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第5回SBT ボトルB評価

 

第5回SBT ボトルB評価

第5回ストイックブラインドテイスティング
bottle B
出題者:goblin

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テイスター:あだも

1回目の印象はノンアイラのピーティーなシェリー樽熟成モルト。

グレープフルーツに上品な甘味、ピート、コーヒー>チョコ、マイナスにならない程度のいがいが、えぐみ、渋みなし。アルコール感ややあり、余韻はHOT、海のイメージは感じられない。 ピートに比してスモーク感は目立たない。
2回目飲んだ時だけヘビーピートと思うくらい、ピート感が強く感じられたが、3回目はあまり感じなかった。

一番飲むたびに印象が変わってしまい評価が定められなかったサンプルでした。 でも、予想はかかないといけないので考察。シェリー樽のニュアンスとしては80年代以降、 ノンアイラでシェリー樽でピーティーという点から、ベンリアックとかこういうの作ってないだろうか?
ピートにこだわらなければ、ファークラス。アイラだとしたら、カリラとラガも考えたけどどれもしっくりこない。予想蒸留所ばらばらすぎ(苦笑)お手上げです。

点数:88
予想蒸留所: ①ファークラス、②ベンリアック ③カリラ
蒸留年&年数: 80年台蒸留、
度数:50-55
カスクタイプ:シェリー
理想価格:15000

 

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テイスター:ガースー

【香】
少しツンのくる柑橘系のアルコール感、苦みや酸味は薄くマンダリンオレンジ系
軽く粉っぽさ、少し枯れだした草、秋口の伐採作業中の土手の様な土っけを含んでいる

上辺にメープルシロップの様な甘さ、奥から軽い南国感
時間が経つと多少体臭というか、蒸れた感じ
セメダインのような湿布系の鼻抜けを感じる。

全体的に甘さを予感させ好みではあるが、締りがないような気もする。

【味】
まず粉っぽい、香り以上に麦感を感じる。
割とべたつきのある甘さ、香りとリンクするところだとメープルシロップか?
酸味の無い柑橘系や湿布系の爽やかさ、ごく軽くパパイヤの様な南国感。
ココアっぽい樽感がコクを出していて、余韻にカスタード。

【予想度数】
45%~50%くらい。50%は無いと思う。

【予想蒸留年】
80年代後半~90年代前半蒸留。最近詰め。

【予想蒸留所】
グレングラッサ
草っぽい要素のある南国感…グラッソーではないだろうか。
ベンリアック
リトルミル/トマーティン

【購入希望価格】
8,000円

【点数/感想】
80点
甘口のモルトで悪くはない…が、個人的には購入対象じゃないかも。

【おまけ】
これゴブリンじゃね?
出題意図はなんだろw

 

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テイスター:くりりん

予想蒸溜所:①リトルミル ②ディーンストン ③オーヘントッシャン
蒸留年:1990年前後
熟成年数:20年
樽: リフィルバーボン
度数:50~55%
点数:80点
価格:10000円

香り:メンソール系のすっとするアルコール、白木系の木香、湿った布、ケミカル感のある人工的なフルーツとして桃やイチゴ、風邪薬のシロップ。時間と共にママレードジャムのようなフレーバーも感じられる。

味:やや粘性のある口当たりで、桃の缶詰のシロップ、駄菓子屋のラムネ、少量のジンジャー、鼻抜けも伴って人工的かつ過熟感のあるフルーツを強く感じる。中間からアルコールが強くなり、スパイシーで余韻はややウッディでドライ。

総括:ここ最近リリースが増えてきた、いわゆるマイナー蒸留所にありがちなケミカル・フルーツ感を強く感じるボトル。わかりやすいフルーツ感で、ロングモーンやベンリアックの60年代が天然ジュースだとすると、こっちは無果汁のシロップ。
頭をよぎった蒸留所は、上述ほか、ロッホローモンド、ブレイズオブグレンリベット、えぇいわゆるマイナー系。
この手のボトルは、今まではオフィシャルやブレンデットなどにまわされていた原酒が、近年のフルーツ感に好感をもたれる市場背景と、有名蒸留所の価格高騰、原酒不足を受けて日の目を見たというところか。
まぁなんというか、現行品でケミカルかつ人工的なフルーツ感からボトラーズのリトルミルとしか思えなくなっているので、ここから先はリトルミル一択。
リトルミルは70年代流通の10年ハイプルーフにも共通するフレーバーを感じられることもあって、この特徴的なフルーツ感のあるフレーバーは樽の方向性というよりは原酒のベクトルが、リフィル系のオークでさらに後押しされた結果ではないかと推測。今後のトレンドのひとつとなるフレーバーでしょうね。

