トマーティン Tomatin 1976-2011 35yo(51.2%, Impressive Cask)



Tomatin(トマーティン)
Distilled: 1976
Bottled: 2011
Age: 35yo
Strength: 51.2%
Cask type: Sherry butt


【テイスター:くりりん】
評価:★7/10

香り:ややオイリー、杏、黄桃のシロップ漬け、シュガースポットの出たバナナ、フルーツが充実していて大変期待させる香り。
硫黄も僅かに感じるが気にならない程度。柔らかいウッディーさも広がってきて、濃い目に出したフレーバーティーのようでもある。

味:柔らかい口当たりから、フルーツが怒涛のように押し寄せる。実に濃厚で、黄桃、プラム、熟した皮付き種無し葡萄、
ドライマンゴー、濃い目の紅茶。中間からは樽由来のタンニンが感じられるが、全体のバランスは整っている。
フルーティーでクリーミーな舌触り、そしてビターな余韻が長く続く。

まとめ:コスパ抜群のトマーティン。15000円でおつりが来る、そしてこの味わい、
おそらくもう2度と発売されることはないだろうボトル。
感動してつい最近大量の在庫を某所にて見つけ、全部(ピー本)買った人がいるのは内緒。

シェリーのトマーティンとしてはスクールオブモルトの1976が同価格帯で販売されたが、
ディブ先生の授業は樽感が強くよりビター、時間をかけることでフルーツ感が開いてくるが
インプレッシブカスクのほうがシェリー感、樽感としてのバランスは良好。


【テイスター:ゴーヤー】
評価:★8/10

色合い:赤みのアンバー

香り:明らかなシェリー樽、鼻をつくのはアルコール感と酸味のような感覚

味わい:明るい雰囲気の展開、酸味のある濃厚系のドライフルーツ、樽由来のアクのような、ちょっと葡萄の皮のような癖、
干しぶどう、乾いたマンゴーとかパパイヤのようなエステル。
ギシギシするような強いエステルではなくて、少し緩くクリーミーもあるような感覚。

長い余韻に、今日は葡萄系の熟成感を感じる。。
あ、でも​注いで時間をおくと南国トロピカルあるわ、口開けの頃ほ​どの全開ではないけど。
今日は不思議とブランデー系の熟​成葡萄感を感じるなあ。ウイスキーって、不思議遊戯。


ちょっと前のボトルになりますが、一世を風靡した(風靡している)76ビンテージのトマーティン。
76のトマーティンはだいたい飲んでますが、いやいや、これも中々旨いですよね。

トマーティンは、たとえばOMCの70や、どこからか出ていた65を飲むとフルーツ感の質が年代で異なっており、
1976から数年間現れているフルーツ感の特徴は、少し浮ついた、オイルを含んだような豊富な南国系フルーツ感。
その由来は、蒸留所の改装工事と時期的にリンクしており、そこで新設、交換されたモノが一時的に出していたのかなと。

メカニズムが解明されているならば、ぜひ今後もこういったボトルを出していってほしいものです。
シェリーバットに限らず、バーボン樽でもすばらしいフルーツ感が出ている1976ビンテージ。
ウィスキーファッサールの1977も良いフルーツ感でしたし、再来を期待したいところです。


というわけで、先のリトルミルに引き続き、ゴーヤー氏のコメントを引用。
複数のテイスティングコメントを同時に掲載する手法を取ってみました。

以前の持ち寄り会のときや、SBTでもとられている手法ですが、
こうするとひとつのボトルの評価を同時に多角的に見ることができるので、読む側としても面白いですよね。

最近フェイスブックもはじめてみたので、いろいろな飲み手と協調してやっていければ良いなと思っています。