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アードベッグ Ardbeg 1974/1997 (40%, G&M Connoisseurs Choice) 1997

タケモトカツヒコ
タケモトカツヒコ

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タケモトカツヒコ (プロフィール


【スコア】BAR飲みのため非公開


【ファースト】:やや薄い琥珀 白煙感 ブドウの香りしっかり オレンジ アーモンド程良くオイリー やや魚介類のフレーバー

【ミドル】:ボディは瞬間的に広がるが、さすがに厚みという感じではない 焦げた麦感 やや魚醤のヒント クリーミーに変化

【フィニッシュ】:鼻抜け優先 渋みは燻製感 魚のヒント ミルクチョコレート ミントの葉 塩塩 長く続くというよりは抑揚のあるフィニッシュ


(2010年8月3日)

G&Mコニッサーズチョイス、マップラベルのアードベッグ。

さすがに40度まで加水されているので、ボディの厚みを感じるというほどではありませんが、瞬間的に広がる、プロヴナンスを彷彿とさせる乳酸感というのか、やや白濁したイメージを持ちました。

また中間からフィニッシュにかけては塩っぽさとともに魚醤のニュアンスも。。。これはカスクストレングスでは味わえなかった部分です。

1974年はボトラーからも多数リリースがありますが、こうした加水タイプに出会うと複雑なフレーバーが解かれていくように感じます。

同じコニッサーズチョイスで印象に残っているのは1979ですが、(自前のフロアモルティングを77年に終了してはいるものの、製麦の工程が幸いしてか)パイナップルのような南国感を帯びてきます。

70年代のアードベッグは半ばから後半にかけては、貴重なボトルが多いながらも個性的なボトリングがまた豊富で興味が尽きません。