注目キーワード
  1. Bowmore
  2. 1966
  3. Samaroli
  4. Sestante
  5. Intertrade

アードベッグ Ardbeg 28yo 1967 (53%, Scotch Malt Sales, for Japan, 50cl)


タケモトカツヒコ
タケモトカツヒコ
[opentasting]

タケモトカツヒコ (プロフィール


【短評】ミルキーと魚の燻製の融合! パワフル ダシ 燻製感 古きよきアードベッグの至宝


【スコア】BAR飲みのため非公開


【ファースト】:やや薄めの琥珀 卒倒 リンゴ 日本の梨 不二家のミルキー 練乳 ごま油 燻製>煙>ヨード 海藻 魚の醤油~燻製 生牡蠣 アルコール感しっかりだが角が立っていない

【ミドル】:ボディは広がる印象 やはり魚の燻製(+++) 焦げた麦感は水分豊富 オイリー(++) 糖分豊富なレモンジュース グレープフルーツジュース 海鮮料理のヒント 塩塩

【フィニッシュ】:鼻抜け、返り怒涛(+++) 香木の高級感(+) 燻製(+++) カツオブシ アーモンド(++) ピーナッツの皮 練乳 焙煎コーヒーとミルク 花はユリ系 葡萄の皮 リンゴ バニラコーティング


このところ良質なウイスキーに出会う機会に恵まれて、ありがたいかぎりなのですが、この1本にも鉄槌を浴びせられて、どう表現していいものか記事にするのに頭を悩ませました。

何のことやら伝えきれないのが申し訳ないのですが、一言でいうなら「ミルキーと魚の燻製」

いわゆるフェノール、タールという表現よりも、より明確なフレーバーの形を持っていて、それらが燻製感でおおわれているというべきなのでしょう。活き活きとしています。

アードベッグがコリブレッカンをリリースするときに、海への畏敬の念を表明していましたが、オフィシャルボトルでは掴みにくい「海産物」がここには注入されているように思います。この方向性ではある意味「達観した」内容だと言わざるを得ません。

いわゆる海外評価では95点(!)の評価。

私的にはまたもや文句なしに殿堂入りです。

極めて個性的で、アイラモルトらしい燻製感を持ち合わせている1本。二度と忘れることが出来ないでしょう。