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【ウィスキー日記】ラフロイグ 18年 48% 現行品


仕事が立て続けに飛び込んできます。
そんな中、3月上旬にイギリス(ロンドン)出張がアサインされ、忙しさ増し増しの予感なくりりんです。

イギリス、そうイギリスです。
スコットランドには行けないまでも、初のイギリス上陸。
仕事でそれなりに突貫日程なんで余裕は少ないでしょうが、
ロンドンの街並み、楽しみです。もちろん料理は期待していません(笑)

夜のパブでは何を飲もうか。。。もういっそボトル持って行くかw
仕事よりもそっちに意識が行く不良社員です。

 

さて、ここのところコアなボトルが主体になっていましたので、今日は現行品でいきます。
現行品の中で個人的に評価が高い一本。

 

ラフロイグ18年
LAPHROAIG
現行品
700ml 48%

香りはオーク樽由来のフルーツと柔らかいピートスモーク、クルミ、バニラ、
甘みのあるヨードが背後にあり、バランスが良く上品にまとまっている。
口当たりは柔らかく穏やか、柑橘系のフルーティーさとバニラのような甘さが広がり、
すぐにピートが存在感を出してくる。中間でほのかに灰のようなミネラル感、微かに塩っ気も感じる。
鼻抜けはスモーキー、フィニッシュはそのままスムーズでじんわりと長い。


ラフロイグ18年、だいたい8000~9000円くらいで売られているボトル。
48%ですが穏やかなボディ、過去に終売となった15年との入れ替わりになった商品で、
比較されることの多いボトルでもあります。
傾向としてはオーク樽の影響が強い感じがしますね、わかりやすいチャーしたようなオーク感とか
そういうのではないのですが、樽由来とおぼしきフルーティーさが随所に見られます。

以前掲載したラフロイグ20年ダブルカスクのテイスティングで引き合いに出しましたが、
二つのボトルの味の違いは、ベースとなる味に対して20年はピート、スモーキーさが、
18年は全体的に穏やかで、フルーツ感が強調されているような感じ。

20年は各方面からの要望によりまとめ買いしたものの、ぶっちゃけ自分は18年でも良いんですよね(笑)。
個人の好みですが、フルーティー&スモーキーさのバランスが結構ツボです。
(欲を言えばもう少しフレーバーにコシというか厚みがあると良いんですが。)
それこそ、現行のスコッチシングルモルト、オフィシャル1万以内で何かという条件を出されたら、
このボトルを押すくらい。後はシェリー系代表としてグレンドロナック18年あたり。

また、ラフのオフィシャルで高い評価を受けるアンブレなどのオールドボトルとは、
時代も原料も度数も何もかも違うんで一概に比較はできませんが、
フルーティーなラフロイグとして、それこそ20年くらいしてオールドになったら、
瓶熟してこれらに匹敵する良い味になってるんじゃないかとも感じます。

 

スコッチにおいて、ニューリリースがあっても期待出来ない蒸留所は少なからずあります。
ただ、その中でもいくつかは押しに値するものがあり、このラフロイグ蒸留所は数少ない一つ。

先日、サントリーのビーム社買収により傘下に入ることが濃厚と見られていますが、
ボウモアやギリーが復活したサントリー資本の元で、さらに質の高いリリースを続けてほしいですね。

個人的には、15000円くらいで21年48%とか出してくれないかと期待しています(笑)

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