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ロングロウ Longrow 18yo 1974 (46%, OB)

タケモトカツヒコ
タケモトカツヒコ

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タケモトカツヒコ (プロフィール


【スコア】 BAR飲みのため非公開


【ファースト】:黄色い琥珀   青リンゴ(++)   リンゴの煮付け   甘さ控えめなべっこう飴   リンゴの皮  予想をいい意味で裏切る第一印象 粘性を感じる   梨の瑞々しさ(+)  酸味豊富  ショウガ  決して焦げや燻製が前に出ていない 手加温で甘味が増す

【ミドル】: 透明感があるリンゴや梨のフレーバーコーティング(++)  全く渋みがない  ボディの厚みは中程度

【フィニッシュ】: 返りにようやくピートが乗る(+)  燻製  焦げた麦  麦はひろがったり膨らんだりしない  芯がしっかりしている(++)   果実感と燻製感が舌上に漂ったあと、しみ込む瞬間が最高 


ロングロウ 1974 OBでは本18年に加え、21年、25年(青箱)がリリースされています。

今回何より印象的なのは、燻製・煙(ヨードは感じない)といった要素が、フィニッシュになってようやく、しかし顕著に感じられる点。ノージングの段階では、これを確信を持ってロングロウだと答えられる人は殆どいないのでは。。。「飲んで初めて分かるロングロウ」といった感じです。

全体的に青リンゴ、梨のフレーバーが立って、青っぽさを残していますが、「渋さ」は全く感じられず、ボディはスムーズに嚥下され、フィニッシュに先述のロングロウたる所以であるヘヴィーピーティフレーバーが、素晴らしい麦感と共に盛り上がって来ます。

素晴らしい。

【参考】ロングロウ Longrow 1973 (43.2%, OB, “FIRST DISTILLATION LAST CASK”)