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グレンロッシー Glenlossie 16yo 1972 (57.7%, Sestante, White Label with Green Letters, 75cl)

タケモトカツヒコ
タケモトカツヒコ

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タケモトカツヒコ (プロフィール


【スコア】 96pts


 【ファースト】 :濃く赤みを帯びた琥珀 上面発香勢い素晴らしい カステラ マドレーヌ メイプルシロップ 褐色イメージの蜂蜜 かすかに土っぽい アーシー 瓜 葉 キュウリ アルコール感充実 時間とともにバニラ カスタード 練乳 甘草 ミルク入りのコーヒー

【ミドル】:厚みのあるボディ 輪郭もいい 舌上に留まる 焦げた麦 麦感豊富 スポンジケーキ ツツジ 花壇 時間とともにクリーミー チョコレート 杏 レーズン 巨峰 これまたイチゴジャムをしっかり感じる ココナッツミルク

【フィニッシュ】:勢いのある返り 鼻抜けも素晴らしい 風味は杏 レーズン ブドウ イチゴジャム ややオレンジ マーマレード かなりスパイシーで辛い(唐辛子) 切れ上がる  生姜 ミント はちみつ コーヒー ミルク


グレンロッシー 16年 1972年蒸溜 57.7% セスタンテ。

グレンキンチーと共に名門ジョンヘイグ社の誇る、ヘイグ、ディンプルの原酒。

両者のヴァッテドであるグレン・リーヴン白ラベルは、海外旅行土産として日本には極少量持ち込まれ、珍重されたといいます。


私が、これまで数年にわたってテイスティングノートをUPしてきた中で、未だに書いていないのがグレン・キンチー。

ケイデン黒ダンピーは、東北でも飲める機会が有りましたが、経年変化もあり見事に緩くなっていて、いい状態のボトルに出会っていない蒸溜所。

しかし、植物要素と透明感が強いキンチーに対して、今回のメイン、グレンロッシーがヘイグ社のブレンデッドにおいて果たした役割は明確に記憶に残っています。

とにかく寸胴とも言える麦感豊富な重厚ボディ、そして余韻に残るクリーミーなフレーバー、グレーンのいわゆる「ごま油」フレーバーに押されない「蜂蜜のような甘さ」。

最近リリースされるボトルはシェリー由来のフレーバーが弱い、最近人気の果実味を伝えるものが多いですが、やっぱりロッシーの図太く、芯のあるフレーバーに濃厚なシェリーはよく合います。


先日ランシオの話を書きましたが、16年熟成といえども高貴なシェリー樽由来の杏、ブドウ、レーズン要素が、上面に勢い良く発香する様子は、まさしくランシオのそれかもしれません。

決して過熟ではなく、濃厚なシェリー系熟成香。

ウイスキーにおけるランシオ・イメージを見事に具現化していると思います。


**あんまりこういうことを書くのも何ですが、パルタガス等、軽くてもドローのいいシガーとのマリッジも最強です。杏+黒糖のフレーバー。