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バルブレア Balblair 34yo (56.8%, James MacArthur, “Fine Malt Selection”, cask strength)

タケモトカツヒコ
タケモトカツヒコ
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タケモトカツヒコ (プロフィール


【スコア】BAR飲みのため非公開


【ファースト】:濃い琥珀  杏  深みのある レザー  しっかりとした重さ  イチジク丸煮   糖分は単シロップ  軽い渋み とても上品な果実感

【ミドル】:ボデイの輪郭は明確ではない 厚みというよりはボトムがしっかりしている イチジク  巨峰  グレープジュース  甘味ははっきり有るが 果実感が前面に

【フィニッシュ】:返り優先かつパワフル スパイシーさもはっきりあるものの濃厚なシェリーが角を丸くしている 程良くウッディ 渋み  ブドウの皮  キャラメル 若干水分を奪う 余韻はむしろドライ


久々にズドンと来た”バルブレア”。 蒸溜年表記のない34年熟成で、ボトリングはジェイムズ・マッカーサー。

30年を超える長熟で、56.8%もの度数が残る本蒸溜所のボトリングは個人的に初めてです。

OB10年100Proofの印象がとても強く、ピーティーで麦感前面かなと思いきや、とても上品な果実感が満ち溢れた、濃厚シェリー。長期熟成ゆえのウッディさも、スパイシーさも、程良く杏やブドウのフレーバーが包み込んでいます。

フィニッシュは若干水分を奪うような感覚もあり、それまでの甘さがさっと引いていくようなイメージ。

ジェイムズ・マッカーサーは元々エジンバラで1982年に創業したボトラー。ジェイムズ・マッカーサー氏は旅行好きで、度々蒸溜所近くのホテルに宿泊しては、現地で特別な樽のウイスキーを楽しんでいたという元々は農業に従事されていた方のようです。