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ロングロウ Longrow 1987/1999 (55%, Samaroli, ‘To celebrate 2000’) C#141


タケモトカツヒコ
タケモトカツヒコ
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タケモトカツヒコ (プロフィール



【短評】ボディも分厚く フィニッシュは複雑にマリッジしたフレーバーが炸裂

【スコア】BAR飲みのため非公開


【ファースト】:やや薄い琥珀 白ワイン かすかな乳酸 グレープフルーツ(+) パッションフルーツ(+) *酸味の粒が大きい さくらんぼ~イチゴ(+) 鋭いアルコール感 透明感のある甘み シロップ

【ミドル】:ボディしっかり 鋭い輪郭 マスカット(+) 木の枝~干した藁 程よく焦げた麦感 煙>燻製感 *甘さとピート感の融合が素晴らしい 海藻 生ハム

【フィニッシュ】:鼻抜け、返り共に素晴らしい(++) キャラメル 濃い紅茶(+) バニラ~生クリームの甘さ 胡椒 生姜 苦味は野菜系 タバスコ 余韻が長い 塩塩 アーモンド *ヨード感はあるもののあまり前面には出てこない


これは素晴らしいロングロウ。

同サマローリの黒ボトルと比較するとより果実的です。アルコール感は12年の熟成年数らしい鋭い印象ですが、酸味と甘さが程よく融合した魅力的な香り。

黒ボトルのハイプルーフもそうでしたが、ヨード感は前に出過ぎず煙感優先。燻した感じはしっかりあります。

ボディも分厚く、フィニッシュは複雑にマリッジしたフレーバーが炸裂。スパイシーでブリニーでクリーミーと言葉にすると何のことやらですがサマローリ氏のイントロダクション通り、圧倒される見事な余韻でした。

自分がこれまで出会ったロングロウの中でも、最高レベルのボトル。