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第3回SBT bottleB@りゅうたに@射命丸 正解発表

皆さん、第三回SBTお疲れ様でした!
というわけで、最後のボトルの解答です。遅くなってすんません。

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●出題ボトル解答

BRUICHLADDICH
 “HART BROTHERS” 1966-2001 35Y 44.5%
実売価格:250ユーロ前後(WhiskyAuctionでの落札価格)

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●このボトルを出した理由
僕は1960~1970年蒸留のブルイックラディが大好きです。この年代のブルイックラディには、味香り共に共通する特徴があると感じています。ですが「この特徴をどう表現すればいいのか分からなかった」ので「ブラインドで出した上でみんなのコメントを読んでみたい」と思ったのがメインの動機です。
他には「すごく美味しいと思っているから」、「典型的なオールド系ラディの味で、予想を絞り込みやすいだろうと思ったから」、「もしこの年代のラディを飲んだことがない人がいたら、是非飲んでもらいたかったから」というのもあります。

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●出題者の評価
「香りや味わいなどテイスティングノート」
香り:アルコール適度、シャープなフルーティーさ、リンゴ系、草、蜂蜜、軽めのスモーク、樽感適度、僅かに香水、典型的なオールドラディの香り。
味:アルコール強めに感じる、ドライ、少し酸味、リンゴ系フルーティーか、少しビター、ウッディ、明らかに長熟、複雑ではないが特徴的、パフュームまで行かないがごく僅かな香水、フィニッシュは長くドライで、少しスモーク、典型的なオールドラディの味。
「点数( whiskylink方式)」
92
「妥当だと思うボトルの価格」
20000円

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●みなさんのコメントへの感想
・テイスティングノート
まず香りについては、やはりフルーティーさ(柑橘系と甘い系双方)とウッディネスを感じてくれている人が多いようです。この二点はオールドラディの中でも際立つ特徴でしょうか。僕はこの二点に加えて「軽いスモーク」と「ごく僅かなトロピカル感/香水感」がオールドラディの香りの特徴なのかと思っています。
味についても、やはりフルーツ感とウッディさを感じている方が多いようです。ですがタケモトさんとkssiさんは「軽いトロピカル感」と「若干のパヒューム」を捉えてくれていました。自分の感覚とマッチしており、救われた思いですw
・蒸留所予想
テイスティングコメントではある程度共通した要素があげられていたのですが、蒸留所予想はかなりバラけました。アイラ、スペイサイド、ローランド、北ハイランド、その他島系と「完全にバラけた」と言ってしまっていいほどです。非常に興味深い結果だと思います。(しかしいくらなんでもグレーンは無いのでくりりんさんは正座してくださいw)
なぜこのような結果になったのか…。一つの考え方としては「蒸留所予想がバラける≒色々な蒸留所に共通する味である≒そんなに特徴的な味ではない」ということができると思います。この考え方だと、オールドラディが特徴的な味だと思っている僕にとっては非常に都合の悪い結果になってしまいますがw もしかするとオールドラディの特徴は「オールドラディを愛して、定期的に飲んでいる人だけが捉えることの出来る微妙な何か」なのかもしれません。(そこの人、ラベル酔いとか思い込みとか言わないように!)

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●その他
主催者のまつきさん、楽しいイベントを提供して頂きありがとうございます。また、ブラインドテイスティングに参加されているみなさん、お疲れ様でした。
僕は次回開催時に出すボトルのリストアップもほぼ終わっています。またみなさんに楽しんでいただけるボトルを出しますので、お楽しみに!