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第3回SBT ボトルB評価

第3回ストイックブラインドテイスティング
bottle B
出題者:りゅうたに@射命丸

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テイスター:あだも

香:開けたてはフルーティーでバナナ、クリーミー、少し土っぽさ、アルコール感
最初は感じなかったが、時間がたつと、ブドウを感じる上質なシェリー感

味わいは香に比べると甘味が乏しくシャープな印象。
総評&予想:飲むたびに印象が結構変わってしまい一番、評価に困った。
シェリーが支配的ではないが、上質なシェリー感と過熟感はないことから、70年代くらいを予想。

点数:88
予想蒸留所:①ブナハーブン ②リベット
蒸留年: 1970年代の最近ボトリング
度数:45%前後
カスクタイプ:樽の影響が強くない1stフィルシェリー
理想価格:15000円

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テイスター:ガースー

【点数】83点

【香】
アップルパイの様なシナモン、レーズン、香ばしい甘さ
オレンジ、グレープフルーツ、柑橘系の酸味
普及価格帯(~20y)のコニャックの様、シナモン
木の感じは若い、軽くゴム、アルコール起っている

【味】
オレンジやはちみつ、こういう甘口は好み
若いというかフレッシュな感じがする、瓶詰も最近だと思うが短熟のイメージ。
無花果、ラムネ(飲みものの)、シナモン
余韻にクリーミーさとレーズンの甘さ
舌にスゲー残る、多少ゴム。
鼻抜けはすっきりとした花。
これは結構好みだ、美味い

【予想度数】
50%

【予想年数】
20年(近年詰)

【希望価格】
7,000円

【予想蒸留所】
1.クラガンモア
2.グレンスペイ
3.なんかのブランデーフィニッシュ

【感想】
割と近年詰ではないか?
『コスパ良し!!』てなセールストークで売られている気がする
結構アルコール感も結構あるが、これくらいは全然オッケー
デュワーラトレーとかアデルフィとかの地味系ボトラー
もしくはOMC。
と、書いたがブランデーフィニッシュじゃないよな?
まぁこれは美味い、好み。

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テイスター:くりりん

予想蒸溜所: ①カースブリッジ ②インヴァーゴードン ③グレンモーレンジ
蒸留年:1960~1970年代
熟成年数:30年前後
樽: 使用済みのホグスヘッドかシェリーバット、いわゆるウィスキーカスク
度数:43%前後
点数:88点
理想価格:12000円

香り:
柔らかい甘さとビターさを感じる。その裏にはドライパイン、梅の蜂蜜漬け、サトウキビ、チャーしたオーク。アルコール感はほどほどに感じられる。
時間と共に蜂蜜の甘さが上面に、微かにサツマイモのような香りも出てくる。バブルガムのような人工的な甘さも感じられる。
味に比べるとより複雑さ多層的な印象のある香り、バランスも良く、嫌味にならない程度のオーク感や、フレーバーの変化は好感が持てる。

味:
とろりとした柔らかい口当たり。適度な厚みがあり、じわじわとタールのような苦味、紅茶、微かにママレードの酸味や穀物系のトロピカルなフレーバー、樽感。
中間はバーボンやオールドボトルのカナディアンにあるようなやさしい甘さを感じさせ、後半は微量のスパイスが染み込んでくる。
フィニッシュはバブルガムの甘さ、チャーした樽感でコーヒーの後味のようなほろ苦さが、染み込むように口の中を包み込む。

総評:
バランスが良く口当たりの柔らかさと蜜のように上品な甘さで、これからの季節に楽しめそうなウィスキー。
一方で最後まで悩みに悩んだサンプルでもあり、ブレンデットが頭を掠めたかと思えば、バーボンのような味が中間に出てくるなどから、タイプとしてはオフィシャル加水でモーレンジ等のハイランドタイプのシリーズモノを予想。
しかしすべてのサンプルを一通り飲み終え、最終確認で改めて飲んでみたところ当初の印象と180度味が変わっており、再度テイスティングをしてしまった。
実はあまり経験が無いのだが、たとえばダンカンテイラーのロナックで、40%付近の長熟グレーンなんてこんな味するんじゃないだろうか。
予想の範囲でしかないが、仮に予想通り長熟グレーンだとすればさすがに長熟、穀物系の軽いフレーバーが長熟による樽感で底支えを得てバランスが良くなっており、家に一本あっても良い、そんな印象すら受ける味わいである。
おいしゅうございました。

