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スキャパ Scapa 25yo 1980/2005 (54%, OB, 820/2000bts)

タケモトカツヒコ
タケモトカツヒコ
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タケモトカツヒコ (プロフィール


【スコア】BAR飲みのため非公開


【ファースト】:キャラメル レーズン バニラ カスタード かすかなミルク 練乳 オレンジ 度数の割には落ち着きのある印象

【ミドル】:ボディは徐々に広がってくる 麦感 植物感は葉っぱ

【フィニッシュ】:返り優先 鼻抜け充実 バニラコーティング ピリピリ感はトウガラシ


高度数OB自体が珍しいスキャパですが、本ボトルは25年かつ2000本詰められていることから「高度数・長期熟成・ヴァッティング」を堪能できる極めて稀な1本と言えると思います。

この他には14年熟成相当ですが60度を超えるOBが2006年に発売されています。

おそらくこれらの瓶詰め以降(2000年中盤以降)は、週一回の操業が輪をかけて多くなった模様で今後大型ボトリングは尚一層リリース困難になるものと思われます。

フェッターケンにも通じる、キャラメル・バニラ・カスタード・練乳に、しっかりレーズン・オレンジの香り。飲んでからは時間と共に植物感が増し、パワフルなフィニッシュを堪能できます。

渋さの象徴のようなスキャパの存在ですが、デザートに成り得るフレーバーを備えつつ、ボディは切ない感じで、何とも言えずノスタルジックな気分になります。