ハイランドパーク Highland Park 24yo 1967 (43%, OB) c1991  松下電器産業


タケモトカツヒコ

タケモトカツヒコ (プロフィール


【短評】ボディは粘性があり、巨大に膨らむというよりは長い時間をかけて口腔内に広がって、フィニッシュでようやくハウススタイルとも言える「ハニー」が湧きでてきたと思えば、余韻の中で柑橘系のジャム感がしっかりサポート。。。圧巻

【スコア】BAR飲みのため非公開


【ファースト】:やや薄い琥珀 穏やかなヘザー、レンゲ ラベンダー くすんだ印象はない 煙 燻製 アーモンドやナッツ


【ミドル】:ボディは粘性がある 焙煎されたコーヒー豆 穏やかに広がる 奥からミント キャラメル かすかにタンニン系の渋み


【フィニッシュ】:返りが優先 輪郭が丸くまろやか 焦げた麦感 燻製感 木材感 見事な蜂蜜の甘さ マーマレード


ハイランドパーク1967年蒸溜、24年熟成のOB。 輸入元は松下電器産業、国内正規。

北の巨人というだけあって、ビッグボディ、少々ひねたシェリー樽のフレーバーが前面に出た名ボトルが多数ありますが、今回は、雄大かつ穏やかなハイランドパークの見本といったような内容です。

まったくひねたようなところがなく、豊かな花の香りから次第に燻製されたシリアルを感じます。

ボディは粘性があり、巨大に膨らむというよりは長い時間をかけて口腔内に広がって、フィニッシュでようやくハウススタイルとも言える「ハニー」が湧きでてきたと思えば、余韻の中で柑橘系のジャム感がしっかりサポート。。。圧巻です。

このところ良質なハイランドパークと出会う機会がめっきり減ったと嘆いていたので、感動も一入。