タケモトカツヒコ (プロフィール)
【短評】香りでパイナップル~紅茶~ミルクチョコレート、ピート感は程よくかつしっかり、味は甘さと南国果実感(パイナップル、パッションフルーツ、桃)が前面に。フィニッシュもとても心地よいです。インドアプールのような感じも全くありません。やっぱり69ボウモア直系
【スコア】88pts
1994年からサントリーが本格参加するわけですが、その前の年1993年はブラックボウモアのファーストリリースがあったり、それまでのボウモア蒸留所の歴史の総括を行った年であるわけです。指揮したのはもちろん、学校を出てからボウモア一筋に献身しマネージャーにまで上り詰めた、ジム・マキュワン氏。
おそらくそれまでとは材料となる麦に占めるフロアモルティング処理麦の比率、処理時間に違いがあるのではないかというのが、もっぱらの予想です。
今回の樽はシェアではなく買取で、独占販売だそうです。「ちょっとレアでしょ」とはボトラーの弁。
93ボウモアは決して日本だけの騒ぎ(ひいては私だけの騒ぎ)では無いのです。。。
値段といいこれは素晴らしいボトリング。フェッターケン1975もちょっと上級な味でしたし、今後も期待できそうですね。