りゅうたに@射命丸のスコットランド旅行記(アイラフェス編) その12

5/25 その5

・ボウモアマスタークラス モルティング


ボウモア蒸留所に到着。二回目のマスタークラスのお題は「モルティング、樽、熟成」だ。


まずはモルティングから。ボウモア蒸留所の所長自ら案内してくれる。
ボウモアでは原料の一部フロアモルティングの麦を利用している。しかしそれはごく一部だけで、大部分はポートエレン精麦所から購入した麦だ。
所長曰く、
「フロアモルティングは伝統的な製法であり、この伝統を絶やすつもりはない。しかし精麦所はモルティングのプロであり、我々以上に高品質かつ効率的に精麦してくれる。」
とのことだ。


職員の方たちが攪拌のお手本を見せてくれる。 スムーズかつテンポよく攪拌しており、なんだかすごく簡単そうに見える


その後、実際に自分で攪拌をさせてもらう。実際やってみるとわかるが、ものすごく難しい。麦をすくって後方へ飛ばそうとしても、全然すくえなかったり、あらぬ方向へ飛んで行ったりしてしまう。更にこの動作を数回繰り返すと、すぐに腕と腰が痛くなる。このフロア一面を攪拌したら、筋肉痛で動けなくなってしまうだろう。というか多分途中で音を上げると思う。
彼ら蒸留所職員は相当鍛えられた人間だということが分かった。

あと、この時ちょっとびっくりしたのは、土足で麦の上に乗ってよいということだ。また部屋の中にツバメが巣を作っていたり、ネコが入ってきたりするが、特に気にしないらしい。 どうも後でゴミを除去したり粉砕したりするし、最終的には発酵、蒸留しちゃうからそんなに問題ない、ということのようだ。


ちょっと分かりづらいかもしれないが、柱の上にツバメが沢山いる。

 

 

 

・ボウモアマスタークラス 樽組み立て


次はについての説明だ。組み立てを実演してくれるらしい。
ボウモアには本格的な樽工場は存在しないが、やはり樽の手入れ修理などは日常的に必要なため、熟練の樽職人は必須だとのことだった。


組み立て中。タガに樽材を敷き詰めていく。


樽材の位置を調整しつつ、タガをはめて行く。


鏡板をはめ、わらのようなものを詰めて隙間を塞ぐ。


完成直前の樽の中身。チャーされているようで、黒くなっている。


最後に逆側の鏡板をはめ、タガを締めて完成。
一本の大きなハンマーと、巨大なマイナスドライバーのような工具だけで組み立ててしまった。

次回、ボウモアマスタークラス ウェアハウスにて試飲