注目キーワード
  1. Bowmore
  2. 1966
  3. Samaroli
  4. Sestante
  5. Intertrade

バルメナック-グレンリベット Balmenach-Glenlivet 14yo (57.5%, OB for Sestante, early 1970’s) c1972

【スコア】保留
【開栓後】一ヶ月以内
【残量】80%

【香り】
心地良いヒネ感の奥に核として存在する非常にクリアな水飴に感動。スワリングすると黒葡萄。オレンジピール。しばらく置くとバックグランドに焙煎したコーヒーや醪,フォンドボーのような洋風の出汁のニュアンスが感じられる。(同意を得られるかまったく自信がないですが)焼き蜜柑を感じるのは,ヒネ感と醪・オレンジピールの香りが合わさってのものでしょうか。

【味わい】
時の流れを感じさせないボディの強さに驚く。レーズン。オレガノ。薄い酸味と肉汁。香ばしい麦感がコーヒーを彷彿とさせるが,やはり透明感があるのが素晴らしい。香りが重層的な構成になっていて,厚みがある。余韻にじんわりと染みるタイプの辛味と,軽く金属感・砂利のようなミネラル感あり。鼻に抜ける香りには赤ワインとナッツ。

【総評】
素晴らしいシェリー感。しかし,このボトルはもっともっと秘めているものがあるのではないかと思う。輸送直後だったこともあり,コンディションを落としている,もしくはまだ開ききっていない,そんな印象を受けました。しばらく落ち着かせたものをもう一度味わってみたいですね。そうすれば凄まじい感動が待っているんじゃないか・・・そんな期待をしてしまうボトルです。ということでスコアは保留としました。しかし,繰り返しになりますが,このクリアな麦感はよいですね。

ところで,焼き蜜柑って全国区ですか?違いますか,そうですか・・・。