注目キーワード
  1. Bowmore
  2. 1966
  3. Samaroli
  4. Sestante
  5. Intertrade

【ウィスキー日記】グレンマレイ12年 55% 1980年代流通 +(ウィスキーチョコ)

バレンタイン大荒れ。
しかし平日なんで仕事です。
会社勤めしていると、だいたい机の上に義理チョコが溜まるんですが、
今年は早々に義理チョコによる費用負担を避けるための「バレンタイン中止宣言」が
部内に周知されましたので、おやつを貰えなかったくりりんです。
でも、「ホワイトデー中止宣言」は出されないと思うので、
きっと部内の女性陣に感謝の”おもてなし”をするんだと思います。
(どの会社も、女性スタッフを敵に回したら仕事になりませんからね。)

さて、今夜はちょっとのろけます。
のろけの一本はこちら。

IMG_8834 IMG_8836

グレンマレイ 12年
従価特級 表記
1980年代後期流通
750ml 55%

やわらかい甘さのある香り、麦の穂を思わせる苦味とほのかな青さ、プレーンな香り立ち。
口当たりは若いハイプルーフらしく勢いがある。やはりこちらもプレーンな印象、
中間から後半は麦芽系、加水すると蜂蜜のような柔らかい甘さ、フィニッシュはスパイシー。
ジンジンとした穀物系のオーソドックスな旨みが心地よい。


ビンテージ的には1975年前後、おそらくは1970年前半蒸留中心の構成と思われるマレイ。
当時ほとんどのボトルが43%の中、55%の珍しいハイプルーフ仕様です。
ラベルの絵柄が良いですよね、淡い感じでこんな壁掛けの絵画がほしいなって思います。
モノとしては今から2年ほど前に抜栓しましたが、開封直後は金属臭バリバリ、
捨てるに捨てれず肥やしにしてましたが、時間経過でようやく飲める程度まで回復してくれました。

1970年代前半といえば、1973年蒸留がDTからのリリースで、
ピーチピーチピーチ、ネクターオブピーチとして有名になったビンテージ。
同時期蒸留の短熟オフィシャル、度数もハイプルーフですし、共通項探しにはもってこいです。
とりあえずピーチは無いですが、麦芽系の素直な酒質に、長熟で樽感が馴染みやすいのかなと感じます。

 


で、なんでまたのろけなのかというと、
帰宅したところ妻からチョコレートのプレゼント。バレンタインですね、ハイ。
普段お菓子を作らない妻が珍しく手作りで用意してくれました。
(まぁ準備をしていたのは、買った材料が机の上に置いてあったので知ってたんですがw)

そして多分手作りしたということは、アレが入ってるんだろうなぁと思って台所を見ると、
出した記憶の無いボトルがいくつかと、開いたグラス。
く「ウィスキー入れた?」
妻「うん、そう」
く「何入れたの」
妻「当ててみて」
く「ちょwwwおまwwww」

・・・初めてウィスキーチョコレートでブラインドを出題されました。

IMG_8829

香りはチョコの甘い香りに混じって、ほのかにオーク系の甘い香り。
口に含むと時間差で入れた小粒のチョコが食感と味のアクセント。
じゅわっとハイプルーフらしいアルコール感が、ほどよい甘さに混じって広がっていく

うん旨い、でも分かるかぁっw

「チョコを固める時に混ぜていったから、アルコールほとんど飛んでないと思う。
なんだかんだで結構使っちゃったんだよね~w あ、冷蔵庫にもいっぱい入ってるからね!」

として出てくるグレンマレイ12年 1980’s 55%
山崎やら白州入りチョコなんか目じゃない、本気組ドリンカーのためのチョコ。
ちょっと前にブレンデー入りチョコで1964年蒸留ブランデー11%使用なんてのがありましたが、
そんなモン比較になりませんね、こちとら1970年代蒸留グレンマレイ12年100%だ(笑)

本当に旨いチョコレートです。
妻に感謝しながら、夜の晩酌時、ひとつずつ食べさせてもらいます。

ただまぁ、会社では食べれませんがw