リンクウッド Linkwood 14yo (60.8%, Sestante, yellow/purple label, 75cl) c1985

タケモトカツヒコ


タケモトカツヒコ (プロフィール


【スコア】100pts


【ファースト】:濃い琥珀 高貴 香木(+++) しっかり据えた杏(+)  据えた巨峰(++)  和三盆 砂糖の和菓子 金平糖 ガトーショコラ(++) スミレ系シェリー(+) 粘性豊富(++) 奥からカスタードクリーム(+) シュークリーム パイ生地 軽くレザー 酸味よりも甘さが引き立つ、梨 リンゴの砂糖漬け 極めて芳醇

【ミドル】:ボディは粘性がある(+) 口腔内にゆっくりと広がる 舌にしみ込む香木+据えた杏・巨峰(+++) 香木+焦げた麦(++) 奥からイチゴ イチゴの皮 リンゴの砂糖漬け(+) 時間と共にホットケーキ カスタード

【フィニッシュ】:鼻抜け素晴らしい(+++) 返りもパワフル(++) スパイシー辛味豊富 辛味大根 鋭い唐辛子 ボディで感じた粘性が、返りと共に鋭く切れ上がる 湿った木材(+) 程よいオイリーさ アーモンド ピスタチオ 焦げた麦 余韻は粘性のあるスミレ系シェリー 香木(+++) 杏の皮


セスタンテのリンクウッド14年。60.8%。

実は明日、地元いわき市が大変な状況にある中にも関わらず、信頼する仲間がやってきてくれます。(くりりんさん、ryutani@shameimaruさん、ゴブリンさん)

メールを頂いたときは本当に嬉しかったです。頭が下がります。

Malt Night の第一回を開催したのが昨年の7月10日。それから1周年ということで、同じいわき市でごくごく小規模なイベントを開催する予定です。

また、丁度WHISKYLINKのボトルが明日届きます。

東京や大阪でイベントをやらせてもらって、初めて体感したことは、「ウイスキーは移動して間もなくは安定しない」ということ。少なくても数日休ませたほうが良いとわかりました。(個人的に保存環境にシビアだというのがあるのだと思います:特に温度面で)

今回は地元で、意欲も経験も豊富な方々に集まっていただけて、言わばモルト第二世代の我々で、ディープに情報共有しながら飲みたいと思います。本当に今から楽しみです。

ある限り、何杯でも納得するまで味を確かめながら、1本ずつのボトルへ向きあうという趣旨で選抜すると、やはりもう一度このボトルを飲んでもらいたい。。。

2月に開栓してゆっくりと時間をかけてテイスティングしてきましたが、「ウイスキーと香木」が、最も優雅にマリッジしているボトルだと思います。

なかなか、これまで香木感を前面にテイスティングコメントを共有したり、評価されることはなかったと思いますが、個人的に直近でいうと、セスタンテ・クラガンモア、アンティカーサ・ミルトンダフ(これもセスタンテですね)、ディアジオ・マネージャーズ・チョイスなどのヨーロピアン・オーク・シェリー系、このあたりを連続で通過して、もうすっかり「香木フェチ」になってしまっています。

言葉で表現するならば、すごくフルーティな甘さの中にある、和の要素。伽羅・白檀。

もっと和というのを誤解を恐れずに言えば、仏壇・桐の箪笥・線香・お香にも、共通項のある、自然と背筋が伸びるような香り。

全くそういう要素に、触れてこなかった人生なんですけどね~。これもアルコールと合わさって、いつの間にかすごく魅力を感じるようになっちゃいました。ウイスキーだけですが。。。

他にもボウモアダンピーとスプリングバンクをどれか、Moonのモートラックあたりも開ける予定。モンクリーフゲラヒ62やストラスアイラ50・バイセンテナリも再挑戦してもらいたいです。

浅草 創吉さんにも急ぎでグラスを送って頂いて、今日無事に届きました。最近気に入っているSKテイスティンググラス2+キャップです。ありがとうございました。比較的浅くて、特に繊細なオールドウイスキーを味わうには凄く向いています。

もしかしたら、Ustream生中継も。。。(???) もしそれがなくても、また本サイトにて詳細をご報告したいと思います。よろしくお願い申し上げます。


WHISKYLINKボトルでもお世話になっている信濃屋さんのキャパドニック1972は、C#6734でしたね。DTから6733(150本)、6735(180本)と両隣がリリースされています。今回の6734は129本。1本譲って頂けることになりましたが、結構な争奪戦だったようです。両隣樽は海外在庫まだあるみたいですので、逃した方はそちらも狙い目かもしれません。