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第5回SBT Sample No.C りゅうたに@射命丸出題 正解発表

みなさん、第五回SBT、お疲れ様でした!
また、T.Matsukiさん、いつも企画運営ありがとうございます。
では、大変遅くなってしまいましたが、サンプルCの正解発表です。

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OLD PULTENEY ISABELLA FORTUNA WK499 2nd RELEASE
46% ノンチル/ノンカラー 1000ml 約26€(空港免税店限定)

出題意図は「未来への期待」です。
まず、このボトルはとても若いウィスキー(詳細熟成年数は未公表)ですが、そもそもの酒質がよいことと、バッティングと加水によりある程度のバランスを保って飲めるレベルに仕上がっています。若さ故に生じる麦パン感、ニューポット感、青い植物系の印象も「まあ楽しめる」程度の主張に抑えられています。さらに非常に安いので、そもそもこの時点でもコストパフォーマンスは悪くないと思います。
しかし、僕はこのウィスキーからニューポット感が消え、熟成感と樽感が乗ったらかなり楽しめるウィスキーになると思っています。恐らくそれは15年~20年くらい後でしょうが、その時には恐らく加水やバッティングも必要ないので、1991シングルカスクや1991GMのような味が将来も楽しめるだろうと思っています。
プルトニーは20年後の超熟ウィスキーの筆頭です。皆さんで期待して盛り上げていきましょう!

さて、みなさんのコメントですが、総じて若さ、ニューポット感、柑橘系フルーツ、植物感を感じ取られたかたが多いようです。またその若さから、蒸留所は若いボトルを沢山出しているところ(秩父、アバフェルディ、バンクなど)を指定してきている方が多かったようです。点数や価格については、このレンジのウィスキーですとあまり参考にならないかもしれません。
そんな中で一人プルトニーを第二候補で指定したゴブリンさん、おめでとうございます!(度数とテイスティングコメントはみんなと方向性が違うように見受けられますが…w)
あとくりりんさんと銀牙さん、僕と同じ印象を持ってくれたようで安心しました。(あと10年20年熟成させたい、というところ)

以下、りゅうたにのテイスティングノートです。

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香りは明らかに若い、焼酎系の香り、植物質、爽やかなレモン、嫌味なニューポット感は抑えられている、アルコール刺激も控えめ。
味はやはり若い、麦、パン、シンプルな穀物の甘み、植物質、後から少し柑橘系フルーツ、樽感は少ない、香りと同様嫌味なニューポット感は控えめ。
総じてシンプルな若いウィスキーという印象だが、加水とバッティングのお陰である程度のバランスが保たれている。そもそもの酒質もかなりよいと思われるので、あと15年~20年熟成させたものをシングルカスクで飲んでみたい。
77点
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