グレンファークラス Glenfarclas NAS ‘Anniversary’ (43%, OB, 150th Anniversary edition, 75cl) c1986

タケモトカツヒコ

タケモトカツヒコ (プロフィール


【スコア】BAR飲みのため非公開


【ファースト】: ディスク分厚く3重  赤みを帯びた琥珀   アルコール刺激しっかり  巨峰系ブドウジュース   軽いレザー

【ミドル】: 程よい粘性   焦げた麦  ココア  カスタードの層 奥からかすかにオレンジ ボディのエッジはしっかりしている

【フィニッシュ】:鼻抜け優先  穏やかにチョコレート  キャラメル  余韻長い  苦味はコーヒー豆  カカオ 一貫してコーヒー豆  キャラメルマキアート


グレンファークラス150周年記念ボトル。1986年発売。

175周年記念ボトル(1950、60、70、80、90、2000年代の各年代より、それぞれ3種類のカスクを選び、計18種類をブレンド)も良かったですが、遡ること25年前の150周年記念ボトルは輪をかけて良く感じます。

1986年には蒸留所の免許を取得後150周年を迎えて、特約店の方々、社員、そして引退した人たちや友人を交えて踊りと歌の大パーティを開催しました。この時を記念して、事務所のマネージャー、フィリップ・ハッチソンと私で1960年代の樽の中から7樽を選び出し限定記念ボトルを発売しました。私は家族の歴史を150年以上にわたり振り返ることができます。

John L. S. Grant

1970年代前半、スコットランド全体で燃料不足と急激なインフレーションが発生し、ファークラスのみならず、大多数の蒸溜所で生産の効率化がはかられました。

60年代蒸溜のモルトがそれ以降と違うと言われる理由について、ファークラスの150周年、175周年との比較でも、また少し理解が深まった気がします。