第4回SBT ボトルE評価
第4回ストイックブラインドテイスティング
bottle E
出題者:くりりん
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テイスター:あだも
ピートに潮にフルーツ、ほんのりスモーク、グレープフルーツ、粉っぽさ
香も味わいも同様な感じ
予想&コメント:第一印象からボウモアに決めてましたって感じ。ボトラーズだとすると10-15年くらいのもの。最近93ボウモアに92アードモアがきてこれはなんでしょう?ネタ的には93ラフだったら面白いけど、イメージ的には第1候補はやっぱりボウモア。 今回のはアイラのイメージがしっかりでてるのでアードモアはなさそう。
点数: 87
予想蒸留所: ボウモア、ラフロイグ
蒸留年&年数:90年代から2000年頭くらいまで、10-15年くらいの最近ボトリング
度数: 50-55
カスクタイプ:ホグスヘッド
理想価格: 8000
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テイスター:ガースー
【香】
煤っぽいピート、軽く出汁、林檎、卵を使ったクッキーとかパンとか
【味】
結構煙い、最初は磯のニュアンスやフルーツ感が出ていなく煤っぽい
卵クッキー、バニラ、フルーツ感出る前に少し不思議な感じ…なんだろう
中盤から南国フルーツとバニラが出てきて混じる。
口当たりも柔らかく飲み易い、鼻抜けや余韻も心地よい
【感想】
これ今回一番好みだったかも、口当たりが柔らかくて高印象
1.ボウモア
2.ポートエレン
3.アードモア
4.グレンギリー
熟成年数:20年程
度数:50%
希望価格:10,000円
点数:82点
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テイスター:goblin
・香り
出汁、塩素、生ハムのような匂いも
・味
ピート、塩、磯、粘性のある甘み、酸味(柑橘系)、度数はそれほど感じない、
後からスパイシー。喉の奥に辛味が残る。ほのかにお茶の葉や木の香りを感じる。
・余韻
舌にスパイシー感を残しつつ消えてゆく、余韻や返りは強くなく穏やか。
・蒸留所
①ラフロイグ1993(OMC10周年記念)
②ボウモア
・熟成年数:20年前後
・点数:84
・理想価格:12000円
コメント
最初はボウモアかと思ったがフルーツの出方や
後半の余韻などが90年代のラフロイグに似ている気がした。
また度数は48~51%ほどと感じた。
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テイスター:タケモトカツヒコ
【ファースト】
やや薄い琥珀 軽いヨード レモン グレープフルーツの皮 アイラ?
【ミドル】
ボディとフィニッシュが連結しているイメージ
【フィニッシュ】
返り優先 余韻にコールタール 塩分 しっかり辛い
【その他】
・ラフロイグにしては輪郭がしっかりしている
・カリラにしてはコールタールがきつい
【頭をよぎった蒸溜所】
・ラフロイグ
・カリラ
【アルコール度数】50度前半
【熟成年数】30年程度
【90pts】
【15000円】
予想蒸溜所 カリラ
蒸留年代 1980年代前半
瓶詰年 ここ数年
樽 バーボン
OB/ボトラー ボトラー
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テイスター:T.Matsuki
・香り
グレープフルーツ、植物、バニラ、少し若さのあるモルティと草、青リンゴ、フレッシュ、少しパッションフルーツなどトロピカル感。
・味わい
少し紙っぽさもある若いモルティ、グレープフルーツ、潮の弱いスモーク主体の乾いたピート、トロピカル感、植物や紙のエグ味あり、シロップの甘さ、わりとクリア。ボディは軽め。さらりとした甘さの余韻で長くはない。加水で紙っぽさが増強する。
・総評
トロピカル感のあるフルーツとピートがあるモルト。ボディが軽めで、植物感と紙っぽさが強めに感じられた。
トロピカル感とピートのニュアンスはボウモアと近いものがあり、またもやボウモアとの鑑別を要するモルト。これだけリリースがあるといろんなボウモアがあって良いと思うが、ここまで紙っぽさがあるものには出会ったことが無い。(すごく若いものにうっすら感じたことがある程度。)
ただし苦手な紙っぽい要素は必要以上に強く感じてしまうことが多く、今回もその可能性は否めない。
若干エグ味もあり、やや酒質が悪い印象もある。また、度数は低くない印象のわりにボディは軽く、ローランドモルトが疑わしい。
トロピカル、ピート、紙など特徴的な要素がいくつもあったからこそ逆に蒸留所予想は選択肢が多く非常に悩んだ。
そこまで強くはないが紙っぽさを有意にとると最近トロピカル系のリリースが多いリトルミル。
正直アードモアを入れたいところだが、さすがに2回連続はないだろうという不謹慎な考えがあり除外。
抑えにボウモア。こういうトロピカル感は感じたことはないが植物っぽいエグ味でブナハーブン(若いピーテッドタイプ)を入れてみた。
他にもロッホローモンドを中心に他のローランドモルト、セミローランド(?)のタリバーディン、さらにレダイグやベンリアックなど、次々に候補が浮かび悩んだ問題だった。
【Okay/Good】
予想蒸留所:①リトルミル、②ブナハーブン、③ボウモア
蒸留年:1990年前後
熟成年数:10~20年
度数:50%前後
点数:78
カスクタイプ:バーボンホグスヘッド
妥当な価格:7000円
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テイスター:2chの人
■香り
乳酸、りんごの芯、うすくピート、潮、かすかにヨード、粉っぽい
■味わい
麦の甘さ、肉系の旨味、かすかに薄いマスカットジュース
■余韻
アルコール感と甘さが絶妙、かすかに黄色系フルーツ、ウイスキーを飲んでいる満足感
■総評
自分好みのど真ん中。
最近の流行と方向が違うので、BARで飲んだあとでもゆっくり買えそうだw
予想はラフとボウモアしか連想できない。
アードモアはもっと軽いイメージがある(SBTで飲んだだけですが、今度買わねば)
即完売とはならないだろうが、それなりに話題になりそうな出来なので
ボウモアならW向けやテンペスト。
ラフなら去年に出たW&Mのカスク辺りだろうか?