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テイスター:goblin

・香り
青りんごの香り。素晴らしい。柑橘系の匂いも少し感じる。

・味
味も香りに林檎の身と皮。カルバドスのニュアンスも。粉っぽい舌ざわりとともにバニラも感じる。

・余韻
草、ブランデー?、オーク、クッキー感も少し。返りはそこまで強くないが、舌に残る。

・蒸留所
①  70グレンキース
②  ストラスアイラ

・熟成年数:30~40年
・点数:88
・理想価格:15000円

・コメント
非常に美味しかった。一時間ほど置くと少しのセメダイン感も出てくる。一杯の量を多くして飲みたいモルトだと感じました。

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テイスター:タケモトカツヒコ

【ファースト】琥珀 近年型 レモン 軽いトロピカル感 やや奥からゴマ 時間経過で赤みのある果実優先

【ミドル】ボディは輪郭緩い 湿った木材

【フィニッシュ】返り優先 辛い ピートは感じない やや瓜系 ウッディ

【その他】
近年型長熟
かなり輪郭が緩い

【頭をよぎった蒸溜所】
ロングモーン

【アルコール度数】50度台
【熟成年数】40年程度
【86pts】
【15000円】
予想蒸溜所  ロングモーン
蒸留年代 1969前後
瓶詰年 2011年以降
樽 シェリーの影響もある ホグスヘッド
OB/ボトラー ボトラー G&M?

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テイスター:T.Matsuki

・香り
強い発香でしかも陶酔感あり。
熟したオレンジやオレンジリキュール、プラム、アプリコット、紅茶、蜂蜜、奥にうっすらタールっぽいピート、少し熟した桃、ヴァニラ、クッキー、しっかりウッディネスと樹液、少しヒノキっぽさを伴う、メンソール、ショウガっぽい麦感、最近のドイツ系ボトラーズの長熟のニュアンスを感じる。

・味わい
やわらかめの口当たりから徐々にスパイシーな刺激と味の広がりがある。
アプリコットティー、オレンジ、ナッツとオイルが強め、ほど良く麦の主張、オークのニュアンスは強めに感じるが渋味はそれほど強くない、若干だが生木のエグ味あり。べっこう飴のような甘味はしっかりある。ミディアム~フルボディ。
余韻はアプリコットティーとウッディネスが長く残る。

・総評
香りは華やかで陶酔感があり、飲むとフルーツとウッディネスだけでなく意外と素朴な麦感も感じられる。

全体としては長熟と思われるウッディネスと熟成感のあるフルーツ感が印象に残る。
エージェンシーなど最近のドイツ系のボトラーのリリースに多い華やかで陶酔感のある香りだが、飲むと麦も残っており線も太め。
ウッディネスの出方はグレンキースやストラスアイラ、フルーツ感も併せて最近のリリースで考えると、ウイスキーフェアやMoSなどドイツのボトラーの1970年代前半のグレンキースが第一に予想される。
ウッディネスから次に予想されるのはストラスアイラ、そしてフルーツの出方や熟成感は1972あたりのキャパドニックとグレングラントを考える。

【Good/Very Good】
予想蒸留所:①グレンキース、②ストラスアイラ、③グレングラント
蒸留年:1970年
熟成年数:40年
度数:50%
点数:86
カスクタイプ:バーボンホグスヘッド
妥当な価格:20000円

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テイスター:2chの人

■香り
焼きリンゴ、薄く煙系ピート、奥に乳酸。

■味わい
うすいリンゴの芯、樽を連想する甘味。瓶熟?

