【Blind Tasting】【23-01-A】Springbank (Longrow) 16yo 1992/2009 (53.7%, Berry Bros & Rudd for Whisk-E, “Peated Whisky”, C#70)

第一回ブラインドテイスティング・イベントにご参加いただいた皆様、スコアならびにコメントをご返信頂きましてありがとうございました。

サンプル・ボトル【23-01-A】につきまして、スコアリングとコメントを本記事にまとめて公開させていただこうと思います。

当初スコアのみを公開しようと予定していたのですが、多くの方からコメントと予想を書いていただけたので、お寄せいただいた方からスコア順に掲載させていただこうと思います。

テイスティングコメントは引き続き募集いたしております。お寄せいただき次第、当ページにまとめを作成致します。

(誤解を招かないために:主催者が当初はスコアのみで大丈夫ですと申し上げておりましたので、現段階でコメントが掲載されていなくても全く問題ございません。)


【ブラインド・テイスティング・スコア】


【本ボトルを選んだ理由・評価を拝見しての感想】

WHISKYLINKでのブラインドテイスティング→評価の高いものをオリジナルボトリングしていく、コンセプトに馴染むように、出来るだけ現在期待できる蒸溜所、以前よりも最近のほうが良いと思える蒸溜所のものを1本選んでみたいと思いました。

ロングロウは1987ヴィンテージで感じられた、”乳酸感とヨード感”の記憶から、本1992年蒸留の、明記されてはいませんが、個人的にややシェリー樽の影響を受けているように思える樽熟成であると、素晴らしくバランスがとれたウイスキーが完成されるのだと感心していました。

80年代よりも90年代、過去よりも将来に期待できる1銘柄としてロングロウを選び、期待できる理由を表すつもりでこの1本を選ばせていただきました。

感想を拝見して、どのボトルもそうでしたが、ラベルを見ないでテイスティングするということは「情報から受ける前概念」がありませんから、その分好みが如実に反映されるものだなと改めて感じました。

参加いただいた皆さんが独自に構築されている、テイスティング方法を知ることもできて、大変勉強になりました。


led 氏

【評価方針】主な重視ポイントは、アルコール感のなさ、好みのフレーバの有無と明確さ、複雑性(含んでからフィニッシュまでの変化)、再飲欲望値です。

テイスティングは1回目は注いで3分くらい、2回目は20分~30分で行っています。

まだまだ模索段階でこれ!っと落とし込んだ物がまだありません。
標準値は50のイメージです。私の場合アルコール感があったらもうその時点で50点減点のような感覚があるのと、昨今の海外のノートで80~95辺りが団子状態になっているのがどうしても許せなくて・・・。

同じものを後から飲んだ時に気楽に±5点くらいはいじれる評価点数にしたい所。

【香】バニラ、煙、伽羅、シェリー、アプリコット、Kに近い

→1回目:注いで3分くらい

【ファースト】伽羅、木の皮、シェリー

【ミドル】ジャム感

【フィニッシュ】出汁、煙

→2回目:注いで20分~30分

【ファースト】木の皮、ジャム、シェリー

【ミドル】煙

【フィニッシュ】煙、出汁、ジャム

【重視ポイント】アルコール感なし、バランス感、ジャム感

【予測】スプリングバンク30年 BBRロングロウ 1992レトロ(でもこれだったらもっと中盤にジャム、紅茶感があると思う)木の皮部分の感触がちょっと異なるが私が持ちこんだ羽生のKダイヤにも似てる印象、変化度も高くステイ後のジャム感が出た状態は個人的にど真ん中。


adamo 氏

【コメント】心地よいピート、スモークと麦感がシェリーと融合、ヨードは軽い潮もあまり感じない。シェリー樽のエグミはなく非常にバランスよくまとまっている。美味い!

【蒸溜所予想】第1印象は アイラの中ー長熟(エレン?)シェリー樽:度数は45-50%くらい 現実的にこれから詰めるという観点からエレン、ラフ、カリラかなーと思いながら飲むもいまいちしっくりこない。うーんロングロウ?


goblin 氏

【香り】最初は土臭さを強く感じるが、 徐々に赤いフルーツの匂いが沸いて出てくる。甘さよりは酸味と熟成香を強く感じる。

【味】最初はピートとレザー、草の甘みを感じ、時間とともにシェリーと香水のような華やかさも感じる。 喉を通る際にははっきりと味を感じられる。 舌には木の渋みが残る。最初にかなりパンチを感じ、 それが落ち着いたと思ったらもう一度盛り上がる。

【コメント】最初は家が寒いせいか、香りも立たなかったが、時間とともに非常に香り高いウィスキーに変貌。非常に美味しかったです。


T.M. 氏

【香り】
良いシェリーカスクのほどよい熟成感、アーシー、焼きりんご、ベリー系フルーツを煮詰めたような凝縮感、少しブドウ感、黒糖、ドライフルーツ、焦がし麦としっとりしたピート