ラフのであればこの出来から1988or1990辺りだと思う。
あとラディを少し連想しましたが
ラディの場合はもっとピートがシャープな煙になるイメージがあるので除外しました。
■予想
蒸留所 : ラフロイグ、ボウモア
蒸留年 : 1988or1990年
熟成年 : 20年
カスク : ファーストバーボン
度数 : 53度
点数 : 93点
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テイスター:りゅうたに@射命丸
「香りや味わいなどテイスティングノート」
アルコール強い、ピーティー、潮、明らかにフルーティー。
味は甘い、ピーティーさは強くない、焦げ感、明らかにフルーティー、少し潮。
「アルコール度数」
55%前後
「蒸留所」
1、ボウモア(93っぽい)
2、カリラ
3、タリスカー
「蒸留年」
1993?
「熟成年数」
18年近辺
「点数( whiskylink方式)」
89
「妥当だと思うボトルの価格」
13000円
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ここからゲストテイスターの方々
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テイスター:ST
・アロマ
革、ニュースピリッツ、干し草、アルコール、アーモンドや火薬。
不思議と食欲をそそる。湯葉、しぼった新しめの雑巾
・フレーヴァー
レモン、ピート、ドライに圧し掛かってくる。
ジンジャー、少しオイリーにフィニッシュへ。思ったほどピートは強くなくニュースピリッツ様のイガイガした風味が強い。
モルトのニュースピリッツというよりかインドやフランス、カナダのモルトの様。
・テイスト
不思議と嫌いじゃない。美味しくなりそうな印象。
・総評
何故か駒ヶ岳のニュースピリッツが頭に浮かんでしまった。
流通している量やSBT用に瓶詰する苦労を考えればありえない答えだけれども。
時間が経つとボウモアテンペストの様・・・。
・アルコール度数
52度~55度
・熟成年数
3年未満or3年
・ヴィンテージ
2010年以降
・予想蒸留所
ここまで書いておいて
「ボウモア テンペスト」
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◎テイスター:大島
【香り】
バーボン樽系のピーティーなモルト。独特の甘味と発酵臭。熟していない柑橘の青臭さ。若い印象の香り。
【味】
オイル、グレープフルーツのわた。ユーカリ様の青さ。ハーブ。樽の影響の強くないリフィルバーボン系。最後にピート。しかし酒質や熟成環境由来の海感が強くない。フィニッシュのピートは比較的苦め。
【コメント】
最初は95辺りのボウモアかなと思いました。シェリーの印象が強い95ですが、クーパーズチョイスの95とかはこんな印象だった気がします。樽がすごく薄く、若干のオイリーさが複雑さを与えている印象。私の中ではリトルミルもこの手の味がするウイスキーなのですが、ボール紙といわれるあのアフターの香りがしないのと、ピーティーなので除外しました。苦くするためにピートを焚いている不自然感が少しあるので、ベンリアックの旧21年オーセンティカスはこんなだったっけ?という印象です。余談ですが、私の中でクーパーズチョイスはこのように樽の影響が少ないモルトを詰める印象があります。67辺りのロッホサイドの長熟でも樽感が強くなかった印象です。私のレベルだと樽の印象が出にくいモルトってヴィンテージを特定するのが難しいです。2012年に出たベンリアックの76ピートを飲んだときに熟成感をあまり感じませんでした。ああいうのがでたら年代を特定するのが難しいですね。
出題テーマは『シェリーしか出てない印象だけどそのヴィンテージのバーボン樽を飲む』か『人気蒸留所のピーティータイプを飲んでみる』かな?
【予想蒸留所】
①ボウモア②ベンリアック
【蒸留年】 ボウモアなら1995年、ベンリアックは80年代後半
【熟成年数】 15~20年
【度数】46度前後
【点数】85点
【カスクタイプ】 リフィルバーボン
【妥当な価格】 8,000円
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テイスター:とぅーる
【香り】
リンゴ,グレープフルーツ,甘いヴァニラ。サツマイモのような澱粉。陶芸用粘土のようなニュアンス。穏やかなピート。灰を溶かした水。うっすらとパッションフルーツが見え隠れ。
【味わい】
一番に広がるのは甘い麦感。余韻に油彩のようなニュアンスが残る。余韻の長さは中程度で,最後には燻製の香りが残る。
【点数】84点
【蒸留年】1990~2000年
【熟成年数】10~15年
【アルコール度数】46%前後
【妥当だと思う価格】8000円
【予想蒸留所】ボウモア,ブルイックラディ,ハイランドパーク
【総評】
ピートが得意ではないので,味わえば味わうほどわからなくなっていきました。焼き芋のような甘いデンブン感と粘土っぽいニュアンスが特徴的。