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【ウィスキー日記】バランタインファイネスト 特級・従価 1970年代中期流通

ご無沙汰しております、くりりんです。
新年明けましておめでとうございます。

早速ですが、2014年は「ブレンド(交流)」を抱負として考えており、今まで以上に色々な方と交流して、酒も人も様々な要素を味わって、厚みのある喜びや楽しみを感じたいなと思っています。
そこで、せっかくFBやらにウイスキーネタを投稿しているんだから、ライトな読み物としてWLにも挙げていこうかなと。
BARの感想、ボトルの分析だけでなく、今日飲んだ酒の紹介と、自分に負担にならない中で記事を書こうと思います。
(やはりもうすぐ30になるわけで、いつまでも深夜営業は体がツライww)
これも交流のきっかけになればと思っていますので、皆様よろしくお願いします。


さて、祈念すべき一発目は・・・
今日の夜飯のお供に飲んだ、

バランタイン・ファイネスト(特級・従価)
1970年代中期流通
明治屋取り扱い
43% 760ml


自宅酒蔵から引っ張り出して、ペリエでハイボール。グラスは創吉の薄張りで。
ライトな飲み口からカラメルやほんのり麦芽、サルタナレーズンの酸味と甘みがあり、余韻はじんわりとピーティー、炭酸との相性も中々良い。
ストレートで飲むと少々若さを感じますが、余韻のピートに厚みがあり、アードベックの良い影響を感じることができます。

いずれの飲み方でも、オールドブレンデットスコッチの良さを手軽に味わえる、良いボトルです。


オールドボトルとなると、見分け方が気になるところですが、バランタインについてはいくつかある中で、やはり大きな特徴としてはラベル中央のロゴだと思います。
バランタイン・ファイネストは、1960年代以前は赤のラインに白地の、いわゆる赤白ロゴ。
1970年代はこのボトルのように、赤と青のカラーリングが施された、赤青ロゴ。
1980年代以降は青に黄色の現行品のデザインが採用されていて、まぁ一目でだいたいの流通年代はわかるのですが、ここでもうひと踏み込み。

これはだいたいのスコッチウイスキーにも言えることですが、1978年にロゴの規制に関する法律ができます。
それまではたいした規制も無く皇室の紋章に類似するデザインを使えていたのですが、これを規制してしまう法律ができたことで、様々なブランドのロゴが1978年を境にいっせいに変わるわけです。
バランタインも例外ではなく、デザイン、配色を変更して今日に至るわけで、つまりこのボトルは1978年以前のものであることがわかります。

さらに日本流通品で1974年以前のものには、JAPANTAXと呼ばれる紙封印がつけられていますが、これにはその形跡がなく、
つまり1974年から1978年までの流通、1970年代中期頃のモノとアタリをつけることができるわけです。

このころの流通品であれば物量も多く、オークションでも送料手数料込み2500~3000円程度とお手ごろな価格で手に入ると思います。

初回と言うこともあって、だいぶ熱が入ってしまいましたw
今後も時間があるときに、こういった紹介を日記感覚で適当につけていきます。

では、今夜はこのへんで。

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