タケモトカツヒコ (プロフィール)
【スコア】 BAR飲みのため非公開
【ファースト】:濃い琥珀 卒倒 爆発的な「煙」(+++) 煙の奥からブドウ 杏 木材感 リンドウ系の独特な植物感 松ヤニ 樹脂系のオイリーさ
【ミドル】:爆発的な煙と共に、瞬発力があるように感じられるボディ(++) 麦感は焦げている すでにドライな印象 シロップ系の甘さ ベタつきは全くない
【フィニッシュ】:鼻抜け優先 返りもしっかりしていて、度数以上のパワーがある(++) 煙が落ち着くと、焦げた麦 チョコレート 焙煎された珈琲豆 動物的脂肪酸 レザー 燻製深いサラミ 生ハム ソーセージ 複雑なフレーバー要素が余韻でようやく現れる
グレンモール(ヴォー) 1966/2010。
最近割と落ち着いたグレンモールを飲む機会が多かったので(シグナトリ・シークレットスティル等)、このボトルにはやられました。。。
バー・メトロ向けの67にも確かにあった、このシェリーの奥から炸裂する「煙」。本ボトルではフィニッシュに至るまで「塊」というべきか「火の玉が飛んで来る」かのように感じます。
爆発してます。
古くウイスキーを書物で広めた人たちの多くが、グレンモールの大ファンだったことが分かる気がします。
圧倒的な個性。危険スレスレのバランス。それを覆うシェリーの高貴なコーティング。ここを評価すれば、今年飲んだニューリリースの中では間違いなくトップクラス。