注目キーワード
  1. Bowmore
  2. 1966
  3. Samaroli
  4. Sestante
  5. Intertrade

第4回SBT ボトルD評価

第4回SBT ボトルD評価

 

第4回ストイックブラインドテイスティング
bottle D
出題者:大島(特別出題者)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

テイスター:あだも

1回めの印象、強いアルコール感、麦中心のフレーバーに、すこしこげ、ピート、瓶から香をかぐとパンケーキ 、味わいは広がらずに、そのままドスンとくる感じ
2回目ではワクシーさがでてきて、飲んだ時の味の広がりがでてきた
ワクシーさが自分のイメージ的にはクライヌリッシュ、じつは97とか飲んだことないけどこんな味しないかな? Air予想です。

点数: 85
予想蒸留所: クライヌリッシュ
蒸留年&年数:15年くらい
度数: 55%
カスクタイプ:バーボン
理想価格: 7,000円

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

テイスター:ガースー

【香】
青い草や、樹木感があり若いイメージ。
紙っぽい?様な柑橘系の酸味があり、若いアグルコールラムっぽい様に感じた。

【味】
香り同様青い、結構アルコール感がピリピリくる、ドライな口当たり。
変化していくと粉っぽい麦感、後半にフルーツ感出てくるがちょっと弱い気も

熟成年数:20年
度数:50%
希望価格:5,000円
点数:70%

1.ローランド系

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

テイスター:くりりん

予想蒸溜所:①ハイランドパーク ②スプリングバンク ③クライヌリッシュ
蒸留年:1990前後
熟成年数:15~20年
樽:リフィルシェリーバット
度数:55%
点数:82
価格:10000円

香り:クリーンな香り、かすかにレモンの酸味、柑橘系のフレーバーを感じるがあまり香りがたってこない。
徐々に土っぽさ、若い原酒のえぐみ。時間とともに香りが出てきて、針葉樹林系の葉や木の香り、そしてピートを感じる。
樽由来の香りはあまり無く、リフィルのシェリーバットか複数回使用した樽の印象。

味: フレッシュで刺激を感じる口当たりと焦げたような香りを感じる。
麦の芯にレモン、そしてスパイシー、加水するとワクシーさが強くなるが、複雑さはあまりなく酒質的には若い印象。
余韻は土っぽいピートのビターさ、かすかな塩気とスモーキーさを感じる余韻。

まとめ:素直な酒だなぁというのが本サンプルの印象。バッティングではなくシングルカスクであることから、おそらくはボトラーズであると思われるが、素直すぎるゆえに予想に困った部分もあった。
基本的な傾向はサンプルCに似ているが、樽感や酒質としてのアタック、アルコール感などはまったく正反対。
樽感も少なく同じ酒質の系統から熟成のさせ方、育ち方で180度傾向が変わった兄弟のようなそんな印象さえ受ける。

蒸留所としては味の後半に感じるピート感、序盤の麦感からハイランドパークやスプリングバンクは自分にとって筆頭中の筆頭。
後はオードやクライヌリッシュ、ひょっとするとグレンアルビンやロイヤルブラックラもありえるのではという要素もあったが、どれも決め手に欠けた。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

テイスター:goblin

・香り
麦、バニラ、蜂蜜

・味
アタックが強い!蜂蜜、麦、バニラ、シトラス、かなりドライ、
アタックは強いが口に含んだ瞬間に甘みも強く感じるので
飲み辛さは感じないがしっかりと厚みのある旨さ。少しオイリーさも感じる。

・余韻
スパイシー、返りも強く飲み応えがある。
最後まで麦の旨みがある。

・蒸留所
①グレンオード
②グレンモーレンジ

・熟成年数:25年~30年
・点数:90
・理想価格:15000~18000円

コメント
非常に分厚く重厚なウィスキー。
大変美味しかった。
度数は恐らく55~59%を予想。
アタックのわりにバランスが取れていたのでヴァッティングか?

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

テイスター:タケモトカツヒコ

【ファースト】
やや薄い琥珀 ややくすんだ洋梨~白っぽい桃 樹脂系の高分子 軽い乳酸 時間とともにグレープフルーツの皮

【ミドル】
粘性のあるボディの奥からピーティーな麦 ややパヒュりかねない要素

【フィニッシュ】
返り優先 かなりスパイシー 切れ上がる ドライな印象

【その他】
・かなりスパイシー 切れ上がる
・ちょっとぶれる要素があるものの、シングルカスクだとは思う。。。

【頭をよぎった蒸溜所】
・グレンロッシー
・クレイゲラヒ
・マクダフ

【アルコール度数】50度中盤
【熟成年数】20年程度
【87pts】
【15000円】
予想蒸溜所 マクダフ
蒸留年代 80-90年代
瓶詰年 2000年以降
樽 バーボンホグスヘッド
OB/ボトラー ボトラー

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

テイスター:T.Matsuki

・香り
乾いた麦感、グレープフルーツのわた、青リンゴ、白ワイン、青草、若葉、薄い蜂蜜、バニラ。

・味わい
わりとスパイシーな口当たり、青リンゴ、白ブドウ、少しシトラスとグレープフルーツのわた、凝縮したフルーツ感、乾いた麦、少し草、若さを伴わないフレッシュな印象、少しクリアでキレあり、濃いシロップの甘味、少し塩気、ミディアムボディ。ほど良い熟成感。フルーティで心地良い余韻だが長くはない。