 

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テイスター:タケモトカツヒコ

【グラス】創吉SK2

【ブラインド最重要ポイント】
・嚥下したあと、フィニッシュにかけて明瞭に感じられる、華やかでやや香水系の要素
・ピート由来か判断しにくい、ミネラル分

【質感・状態】
・瓶詰めからはさほど経っていない印象
・アルコール度数はしっかりしていて、輪郭を終始保ち続ける
・テクスチャ全般は、鋭い。厚みはない。むしろ線は細い。
・沈むというよりは終始、上面に上がってくる印象

【色】
・やや濃い目のオレンジ

【ファースト】
・注ぎ直後=ミネラル分の壁(岩っぽい)~柑橘(オレンジ ダイダイ)~徐々に皮が残る
・青っぽい植物(時間が経過するごとに、青い瓜系の香りを中心に注目してしまう、やや青竹っぽい)
・更に次の段階では青い瓜に慣れてきて、ミネラル分が台頭する
・アルコール感はしっかりしているが、ノージング段階での分離はない
・香りの発散が落ち着いた段階で舌においてみる
・最終盤に奥から「麦クリーム」

【ミドル】
・ボディは厚いというよりは、瞬発的、小爆発的に弾ける印象

【フィニッシュ】
・返り優先
・余韻は切れ上がる
・青みがかった植物とオレンジが融合し、そこにパヒュとまでは言わないが香水めいた香味が、アルコールと共に盛り上がっていき鼻抜ける
・最終余韻はかなり辛め
・やはり余韻に「花」っぽい、スミレやユリ手前のゾーンがある

【その他】
・最初ローランドっぽいと思ったが、短期熟成、90年代のボウモアである可能性も。

【頭をよぎった蒸溜所】
ボウモア
ローズバンク
タムナブリン

【アルコール度数】50度前半
【蒸留年】1990年前後
【熟成年数】15-20年程度
【瓶詰め】2010年頃
【85pts】
【15000円】

予想蒸溜所 ローズバンク
樽 リフィルシェリー
シングルカスク/ヴァッティング シングルカスク
OB/ボトラー ボトラー(UDレアの可能性も DTではない)

 

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テイスター:T.Matsuki

・香り
ヒネもあるわりと古いニュアンス、ホコリっぽさ、オレンジ、濃く煮出した紅茶、甘酸っぱそうなアプリコットジャムや梅ジャム、トロピカルが見え隠れ、少しカラメルと淡いオールドピート、アンティーク家具のウッディネス、焦がし麦、土、少し機械油、奥に紙と植物感。

・味わい
オールド感しっかり、アプリコットジャム、濃い紅茶、カスタードと少しトロピカルフルーツ、少し紙やグレーン感、強めのオイル、少しもっさりしたニュアンス、ボディがありややスパイシー、ジャムの甘味と少し酸味、悪くないウッディな渋味もある、後半に少しピート、余韻に紙っぽさが残る。

・総評
ちょっと苦手な紙のニュアンスはあるものの、トロピカル感を含む熟したフルーツが充実しており、オイリーで熟成が長そうなわりには厚みもある。わりとオールドブレンデッドのようなオールド感もあり、グレーンっぽさも含まれているのだが、ブレンデッドにしては個性が非常に強くボディもあり、バランスを調整されている感じもない。
強いオイル、紙やグレーンっぽさ、それにトロピカル感を含むフルーツ、これらをもとに予想してみた。

これらすべてを感じるモルトとして、ベンネヴィスをまず思い浮かべたが、もっと個性的で珍味感が強いものが多い気もする。あとはもっさりした独特のニュアンスからグレンスコシアを、トロピカル感からはベンリアックやロッホサイド、ボウモアあたりも思い浮かんだ。その他には、アイリッシュとやや長熟のシングルグレーンなんかも考えたのだが、どれも決め手に欠き悩ましい。

