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第4回SBT ボトルF評価

 第4回SBT ボトルF評価

第4回ストイックブラインドテイスティング
bottle F
出題者:ゴブリン

 

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テイスター:あだも

印象:感じた順にアルコール感、さつまいも、バニラ、少しフルーツ、飲むと、パンチがありアルコールしっかり、しっかり麦、すこしピート、スモークはなし、時間がたつと少しウッディさとミルクチョコがでてくる。

予想&コメント:印象的には若くて味がしっかりしているモルト、イメージは華やかより、どっしりでハイランド的なイメージ

点数: 83
予想蒸留所: プルトニー 、クライヌリッシュ 、レダイグ
蒸留年&年数:  10-15年
度数: 55-60
カスクタイプ:バーボン+
理想価格: 7000

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テイスター:ガースー

【香】
メロン、はちみつ、セメダイン、ヨーグルト、全体的にスッとした甘さを感じる
奥から土の様なピート感

【味】
粉っぽさもあるがパパイヤなどのフルーツも感じる、バニラ
余韻に軽いピート、クリームチーズの様なちょっと不思議な返り

【感想】
飲んですぐはアルコール感キツイと思ったが、段々良くなってきた
軽くピート効いたフルーツ系ウイスキー、だと思うんだが…

熟成年数:15年
度数:46%
希望価格:8,000円
点数:78点

1.ベンリアック
2.アードモア

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テイスター:くりりん

予想蒸溜所:①ベンリアック ②グレンバーギー ③バルヴェニー
蒸留年:1990
熟成年数:20年
樽: バーボンバレル
度数:46%
点数:87
価格:10000円

香り: 穏やかな香り立ち、グレープフルーツ、ジンジャー、バーボン樽系のフルーツフレーバー、徐々にホワイトチョコやカスタードのような甘さも感じられる。
バーボン樽短熟にありがちなギスギスした樽感や後付感が少なく、比較的自然な感じでまとまっている。

味:スムーズな口当たりでトロピカルなフルーツフレーバーがぱっと広がる。続いて甘栗、オーク樽由来のかすかなえぐみ、
熟成感としては中程度でフレーバーがやや浮ついている印象だが、時間とともに解消される。
余韻は樽の木材感、ホワイトチョコ、ほのかにハーブ、舌先にスパイスを感じ、あっさりとしていてビターさが残る。

まとめ:近年詰めバーボン樽の特徴がしっかり出たボトルだが、全体的なフレーバーのバランス、まとまりは近年詰めと思しき中でも良いほうかなという印象。
ピート感は無いがこの手のボトルは後半にかけて樽由来のえぐみや苦味といったフレーバーが出てしまうのが傷であるように思う。そこが60年代のトロピカルフレーバーと区別されるところで、60年代は余韻や戻りまでしっかり続くところが特徴のように思う。
さて、本ボトルはオフィシャルでなければダンカンテイラー濃厚というところで、ダンカンテイラーだとすると大体の蒸留所でこういったフレーバーがありえてしまうため、オフィシャルとしてありえるあたりから蒸留所は絞った。
回答3候補の中でグレンモーレンジは悩んだところだが、度数とボトルからこのフレーバーを出すボトルは無かったかなぁと。またボトラーズとすれは、ロングモーンの近年蒸留近年詰め、リンクウッド、グレンキース・・・非常に悩ましいサンプルである。

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テイスター:タケモトカツヒコ

【ファースト】
やや薄い琥珀 かなり良い感じのオールド感、麦感 率直にブレンデッド的、赤いリンゴが焦げている

【ミドル】
重層的なボディ ピーティ 焦げている麦感 ごま油(グレーン?)

【フィニッシュ】
返り優先 染みこむイメージ かなりスパイシー ピリピリする 時間ともにバニラ 余韻にコールタール

【その他】
・ヴァッティングもしくはブレンデッドに思えてしまう
・単体でこういう味がするシングルモルトが頭をよぎらない

【頭をよぎった蒸溜所】
・ジョニーウォーカー
・ヘイグ
・ホワイトアンドマッカイ
・その他ブレンデッド

【アルコール度数】40度代
【熟成年数】10年程度
【88pts】
【8000円】

予想蒸溜所 ブレンデッド あえて言えばヘイグ
蒸留年代
瓶詰年

OB/ボトラー BB(ブランドボトル)

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テイスター:T.Matsuki

・香り
しっかりした麦、リンゴと青リンゴの両方、オイル、蜂蜜、アプリコット、青草、麦の甘い香り。

・味わい
コクのある蜂蜜、スパイシー、少し植物感、青リンゴ、少し白ワイン、蜂蜜と麦の甘味、ややコクあり、スパイシーだが少しクリーミー、ミディアムボディ。麦とシロップの甘味が残る。

・総評
わりと淡白で複雑さはそれほどないが、モルティでコクもあり美味しい。そこまで若いニュアンスを感じず、かといってすごい熟成感があるわけでもない。いろんな方向性でほどほどの良さがあった。嫌味もない。蒸留所予想のキーになるフレーバーが少なく、今回の出題では一番難しく感じた。

予想は麦感と蜂蜜とオイル、少し感じたクリーミーさから選んでみた。
山崎のパンチョンとかもこんな感じにならないだろうか。

【Good】

予想蒸留所:①プルトニー、②山崎、③グレンロセス
蒸留年:1990年代
熟成年数:20年程度
度数:52%前後
点数:82
カスクタイプ:リフィルバーボンホグスヘッド
妥当な価格:8000円