・総評
全体にプレーンでクリア。樽の影響の少ない印象だが、ほど良く心地よい熟成感がある。若い未熟感を伴わないフレッシュなフルーツ感や若葉の印象がかなり好印象。乾いた麦感と凝縮した柑橘のニュアンスも好み。

これらにややブリニーな印象を踏まえると、典型的なジャム感はあまり強くないがスプリングバンクが第一予想。
あとは昔のドロナックや最近飲んだTWAのロッシーにも同様のニュアンスを感じた。
カスクストレングスの白州なんかもこういう味になるかもしれない。
他にはラフロイグやボウモアの70年代中盤~後半のものなども考えたが、ピートが薄く除外した。

【Very Good】

予想蒸留所:①スプリングバンク、②グレンロッシー、③白州
蒸留年:1970年代
熟成年数:20~30年
度数:55%
点数:90
カスクタイプ:プレーンに近いリフィルバーボンホグスヘッド
妥当な価格:18000円

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

テイスター:2chの人

■香り
距離が離れていても良い香りを感じることが出来る、
ニューポットの発酵した甘い麦、香ばしいパン、うすくピート

■味わい
甘さを最初に感じる、麦感たっぷり、旨味で唾液が出て噛みたくなる
ウイスキーが麦から出来ていることを実感できる、ヒリヒリする。

■余韻
アルコールの満足感、甘さ、喉が熱い
広がるが酸&渋が引き甘さを締める
鼻腔に心地の良いピート、ソルティーなのも甘さを引き立てる。

■総評
かなり美味いモルト
ウイスキーが麦から出来ていることを実感できる。
微かなソルティーさが麦の甘さを引き締めて美味い!
このタイプのボトルは所有していないので1本欲しいです。

予想は
麦感とピートからオード、ラディ
オードだとマネドラを連想するが、かなり記憶があいまい。
なのでマネドラのスペックを調べたら66度もあった。マジかよ・・・
あとソルティーさからバンク(ロングロウ)も連想する。

■予想
蒸留所 : グレンオード、ブルイックラディ、ロングロウ
蒸留年 : 1995年
熟成年 : 12年
カスク : リフィルバーボン
度数 : 58度
点数 : 88点

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

テイスター:りゅうたに@射命丸

「香りや味わいなどテイスティングノート」
香りは刺激的、フェインティ、ちょっとニューポットっぽさあり、酸味を予想させる。
味はアルコール強い、若い感じ、やはり酸味、乳酸系?、少しオイルっぽい。

「アルコール度数」
52度前後

「蒸留所」
クライネリッシュ or スプリングバンク

「蒸留年」
1995年前後

「熟成年数」
12~18年

「点数( whiskylink方式)」
87

「妥当だと思うボトルの価格」
7000円

「その蒸留所を選んだ理由」
ちょっとフェインティで乳酸っぽい感じとオイリーさ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ここからゲストテイスターの方々

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

テイスター:ST

・アロマ
レモン、グレープフルーツ
穏やかなシーエアー
プルトニーやオーバンにあるような香り。

少しおくとボトリング時期はちょっと前の印象に。

・フレーヴァー
モルティ、潮の香り。

・テイスト
程よくスパイシー、ソルティ、モルティ、やや柑橘系の香り、ボディはミディアム。
フィニッシュは非常に甘く余韻はグラデーションがあるよりストレートな印象。
熟成も15~25年内と予想。
バーボン樽とリフィルのシェリー樽が混ざった印象。
アルコール度数は50度くらいの印象。

加水するとより柑橘系のフレーヴァーが目立つ。

・総評
旨いです。個人的に好きな味です。
ハイグレード過ぎずローグレード過ぎない感じ。デイリーで飲みたいです。
ピートをあまり感じないのでボウモアではないと感じました。

追記、二度目のテイスティングでオールドなピートを感知しました。
自分の知っている中だとロングロウの印象。

・アルコール度数
50度前後

・熟成年数
15~25年

・ヴィンテージ
1970後半~1980前半

・予想蒸留所
オールドプルトニー

改め、ロングロウ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

テイスター:とぅーる

【香り】
蜂蜜とオレンジ,しっかりした桃。洋梨。豊かな麦感。ミルキー。うっすらとスモーク。メンソール感もあり。しばらくするとカラメル様の香り。ほんのりパッションフルーツ。

【味わい】
シュワっとした炭酸感。ほどよい酸味。余韻はちょっとタンニンが効いていて樹液っぽさが残る。やはりほんのりスモーク。余韻に華やかな花の香りが香る。ちょっとギスギスしているような印象が舌に残る。

【点数】87点
【蒸留年】1970年代
【熟成年数】35年前後
【アルコール度数】46%前後
【妥当だと思う価格】15000円
【予想蒸留所】ベンリアック,グレンタレット,ロングモーン
【総評】

香りはとても魅了的で味わいへの期待が膨らむものの,味わいは少し細い印象。骨ばっているとでもいうのでしょうか。ボトリングがもう少し早ければ素晴らしいボトルになったのではないかと思います。