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マッカラン Macallan 18yo 1968/1986 (43%, OB, Giovinetti Import)


タケモトカツヒコ
タケモトカツヒコ
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タケモトカツヒコ (プロフィール


【短評】現行よりも甘みは少なく、パンを焦がしたような麦感(黒ビールの感覚も)


【スコア】94pts


【ファースト】:濃い琥珀 麦感充実 ナッツ ハム 肉の燻製 コーヒー チョコレート 芳醇 唸る おだやかな煙 葉っぱ(ミントのような)

【ミドル】:ライトなボディ パンを焦がした感じ 黒ビールの感じ 素朴  シェリー感はあくまで自然で嫌味がない

【フィニッシュ】:甘みは意外と少ない 鼻抜け 返りも穏やか 最近のものよりも麦が焦げたよう 口の中が暖かくなる やはり素朴 塩分 軽い煙


現行よりも甘みは少なく、パンを焦がしたような麦感(黒ビールの感覚も)。マッカランの18年は特に60年代後半蒸留のものについて「パーフェクト・マッカラン」との異名をとる。

1968年といえばマッカラン蒸留所がそれまでのフェイマス・グラウスへの原酒提供からシングルモルトに社運をかけることを決め、ス トックを製品化する10年以上にわたる資金調達のため、「ロンドン証券取引所」へ上場を果たした年である。その後1996年にケンプファミリーが所有する 全株式をハイランドディスティラリーズとサントリーが共同で買い取った。さらに1999年にはエドリントン・グループにより非上場化。

マッカランは特別に小さいスチルを用いるため、そのサイズを大きくすることではなく、器数を増やすことを選択。1965年に6器から12器、74年に18器、75年に21器に増やした。スチルはガスバーナーで加熱。そのためカラメルのような風味がつくという。