アードベッグ Ardbeg 15 yo 1973/1988 (53.4%, Sestante, clear glass, yellow/green label)

タケモトカツヒコ


タケモトカツヒコ (プロフィール


【スコア】 BAR飲みのため非公開


【ファースト】:やや薄い琥珀   植物感前面に   ディスク厚い(透明な層が厚い) アルコール感鋭い  鋭いヨードと燻製感  時間と共にアルコール感が弱まると共に燻製感が増す

【ミドル】:瞬発的に広がるボディ  軽く奥からパイナップル   アルコール感強いが分離していない 時間と共にリンゴの酸味 お茶の渋味に「煙」がかかった印象 

【フィニッシュ】:鼻抜け素晴らしい  ヨード  燻製   タールは少ない   舌上漂う  ドライ  麦感強くはないが、ヨード・燻製感前面に  甘さ控えめ  時間と共に焦げた麦、燻製感が増す  タールっぽさが少なく、イガイガした感じも少ない  最終局面では生クリーム状の麦へ変化


アードベッグ 1973年蒸溜 15年熟成 セスタンテ。53.4度クリアグラス(透明瓶)ヴァージョン。

同年蒸溜で53.5%-15yo-グリーンボトルも存在します。

アードベッグ、短年熟成の魅力にあふれた一本で、非常に複雑。ボディは若さに溢れ爆発的。植物感から果実、麦、クリーミーに至る過程は芸術的と言っていいと思います。

一連のインタートレードの13年、セスタンテ14年、15年というヴァージョンが、同蒸留所のボトラーリリースにおいて個人的にも最高峰の存在だと思います。

続いてボウモア66ブーケ18年の残りを飲んで、アイラの短年熟成でしか得られない「喉奥にとどまる爆発的な刺激」に卒倒しました。