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Whisky link 自転車部 サイクルモード2011だより

さる11月6日、Whisky link 自転車部の面々でサイクルモードに行ってきました。
天気がよければ当日は自転車で集合・・・なんて話もありましたが、天気はあいにくの雨。
全員おとなしく電車で集合しましたが、今思えば、それが我々にとってベストな選択でした。

サイクルモード2011
http://www.cyclemode.net/

 

会場では、入場からいきなりカンパニョーロのカーボンホイールがお出迎え。
重量と回転の軽さに、先日交換したばかりのSHIMANO ULTEGRA Wh-6700の存在が早くもかすれ、
カンパニョーロ社製ホイール独特の爆音ラチェット音で消えていきました。

あぁそうか、自転車ってそういう世界なんだった。

 

見てはいけないなと思っていながら見てしまったその世界は、もう魅力でいっぱい。
会場全体に展示された、各メーカーのフラグシップモデルの自転車やパーツたち、
その洗練された機能、美しさはもうほぼ麻薬の域です。

そして、色々ほしくなるわけですね。
いやほんと、メーカーの術中に陥りやすい人間ですわ、私は。

さて、そんな展示会の一角に、カーナビ等を製作しているGARMINのブースがあり、
そのブースにはGARMIN社製サイクルコンピューターの機能を応用した、ある体験コーナーが設けられていました。

 


ダニエル・マーティン(ダン)「サイクルモード2011で僕と勝負!」

ご参考:ジャパンカップ2010
http://www.japancup.gr.jp/2011/node/608

 

このコーナーは、昨年開催されたジャパンカップ2010のコースの1部分(約2.15km)で
大会優勝者のダニエルマーティンと勝負できるというもの。
手元のロガーにはダンのペースが記録されており、車体がセットされたローラー台には、
コースの1部分を再現するよう上り坂等の負荷設定がされています。

その再現されたコースはジャパンカップ2010の舞台となった宇都宮森林公園の1区間、
ペースはダンが先頭集団から飛び出して独走したレース後半37kmのどこか・・・
ただ、ダンのペースはレースの総走行距離151kmのうちの2.15kmなので、今回は2割り増しのスピードで再現されています。

ツールなんかに出るトップクラスのライダーは、巡航速度60km/h、
平均速度40km/h Overとか余裕で出すんで、2割増しなんかしなくても次元が違うんですが・・・。

しかし、こんな面白そうなモノ見せられて、トライしないわけないでしょう!!

 

まずくりりんと射命丸さんがトライ。
やはり予想通り面白い!!ということになり、
その後別行動していた、タケモトさん、ゴブリンさん、ガースーさんが挑戦し、
さながら第一回Whisky link杯が、バーチャルではありますがジャパンカップ2010を舞台に開催されました。

参加者全員、これでもかってほど全力疾走です。
普段はグラス片手にあーだこーだとコメント述べてる、意味は違いますが、クチだけな人たちが、この全力っぷり。

やるからには勝ちたい。
しかし2kmは思ったより長いのです。
たかが2kmと思うなかれ、それを見えない大会覇者を追い、追われ、
信号機等で減速することも無くひたすら全力で漕ぐ2kmは、終わった後脚が棒になるほどキツイのです。

結果は全員見事にダンに勝利。
新生Whisky link 自転車部、上々の滑り出しです。
あと重要なのは、どれだけ差をつけて勝ったかですが、

 

第一回 Whisky link杯 結果
くりりん 749m
ガースー 630m
ゴブリン 563m
射命丸  496m
タケモト 180m

序盤、慣れないロードレーサーのシフト操作に手間取り、リードを許しましたが、すぐに逆転し、
中盤から後半の登り区間では、箱根&ヤビツトライの成果を発揮できたのかさらにリードを広げることができました。

やはり登りを制する者はレースを制する、
ヒルクラムトレーニングは今後も続けていきたいです。

 


そんな試みもあり、大いに盛り上がったサイクルベース2011。
ただ、会場ではタケモトさんが自転車イベントにしては明らかに不釣合いな重さのあるリュック、
くりりんも明らかに自転車には不要と思える、バイオディーゼル的な液体の入った手提げを持ち歩いていました。

