注目キーワード
  1. Bowmore
  2. 1966
  3. Samaroli
  4. Sestante
  5. Intertrade

【ウィスキー日記】ネザーミル (フェッターケアン?) 21年 40% 1999年ボトリング

Whisky linkのトップページ。
コアなボトルが続いたので、オフィシャルでバランスを取ろうと思ったら、
オフィシャルを続けすぎたかなと感じるくりりんです。

今度から
・現行(直近販売のボトル、オフィシャルラインナップ、今でも買えるボトル)
・ちょいオールド(1990~2000年代流通)
・オールド(1980年代以前流通)
・たまに特集記事
に分けてローテでいこうかなと。

あとざっとを見ると、バーカウンターの写真、際立ってますね。
この時は使ったカメラも良いカメラ(特にレンズ)なんですが、ラベルのアップより立ち姿が美しいです。
借り物のカメラなので常時これで撮影できるわけじゃないですが、こういう写真でもUPしていきたいと思います。

 

さて、そんなわけで今日はちょいオールドの日です。自宅飲みだと一番タマが厚いのがココ。
特に最近意欲的に発掘しているのが、先日のグレンイラ5年のような、
セカンドラベルに当たるシリーズです。

IMG_8956 IMG_8958

ネザーミル21年
(フェッターケアン?)
NETHERMILL
PURE MALT SCOTCH WHISKY
1999年9月23日ボトリング
700ml 40%

香り立ちは強くないが、ツンとしたアルコール感からチーズを思わせる熟成した乳酸系の酸味、
微かに醤油、徐々にワクシーで麦感を感じるアロマ。
柔らかい甘さのある口当たりで序盤から麦感豊富、バター、カシューナッツ、紅茶、中間から徐々にスパイシー。
フィニッシュは穏やかで飲むほどに蓄積するスモーキーさがあり、心地よいビターなフィニッシュ。


ネザーミル(ネザーミリ)蒸留所については諸説あるようですが、
現在のフェッターケアン蒸留所の旧名称がネザーミル。
この蒸留所が火災で焼失し、場所を移して新たに建設されたのがフェッターケアンという説。
または、ネザーミルの火災焼失は1887年であって、蒸留所消失後、
経営陣が近場にあったフェッターケアンを買収したという説もあります。

まぁ今となってはどーでもいいことなんで、そういうルーツがあるという程度の話なんですが、重要なことは、ネザーミルのラインナップが当時のネザーミル蒸留所の原酒と言うことではなく、
ネザーミルの名を復活させるため、フェッターケアンから原酒供給を受けてリリース※していたというもの。

つまりネザーミルの中身はフェッターケアンということで、単純な引き算から、今回のボトルは1978年以前に蒸留された原酒がつかわれていることになります。
一方で、もうひとつのボトル背面ラベルの写真、第2パラグラフにはスペイサイド地区産と書かれ、第一パラグラフ記載の地名キンカデンシャー(キンカーディンシャー Kincardineshire)記述と矛盾する内容になっていますが、これは誤植と捕らえるのが自然かなと。
90年代はスコッチモルトに対する情報が、今ほど調べやすくは無かった時代ですし。

※後日、限定販売の21年はスペイサイドモルトを使ったのではないかという説が浮上。現在調査中です。。。

 

薀蓄が長くなってしまいましたが、口開けは少々ケミカルな香りがあったものの時間経過で落ち着いてグットバランスに。
オフィシャルの同年代蒸留ボトルと比較しても十分な旨みが感じられ、
1口目より2口目が旨い、スムーズに杯が進むこのバランスは、素直に良い仕上がりだと思います。

物量が少ないため入手は難しいかも知れませんが、その分オークション等ではドマイナー。
このボトルも1年前に落札した際は3500円くらいだったと思います。
これがセカンドラベル的位置づけにあるボトルの良いところですねw

今後もいくつかこういうボトルを紹介していこうと思います。
では、今夜はこの辺で。

 

※シングルモルトとして販売されていたラインナップは12年、18年、30年。
21年についてはSpecial limited editionの記載のとおり限定リリースだったのか、
ラインナップとして書籍等に情報が残っていない。
また、究極のシングルモルトと銘打ってリリースされた30年は年間リリース数60本という
少なさからか、世界の銘酒辞典以外でボトル写真を見つけることが出来ず。