【味わい】
ジャムっぽいフルーツ、柿っぽさ、焦がし麦、程よい渋味、しっかりしたピート、広がりがある、力強い、ミディアム~フルボディ、ジャムとピートのバランスの良いフィニッシュ

【総評】
フルーティ&ピーティで非常に旨い。

【予想】
シェリーカスクで25年くらいの熟成。シェリーのフルーティなアイラ、もしくはブローラかロングロウあたりか。

【コメント】とても好きな味でした。焼きりんごやブドウや柿などのフルーツを煮詰めたような凝縮感があり、焦がし麦やピートが気持ちよく乗っていて、しっとり落ち着いたバランスの良いウイスキーと感じました。


Campari 氏

【香り】グラスから湧き出るほどのベリーな香り ビター系 クリーム

【味】甘みから少しのドライへ変化 舌にしっかり浸透しながら味わい広がる 少しの渋み

【余韻】鼻抜け良く 余韻も程良く長い 少しの渋みは嫌みではない

【蒸溜所】バンク?


七夕DIVER 氏

【コメント】多分、ボウモアですね。TPDの1993モノに大変近いものがあったような。
しっかりピート、磯、そして南国系へ。好きなボウモア?です。


palace 氏

【香り~ファースト】フェノール。アイラ系の香り。割とオイリー

【味】シェリー。ピリピリしたアルコール。柑橘類。オレンジ。ぶどう。紅茶。少しパイナップル。かなり好み。


シングルモルト見習い 氏

【評価基準】基準としては、最低限お酒として自分が飲んでもいいと思える物を60点、グレンリベット12年(OB)を70点で、自分が好きで、また飲んでみたいと思う物を80点、人に自信をもって勧められるものを90点としました。


くりりん氏

【予想度数】50%

【予想ビンテージ】1980

【予想熟成年数】30年

【予想貯蔵樽】バーボンバレル

【香り】焦げたカラメル、濃く出した紅茶、腐葉土・・・
落ち着きのある樹液や黒蜜のような甘い香りの中に、焦げたようなピートが感じられる。
序盤は鼻への刺激が少し感じられるが、徐々に収まってくる。

【味】ビターな口当り、チャーしたオーク、続いてスパイス、裏には黄桃のペーストのようなフルーツ感、唾液と混じって少し粘性が感じられる。
中間から濃い目の紅茶、古いウェアハウス、ピート、租借すると新しい出会いがある。
余韻はほどよくビターで口の奥に蓄積する。キャラメルラテ、ナッツクリーム、焚き火の煙やピート。深み、コクのある、この方向性の中では整った中に力強さもあるバランスの良い味わい。

【コメント】グラスに注いだ瞬間から、ふくよかな香りが立つ、フレーバーは心地よく口の中に蓄積していき、1口目はそうでもないが、2口目、3口目と1杯を通じて長く楽しめる。また、グラスに注いでからしばらく時間を置いたほうがより楽しめる。

【蒸溜所予想】初めはファークラスかロングモーンあたりのバーボン樽かと思ったが違うようだ。ハイランドパークだろうか。


kovayahn 氏

【aroma】 硝煙と消毒薬、柑橘、ハーブ、アーモンド

【flavor】 スモークとオレンジ、タンニン、蜂蜜、海草

【finish】 シナモンティー


ryutani@shameimaru 氏

【香り】麦感、シリアル感、フルーティ、甘そう、ほんの少しチョコ

【味】割とドライ、アルコール感強め、非常にフルーティ!口の中に桃とリンゴが広がる

【フィニッシュ】麦感あり

【蒸溜所】リンクウッド、ロングモーン、グレンマレイ

【蒸溜年】不明

【熟成年】25-30年

【アルコール度数】55%近辺

【樽】リフィルバーボン

麦感、シリアル感、フルーティ、甘そう、ほんの少しチョコ

よっち 氏

【香り】優しい麦芽の香りからウッディ干しぶどう・珈琲が見え隠れ、アルコール感は強そうな感じ。

→テイスト

【ファースト】アルコール感が前面にきて、その後清涼感とガリガリ君アイス

【10分後】香りに甘みが伴うが含むと苦味が出始める、後ろに石鹸?シャンプーの香りと味わい。樽とウイスキーが喧嘩している感じ。

【30分後】弱まりが早いが一定の所から落ちはしない。喧嘩は少し収まってきてる。

【1時間後】香りの弱まりと供にアルコール感も比例。ウッディ感は良いのだが微かにエグミを感じる。酸味ではなく甘いシロップ漬けのプラムが来るのが面白い。


Oji 氏


kssi 氏

【コメント】おそらくアイラ?