■余韻
アルコール感、ちょい渋、グラスの残り香が良い、乳酸&リンゴ。

■総合評価コメント
オフィシャルのバッティングでしょうか?非常にバランスが良い。
樽感が良い感じに出ていて美味い。
全体的に「丸さ」を感じる。瓶熟している?
味わい的に最近の流行ではない。
アルコール感が少なく繊細な香りと味なので、飲む順番は最初に飲みたい。
グラスの残り香がとても良い、特に香りが楽しいモルト。

予想は
樽感&ピートからパーク、タリスカー
オーソドックスな作りからバルベニー、グレンマインを連想します。
うーん、絞りきれないなあ・・・

■予想
蒸留所 : ハイランドパーク、タリスカー、バルベニー
蒸留年/熟成年数 : 1970年台/20年
樽の種類 : バッティング
アルコール度数 : 40or43度(加水)

■点数
89点

■妥当だと思うボトルの価格
10000円

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テイスター:led

【注いだ直後】
□香:ごく弱のシェリー香、モモ
□フレーバ:
-序盤:プルーン、オイル
-中盤:南国感、枯れ草
-余韻:ブドウの種、ゴーヤ
□コメント:リフィルシェリー時込みのバーボン樽フィニッシュのような感じ

【15分ステイ後】
□香:モモ+、麦
□フレーバ:
-序盤:スモモ、オイル
-中盤:スモモ、南国
-余韻:南国、グレープフルーツピール
□コメント:固さが取れ余韻が心地よくなる。中盤のフルーツっぽさがスモモのような甘酸っぱい感じに。

□イメージしたボトル:1980年代ベンリアック
□予想
・蒸留所:ベンリアック
・蒸留年:1980年代
・熟成年数:25
・点数:70
・妥当だと思うボトルの価格:10000
・雑記:印象としてバランスの良いボトル。最後までリフィルシェリー時込みの
バーボン樽フィニッシュのような感じは消えず、蒸留所でこのスモモ感の
出しそうなところを充ててみました。

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テイスター:kssi

【テイスティングノート】
(カラー)茶色。

(ノーズ)生木を鉋で削った香り、樽香、エステル系の揮発性あり、シェリー樽ではない? 時間の経過とともに弱くなる・・・ボトルAと同じような方向性?

(テイスト)口に含むと若干のパヒュームつまりローズ系の華やかさ、続いてバニラ、時間の経過とともに若干のパヒュームにクリーミーな感じが加わる、このパヒュームは華やかで良い。

(フィニッシュ)華やかなローズ系の香りとともに軽く鼻に抜け、最後に微かながら苺ジャムが来る!

【予想蒸留所】
第一候補:リトルミル(段ボールじゃないボトル?)
第二候補:ベンリアック
第三候補:もしかしたら、バーボン・ウィスキー?

【蒸留年・熟成年数・アルコール度数】
比較的若い1990年代の蒸留で、
熟成年数は15年前後、
度数は40度後半だと思います。

【点数(whiskylink方式)】
84点

【妥当だと思うボトルの価格】
6000円前後

【総合評価コメント】
9/26:パヒュームとピートは、僕の味覚のなかでは紙一重なので、非常に難しいです。このボトルBから、ピートは感じられません・・・蒸留所は、見当もつきません。

9/28:Aボトルと同様、もう一度、残りの一杯をテイスティング→
やはり、Aボトと同様、一昨日よりも美味くなっている! 困った・・・、全く蒸留所が思い付かないです。もしかしら、ローランド?……リトルミル? いやいや「段ボール」が無いし……探すと若干ある? それともグレンオード or ベンリアック? いやいや「苺ジャム」ってことはバンク? or フェッターケアン? とにかく、根拠lessの第六感です!

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テイスター:naoskprs

コメント:キャラメル、ワックス、使い込んだ木材、ウェアハウス、溶かしバターっぽいオイリー、小麦胚芽ビスケット、ストレートの紅茶、りんご、カルバドス、ぶどう(デラウェア)、洋梨

度数:48-53%

蒸留年:80-90年代

熟成年数:20-30年

樽:シェリー樽

価格:10000-15000円

点数:89点

予想蒸留所:①プルトニー、②グレンオード

総評:香りと味の要素が多岐にわたり、こちらも好みの味わいでした。とてもオイリーで重厚。キャラメルや、カルヴァドスっぽい、甘やかで華やかな香り。

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