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【ウィスキー日記】アラン ミレニアムカスク 53.5% (現行品)


鼻風邪が治って、やっとウィスキーライフバリバリだぜ~、なんて思っていたら、
昨日の仕事中から急に咳が出始め、今日は運悪く寒い寒い茨城某所に外勤。
若干寒気がします。冬だからではないと思いますが、これは再発か?
巷でもだいぶ流行ってるみたいですね、皆様もお気をつけください。

さて、今夜は東京八重洲で「せっかく来たんだから開けていきます?」と、オススメいただいたこちら。
試飲ですが、オススメいただきましたしびしびしいきますよぉ~!

IMG_8743

アラン ミレニアムカスク
The Arran Malt
MILLENNIUM CASK
(1999&2000-2013)
700ml 53.5%

香りはオーク、オレンジピール、メレンゲクッキー、乾燥した木の香もほのかにある。
口当たりは一口目はスムーズだが、二口目から余韻のドライさと若干のえぐみが影響して刺激を感じる。
シトラス、麦感、徐々にカスタードの甘み。フィニッシュにかけて盛り上がるオーク由来のバニラとフルーツ香が心地よい。


2014年1月中旬国内販売開始の限定品。
まぁアランはオフィシャルでも限定品が多いので、特にプレミア感を感じることは少ないんですが、
その中でもこれは1999年12月31日と、2000年1月1日に蒸留され、樽詰めされたという45樽をバッティングしたという、
生産時がミレニアムな瞬間という”記念”を狙ってきたボトル。

バーボンバレル35樽にシェリーホグスヘッド10樽が樽の構成らしいですが、シェリーのほうはリフィルでしょうね。
ファーストフィルシェリー由来と思しきダークフルーツ系の味わいは感じられないものの、
余韻でふわっと盛り上がるのは、リフィルホグスで他の蒸留所でも味わったことがある構成です。

よく出来ているモルトですが、個人的には1口~2口目がうまいですね。
後はクラッカーや水などを挟んで口をいったん休ませたい。
1日の終わりにハーフショット、1口目の余韻と戻りをじっくり堪能したいところです。


アラン蒸留所は、長熟がまだ出せないだけでなく、
話題づくりもあるんでしょう、結構変化球というかフィニッシュモノなどが多かったため、
なんとなく話題先行、色眼鏡で見てしまう人も居るような気がします。

ただ、アランの特徴というか、ニュートラルな酒質が素直に活かされるバーボン樽系に関しては、
中々良い出来のものも多く、安心して頼むことが出来ますね。
シェリー樽との相性も良いと思うんですが。。。今のご時勢では難しいかなぁ。

なお、このボトルに関しては、お前らほんとに年末年始で操業してたのか?
あのクソ寒い中をさ。。。というツッコミはさておき、
「あぁ、2000年からもう13年も経ってしまったのか・・・」と、
高校時代の若かりしころを思ってしまうのは、歳をとった証拠なんでしょうか(笑)