アードベッグ Ardbeg 1976/2002 (54.5%, OB, Sherry, C#2395, 468 Bts., D11/’76 B03/’02, Japan) 2002

タケモトカツヒコ

タケモトカツヒコ (プロフィール


【スコア】BAR飲みのため非公開


【ファースト】:イチゴ 燻製 ヨード  典型的なアードベッグフェノール サラミ ソーセージ クレオソート コールタール アルコール感しっかり

【ミドル】:ボディは舌上で滞留する  全体的に甘みは少ない  焦げた麦塊  果実感は多くはない   ビターチョコレート 炭 ピーナッツ オイリーさがシェリーに包まれている

【フィニッシュ】:高貴な切れ上がり  ドライ  焦げた麦   リンゴ  余韻でミント メントール  若干水分を吸う 時間と共に龍角散のどあめ 軽い酸味


時の流れを思い出させるアードベッグ。

本ボトルは、2000年コミッティーリザーブとしてリリースされたC#2394の隣樽で、1999年詰めのマネージャーズチョイスがC#2391でした。

Ardbeg 1976/2000 (53.2%, OB, Committee Reserve, cask #2394, sherry, 446 bottles)

Ardbeg 1976/1999 (56%, OB, Manager’s Choice, sherry cask, warehouse #10, C#2391, 497 bottes)

そんな超絶カスクが、2002年になって日本に向けて独占的に発売されたというのは、もう現在ではなかなか考えられない最高の待遇だったと思います。それだけ日本市場を重要視してくれていた証拠でしょう。

内容も素晴らしく、アードベッグ持ち前の荒々しさが、高貴なシェリーでオブラートされ、渋味エグ味といったものは皆無。

全体的に甘さひかえめで、若干ドライな印象のフィニッシュです。