そう、我々はWhisky linkなんです。
主役はあくまでWhisky・・・

 

今回集まるにあたってのタケモトさんからのメッセージには、ボトルを持ってくるようなことを匂わせる1文がありました。
となれば、タケモトさんが持ってくるのは、最近100点をたたき出したあの1本だろう。
ならばと、心もとないながらも、私も手元にあった2本(インペリアル1991とクイーンアン1970年代)を持参。
これを読みきれなかったゴブリンさんが「見誤ったぁああ!」とボトルを持ってきていないことを後悔。
ホント、私たちは純粋にウィスキーが好きなんですよね。

そのまま海浜幕張の飲み屋に持ち込み、店長許可の下、居酒屋でMalt Nightが開催されました。
(コースと飲み放題さえ頼んでしまえば、持込は案外許可してくれます。)

 

タケモトさん絶賛のGMグレングラント1952-2011 59年を筆頭に、
評価が高く即売り切れたインプレッシブカスク・インペリアル1991、
ロングモーンやベンリアックが入ってるというオールドブレンデット、クイーン・アンの1970年代流通品。

それらを居酒屋のワイングラスに手酌でやる(笑)
テイスティング環境としてはお世辞にも良いものではないのですが、
Whisky linkの意義は、感想を共有すること。その意義としてこの環境はナシとは言い切れません。

 

GMグレングラントは、59年という超長期熟成でシングルカスクながら、枯れず、輝く至高の一本。
透明感のある香りは約60年の時を経てなおくすまず、まるで澄み渡った湖、4次元的な奥行きを感じさせる。
香木感、カラメル、フルーツはシロップ感のある黄桃、ベリーから時間と共に葡萄のような酸味や香気をまとう。
スムーズな口当たりから、嫌味でないウッディーさと、それをアクセントとするフルーティーなフレーバー。
なにより過熟感の無さにはただただ驚かされる。ぎりぎりのラインが織り成す、濃縮されたエキスとフレーバーの存在感。
加水でウッディーさが和らぎ、よりナッツやフルーツ、よりたくさんのフレーバーが感じられる。

メモもろくに取ってなかったので適当なテイスティングになってしまいましたが、素晴らしい一本でした。
完璧かと言われれば、やはりいくつか気になる箇所はありますが、
しかしそれを補って余りある存在感、その他の要素がこのボトルにはあります。
100点も頷ける味わいでした。

私が持ち込んだ2本も、比較的好評だったようで、ほっと一息です。
特にクイーンアンは口開けだったので、オールドボトルだけに心配でした。
インペリアルが旨いとちょっと悔しい気持ちになるのは何ででしょうね(笑)

 

飲み屋を出た後は、時間もまだ早かったので海浜幕張から電車を乗り継いで、市川のバグースへ。
ここでは今後のWhisky link 自転車部の活動について、
酔いも手伝って監督のタケモトさんから様々な指示が出ました。

 

抜粋するとこんな感じ。

・来年は大会に出る!
・チームジャージ?当然!
・大会報酬はセスタンテ
・結果が出せないときはベンリアック没収
・ハイエースを準備する勢い
・くりりんはフロント1速使用禁止、っていうかバイク買い替え

もうすごいことになっていますww

 

あ、飲み屋的な勢いですが、Whiky linkですので、ちゃんとWhiskyも飲んでます。

アードベックはスペイサイドを思わせるような爽やかで繊細、少しのオゾン系の香りから、ガッツリの乗ってくる厚いピート、レザーが非常に好印象。
グレンファークラスはもう文句なしのシェリー系の一本でした。

このほかには、ローガのロングモーンや、レアなケルティックのグレンロセスを満喫。

終電までアツーく語り明かしました。

 

これから秋が深まり、冬になりますが、
Whisky link自転車部の活動はまだまだアツいですね!

それにしても、11月6日は濃くて楽しくて素晴らしい1日でした。
参加された皆様、ありがとうございました!

次は12月にどこかで合同練習しましょう!!