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リンクウッド Linkwood 12yo (40%, OB, John McEwan & Co, Black Label)

タケモトカツヒコ
タケモトカツヒコ
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タケモトカツヒコ (プロフィール


【スコア】BAR飲みのため非公開


【ファースト】:薄い琥珀 青リンゴ 梨 バニラ はちみつ オールド特有の凝縮感 ベッコウアメ さくらんぼ 活きている 麦感 パン粉 バラの香り 強くはないが煙感もしっかりある(2度目のテイスティングで顕著だった)

【ミドル】:ボディが勢いよく広がる 透明感のある砂糖 華やか バニラのコーティング かすかにミント 若干の酸味

【フィニッシュ】:返り優先 鼻抜けもいい バニラ 青リンゴ 舌の上に残る  若干ミネラル 余韻は長いとは言えないが蜂蜜のような甘さと切れあがりの潔さは素晴らしい


貴 重な黒ラベルのリンクウッド。よくよく調べてみると 1960年代後半から本ボトルのような黒ラベルで12年熟成や蒸留年を記したボトルがリリースされており、(同黒ラベル、セパレートの1957 ジャッコーネ向け サマローリインポートOBが幻といわれる)当初は40度ボトリング、続いて43度、それ 以上のボトリングを重ね、1975年ごろに白ラベルに変わっていった模様。その後1980年代には城をデザインしたラベルへと変更。

そう考えると本ボトルは1950年代の樽で満たされている可能性が大きい。。。とても華やかで尖った所がなく、ボディの弾け方の勢いがありながらも繊細な印象を与えます。

【参考】Linkwood 12y 1957 (56.9%, OB for Giaccone, Samaroli Import, Black label, screw cap, 75cl)

所有者:ディアジオ スペイサイド 1821年創設 生産能力:3500000リッター アボッツチョイス
ザ・マッカンガス

1821年 ピーター・ブラウンにより蒸留所創設

1825年 リンクウッドとして操業開始

1868年 ピーターの死去により息子のウィリアム・ブラウンが蒸留所を相続

1872年 ウイリアムが従来の蒸留所を取り壊し、再建

1874年 再建した新しい蒸留所が操業開始

1897年 リンクウッド-グレンリベット ディスティラリー カンパニーが運営権を掌握

1902年 エルギンのウイスキートレーダーであった Innes Cameron が運営の中枢入りし、のちに同社の大株主となる

1932年 Innes Cameronが死去し、スコティッシュモルト ディスティラリー カンパニーが経営権掌握

1962年 蒸留所の大規模改装

1971年 補助的な蒸留施設が従来からあった建物(旧蒸留所 Linkwood A)の側に付帯される。新しい蒸留所(Linkwood B)には4つのスティルが新設された。

1982年 Distillers Company Limited (DCL)の傘下となり、Linkwood12年を含むThe Ascot Malt Celler シリーズを販売開始

1985年 Linkwood A 閉鎖

1990年 Linkwood Aが1年ごとに数カ月間操業することになる

2002年 1975年蒸留 26年熟成(レアモルトシリーズ)を発売

2005年 1974年蒸留 30年熟成(レアモルトシリーズ)を発売

2008年 3つの異なるウッドフィニッシュをリリース 熟成年数はすべて26年