて盛り上がるイメージ 塩 リンゴの皮

【フィニッシュ】:返りの勢いが素晴らしい(++) 鼻もしっかり抜ける 煙 ドライフルーツ盛り合わせを燻製したよう ザラメ 麦感豊富


  • 2010年8月10日

有楽町キャンベルタウン・ロッホの中村マスターが、SMSのサンプルの中からチョイスをしたポートエレン1982。

シェリーの印象はさほど強く出ておらず、素朴な印象が漂いながら、口にふくむとフィニッシュにかけて勢い良く盛り上がります。

とはいえ、勢いが後半にかけて急速に増してはいっても、スパイス感が突出するようなことがないために、とても飲みやすく杯数を重ねやすいです。

ポートエレンはアイラモルトの中でも、ハウススタイルをイメージしにくい部類の蒸溜所かなと。

確かに濃厚なシェリーとのマッチングがいいために、芯が儚い印象を抱きがちでもありましたけど、選者のコメントにもあるように、たしかにノスタルジックな一面と、内にひめた荒々しさの両面があるなぁと。