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テイスター:2chの人

■香り
クライネリッシュ系の甘い香り、少しDT系、リンゴ、蜂蜜、白い花、マスカット
かすかにシナモン

■味わい
香りとのギャップがある、リンゴの芯、リンゴ酢、青竹、草、しょうが

■余韻
青竹系が青リンゴ系に変化、青リンゴのキャンディ、ヒリヒリするアルコール感

■総評
香りが素晴らしいモルト。
香り、味わい、余韻で変化がある。30分くらい放置すると甘さが増す。
最初は草っぽいのが苦手だなー。っと思っていたがそれが青リンゴに変わると楽しい。
綺麗なバーボンカスクを連想する素晴らしいモルト。

予想は
香り&青リンゴから近年のクライネリッシュを連想する。
同じ理由でプルトニー。
あまりオイリーさを感じないのでキースなんかもあるかも?
総合的にはクライネリッシュと思っているが
該当するボトルが思い浮かばない。

■予想
蒸留所 : クライネリッシュ、プルトニー
蒸留年 : 1998年
熟成年 : 12年
カスク : ファーストバーボン
度数 : 51度
点数 : 88点

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テイスター:りゅうたに@射命丸

「香りや味わいなどテイスティングノート」
香りはアルコール強め、明らかにバニラっぽい、置いておくとリンゴ系の酸。
味はアルコール強い、シンプル、ローランド的な麦のフルーティーさ、後味もローランドっぽいか。

「アルコール度数」
60度前後

「蒸留所」
1、宮城峡 カスクストレングス 蒸留所限定
2、思いつかない

「蒸留年」
2000年前後

「熟成年数」
10年近辺

「点数( whiskylink方式)」
80

「妥当だと思うボトルの価格」
6000円

「その蒸留所を選んだ理由」
香りが脳から記憶を引き出してしまって、もはや宮城峡以外考えられなくなった。完全な勘違いかもしれない。

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ここからゲストテイスターの方々

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テイスター:ST

・アロマ
リンゴ、バニラ
アプリコット、少しメンソール、アップルパイ、ミント、すこしパフューム
マンゴーゼリーがどんどん強くなる。リンゴゼリー、カスタードタルト
時間が経つと大人しくなる。

・フレーヴァー
オレンジ、フィニッシュにビター

・テイスト
しょっぱい、海岸系、モルティで一本芯がある
グラデーションは少なく一本気
加水で少しぼやける印象、少しヘーゼルナッツ

・総評
最初のフルーツバリバリが次第に大人しくなり素直で純朴な姿が見えた気がした。
熟成は長い印象だがすくすくと育ったウイスキーの印象。
誰からも好まれる、飲みやすく美味しい。売りやすそう。

これもまたオーバンやプルトニーが浮かんだが、個人的にはブナハーブンじゃないかと思う。

・アルコール度数
48度くらい

・熟成年数
25~35年

・ヴィンテージ
1970年代

・予想蒸留所
ブナハーブン

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テイスター:大島

【香り】
ハチミツ・フローラルな香り。焼きたてのやわらかいパンにハチミツ。フルーティーなレモン系の果実。白い葡萄の発酵

【味】
香りから連想する通りのハチミツ・柑橘・フローラルな印象。典型的なスペイサイドバーボン味。厚みがあり華やかなウイスキー。酵母感やモルティ感があり力強さもある。バランスよく飲めるストレスフリーなボトル。ほのかに若草。時間を置くと香る花の香りがいい。

【コメント】
典型的な90年代初頭のスペイサイド味だと思いました。あと、シングルカスクというかオフィシャルにはない構成だと思ったのは時間を与えると変化の度合いが大きかったからかもしれません。若いですが、素直でポテンシャルのある酒質だなあと思いました。この手のスペイサイド味だと、飲む機会はあまりないですが、ロングモーンやベンリアックの90年代初めのヴィンテージの印象。ロングモーンとベンリアックは60年代、70年代はあまり似ていませんが、90年代はすごく似ている印象です。また、2回目のテイスティングの後半になるととても華やかだったので、最近出ているグレンキースの若いのもこんな印象だった気がします。発酵系の香りやモルト感は一度だけ飲んだ90年代グラントにも同じものを感じました。しかし、この手のボトルは蒸留所が当たらないですね(笑)実はこの手の味の違いが一番苦手で、ブラインドで飲むとほぼ当たりません。ブラインドコンテストには全くこの手のフローラル柑橘ハチミツ系スペイサイドが出ていなかったのが幸いでした。

出題テーマは『人気蒸留所の90年代を探る』とみました。

【予想蒸留所】 ①ロングモーン・ベンリアック②グレングラント③グレンキース
【蒸留年】 1990年代前半
【熟成年数】 20年前後
【度数】 50度前後
【点数】 85点
【カスクタイプ】 リフィルバーボン
【妥当な価格】 9,000円

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テイスター:とぅーる

【香り】
白い花のようなフローラルな香りが一番に広がる,次いでワクシー,ちょっと溶剤っぽいニュアンス。バニラビーンズやカスタードプディング,シロップ。香ばしく煎ったナッツ。少しだけ焦げた麦。若干乳酸感も感じる。しばらくするとフレッシュなイチゴの香りも出てくる。

【味わい】
甘みが舌に残る,染みこむような印象。塩分やミネラルも感じる。レモンやオレンジの風味。フィニッシュ間際に若干の埃っぽさ。バニラとピリッとしたスパイシー感でフィニッシュ。

【点数】86点
【蒸留年】1990年前後
【熟成年数】20年前後
【アルコール度数】20年前後
【妥当だと思う価格】10000円
【予想蒸留所】ローズバンク,オールドプルトニー,クライヌリッシュ
【総評】

ローズバンクの近年90年代加水あたりはワクシーでフローラルな要素を持つ印象を持っているので,加水のローズバンクかなぁと。