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【ウィスキー日記】ラ​フロイグ20年 ダブルカスク 46.6% 

昨日は健康診断、昨年は結婚に度重なる海外・国内遠距離出張などで、
なかなか体を動かせず、食生活も大きく変化。
体重が●kg増えてしまったくりりんです。服のサイズもギリギリで、これ以上は危険です(汗)

まぁ不健康診断の結果はともかく、一昨日は酒が飲めず、昨日はまとめモノに注力してしまったので、
今夜はしっかりテイスティングしたいと思います。

IMG_8726

ラフロイグ 20年 ダブルカスク
LAPHROAIG Double Cask
750ml 46.6%

甘いバニラとヨードの香り、灰っぽさ、くるみの微かにビターでオイリーなナッツ香、グレープフルーツも。
口当たりは柔らかく滑らかな甘さがある。時間でオーク樽由来のフルーツ感、バニラ、
フィニッシュはグレープフルーツと合わせて焚き火をしたようなスモーキーさが湧き上がる。


一昨年くらいからパリ・シャルルドゴールの免税店で限定販売されていたラフ。
ホグスヘッドで18年間熟成し、その後ラフロイグお得意のクオーターカスクで2年間熟成した、
2樽バッティングのカスクストレングスですが、樽由来と思しきフレーバーもさることながら、
度数が落ちており良い具合に緩くなっています。
1杯では物足りないかもしれないが、無理なく杯数を重ねていける、いわゆる家飲み系ボトルとして評価したい出来です。

いい意味では柔らかく、滑らか、上質なラフに感じられる甘いヨード香に加え、柔らかい口当たりで余韻にふわっと樽由来のフルーツ感がある、
アイラピートはあまり好きじゃないけれどトロピカルなアイラは好き、というような人には受け入れられやすいかなという印象。
仲間内でもその手の人に高評価で、ウチの妻も「3本買ってこい」宣言していました。

海外評価もそこそこに高かったようですが、いかんせん入手場所が限られていたことと、
値段も値段だったためか、自分が買ったのは昨年7月。1年以上売れ残っていました。(昨年10月に現地で絶滅を確認。)

その値段は現地価格で1本225ユーロ。
ユーロは100円の時代もありましたが、まぁ平均的なところで130円くらいとして、約3万円くらい。
近い熟成年数として、現行オフィシャルラインナップで18年(48%)が8000円そこそこ、
であるところを見ると、躊躇してしまいますよね。

まぁ味の傾向はラフはラフなんですがフィニッシュまでの構成、バランスは違いますので、
似てるけれど別物である、ということはお伝えしておきます。


ちなみに国内では某所で在庫があるようですが、値段がぶっ飛んでます。
価格の高い安いはあくまで主観なので、それをもって声高にディスるつもりはありませんが、
あえて言わせて頂ければ、シャルルドゴールまでの航空チケット代のせてるだろとw
(免税店のおねーさんにそのことを話たら、「クレイジー」と言って笑いながら引いていましたw)

一方で、先日発表されたビーム社の買収により、ラフロイグが販売権だけでなく、
その所有権としてサントリー傘下に入る可能性が濃厚です。
このような限定リリースが、今度はパリの空港では無く、日本の空港や、
純粋に日本限定のリリースとして見られるのでしょうか。

例えば今年のウィスキーマガジンライブに合わせてとか・・・

うーん、期待したいなぁ!