グレンリベット Glenlivet 14yo 1973/1988 (59.4%, G&M for Intertrade, Sherry Wood, D11/’73 B07/’88, 269/570bts, 75cl)

タケモトカツヒコ

タケモトカツヒコ (プロフィール


【スコア】BAR飲みのため非公開


【ファースト】:濃い琥珀(+++)   杏(++)  イチジク(++)  オイリー  松ヤニ 高分子樹脂系 レザー感炸裂(動物的脂肪酸) アルコール感充実

【ミドル】:ボディはさほど粘性があったり、シルキーである感じではないものの、厚みがありフィニッシュへの連結がいい  オイリー 焦げた麦   ボディは輪郭が重なり合っている雰囲気  しかしながら中心に骨太のテクスチャ

【フィニッシュ】:返りやや優先  杏の皮  イチジクの丸煮  黒スグリ 蜂蜜レモン 甘草 肉の燻製 ラムレーズン アニゼット 時間と共にクリーミーに


G&M  for  Intertrade、グレンリベット1973/1988。

正月に2種の赤玉を飲むことが出来たので、続いて自宅で手持ちのG&M Cask 1974を開栓。最近濃厚シェリーに包まれたグレンリベットを堪能する機会に恵まれていました。その流れで行くと、本グレンリベットは「最高濃度」。

ドロナックやファークラスにも負けない重さがあります。

事実度数も高いのですが、非常にパワフルで厚みを感じさせるボディ。決して粘性があるというわけではないのですが、丸みがありつつ輪郭がシェープと言うべきか、アルコールの力強さが収束するとともに、スムーズにフィニッシュへ繋がって、嚥下後の返りに再び圧倒される。。。そんな印象です。

複雑というよりは、濃厚なシェリーの奥からひとつひとつフレーバーを拾い出すような感覚ですが、さすがはグレンリベット、その中心は骨太で軸がぶれず、一貫して安定感があります。