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アベラワー Aberlour 1970/1991 (43%, OB, 75CL)

タケモトカツヒコ
タケモトカツヒコ

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タケモトカツヒコ (プロフィール


【スコア】BAR飲みのため非公開


【ファースト】:完全な琥珀 最初はアルコール感 次第に高貴に ローズ バニラ ココナッツ ブドウ ラズベリー 植物感はっきり 茎系  時間がたってくるとカスタードプリン(それも思いっきりプッチンプリンのようなライトなカスタード) 焦げた砂糖

【ミドル】:ボディは分厚い のどの奥が熱くなる バランス最高 若干ヨード(嫌味は全くない)

【フィニッシュ】:鼻抜け 返りも程よい 後半にかけて麦感充実 乾いた木材 パイ生地


このあとモンクリーフの1963でも感じることなのですが、アベラワーは香りやフレーバーに人間の認識では重い要素(今回はカスタードプリン、ココ ナッツ)を感じても、実際はきわめて端麗で、スムーズ、透明感のあるウイスキーに仕上げられている気がします。

シングルモルトウイスキーは、テイスティングの過程で複雑な「香りや味覚のヒント」を提示してはくれるが、もちろん実物が含まれているわけではなく、飲み手に想像をさせるだけのもの。。。

そうわかっていても、私たちは実物があたかもそこにあるように感じ、実生活上の条件反射で、この密度ある食べ物がが軽いわけがないとか、さ まざまな疑問を生じながら、それがまた万華鏡のように頭を駆け巡り、結果演劇を見ているかのように引き込まれてしまう。もちろん永遠に正解など出ないはず なのでしょう。