大変お待たせいたしました。
Sample No,Aを出題したgoblinです。
T.Matsukiさん、
この度もありがとうございます。
自分が出題したボトルは、
少し変則的なものです。
皆様の回答はこちら
Glendronach 33 yo 1975/2008 (51.4%, Duncan Taylor, ‘Three Generations’, cask #706)
このボトルの説明としては下記のものがあります。
グレンドロナック蒸留所は、
ダンカンテイラー社にて
現在マネージングディレクターを勤める
ユアン・シャーンと
その父、
息子の3代が関わり、
現在も息子のアンドリューが働く蒸留所です。
そのユアン・シャーンが
グレンドロナックの樽から、
3人の写真入りラベルで
「これぞ現在のグレンドロナックの最高峰!」
と自信をもって発売したボトルだそうです。
父が蒸留しユアンが樽詰め、
息子がボトルに詰めた
夢のウイスキー。
グレンドロナック・スリージェネレーション
ぶっちゃけ、「これぞ現在のグレンドロナックの最高峰!」と言われても
ドロナック=シェリーの印象が強い我々では、ピンとはこない気もします。
ということで、今回の出題の意図はみんな大好きシェリーのドロナックではなく、
バーボン樽のドロナックだとどう感じるのか?
また、そこから発展してハウススタイルって何さ?です。
なおDun Bheaganの75ドロナックと対比させるともっと面白いかもしれません。
皆様の回答はこちら
このサンプルはかなり蒸留所が割れていて、
非常に面白かったです。
ハイランドを予想した方が多かったのかな?
一口飲んで、コレをドロナックと当てれる人はいないと思ったのですが、
T.Matsukiさん。流石です。
皆様の感想をみると、りんごや樽感、そしてハーブとある程度まとまりはあるものの
蒸留所に関してはバラバラでした。
ここら辺のニュアンスが出ている蒸留所は数多くあるので、
それでこんなにも分かれたのだと思います。
ちなみに口開けと現在とで飲みましたが、
アタックがかなり違うので、
もしかすると変化が早いボトルなのかもしれません。
そういう要素もあって、予想蒸留所が割れた可能性もあります。
以下は私のテイスティングですが
香り:蜂蜜、少しのオーク、白葡萄、麦、さわやかな酸味も
味 :やわらかい口当たり、薄めたりんごの天然水、甘草の味が広がる。
意外と酸味や渋みがない。
余韻:余韻はそこまで長くない。舌にもさほど残らず綺麗に終わる、
返りの中にすこしの白葡萄
コメント:これでドロナックとか分るわけないじゃん。
テイスティングノートはとっていませんが、
口開けを飲んだときは若いクライヌリッシュに近い印象を受けました。
DT的にはこれが70年代のドロナック(バーボン樽)のハウススタイルなのかもしれません。
点数:80点
皆様のご協力感謝いたします。
goblin