苦手な紙っぽさを過大評価して最近何度もミスしているが、今回も懲りずに紙っぽさをキーワードのひとつとして選んでしまったのが大きな不安材料。。。

【Good/Very Good】

予想蒸留所:①ベンネヴィス、②グレンスコシア、③シングルグレーン
蒸留年:1960年代
熟成年数:25~30年
度数:50~55%
点数:85
カスクタイプ:リフィルシェリーホグスヘッド
妥当な価格:12000円

 

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テイスター:2chの人

■香り
赤い花、とても華やか、オレンジの皮が入ったフルーツ煮、古き良きウイスキー香

■味わい
オレンジの皮、酸味のあるレーズン、柑橘系の酸味、ドライプラム

■余韻
心地の良い白桃だけではない複雑なトロピカル、
特にお気に入りが鼻腔に広がるオレンジピール香。
オレンジピールの渋みが次の一口を誘う。

■総評
すべてにおいてリッチ、
全体で感じるオレンジ感が大好きなグランマニエを連想する。
オーソドックスな作りの古き良きウイスキー
すんげえ美味しい。

オーソドックスな作りと複雑なトロピカルな余韻から
1960~1970年台のモーンを最初に連想する。同じ流れでマッカラン。
次にバルベニTUN、バルベニの場合はもっと桃よりかも?
あと、この余韻のトロピカル感はベンリでも感じることがあるが
香りがベンリっぽくない。

バッティング? シェリーカスクっぽくないような?
モーンが第一候補なんですがバッティングのこの時代のはあるのでしょうか?

■予想
蒸留所 : ロングモーン、マッカラン、バルベニ
蒸留年 : 1964年、1968年、1969年
熟成年数 : 30年超
樽の種類 : バッティング
アルコール度数 : 48度
点数 : 95点
妥当だと思うボトルの価格 : 30,000円

 

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テイスター:りゅうたに@射命丸

「香りや味わいなどテイスティングノート」
香りはシャープ、かなりアルコール、セメダイン、若めの印象、適度なニューポット感、しかしそれでいて樽感も結構出ている、乳酸系あり。
味は甘め、オイリー、ねっとり、樽感があるが若いという矛盾した感じ。
熟成どうこうではなく、そもそもの酒質がよいタイプ。ディアジオのマネチョやレアモルト系か?

「アルコール度数」
55%

「蒸留所」
リンクウッド
クライネリッシュ
ブレアアソール

「蒸留年」
近年

「熟成年数」
10~15年

「点数( whiskylink方式)」
88

「妥当だと思うボトルの価格」
15000円

「その蒸留所を選んだ理由」
パワフルなアルコール度数、若さと樽感を同時に感じ、酒質がよいので、とりあえずディアジオのそれっぽい蒸留所をリストアップした。ブルイックラディは悩んだ末に候補外に。

 

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ここからゲストテイスターの方々

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テイスター:銀牙

【香り】
ジャパニーズのようなエステリーさで少し水っぽい、樽の香り、ミルクチョコやバナナの
ような粘度のある甘さ、ブルーベリー、赤ワイン、畳、粘土、わりとアーシー。

【味わい】
トロっとした口当たりで甘みが強い。ミルクチョコ、薄いインスタントのコーヒー、少し
パヒューム、気にならない程度の硫黄、中間でモサっとして間延びする感じ。シングルモ
ルトでない気もする。

【余韻】
ビター、ビーフジャーキーのような燻製したミーティさ、湿った土。

【総評】
1、2世代くらい前のオフィシャルのようで、加水とバッティングをすることで強烈な個性
を抑えている印象を受けた。
エステリーな香りとアーシーさから軽井沢(軽井沢には火薬や出汁が強いイメージがある
が、少し前の加水OBならこんな感じになりそう)、パヒュームからグレンギリー、味わい
で感じた違和感からブレンデッドウイスキーと予想してみたが、全く自信がなく一番の難
問だった。

【予想蒸留所】①軽井沢 ②グレンギリー ③ブレンデッドウイスキー(銘柄が思いつか
ず)
【蒸留年】80年代後半~90年代前半
【熟成年数】12~15年
【度数】40%~43%
【カスクタイプ】シェリー樽を含むバッティングかブレンデッドウイスキー
【妥当だと思う価格】5000円
【点数】76点

 

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テイスター:シングルモルト見習い

香り:深みのあるシェリー、硫黄、スモーク、黒糖、コーヒー、シリアル、溶剤、香りの飛び方か強い、レーズン、繊細な南国フルーツ、複雑、高貴、かすかに腐葉土、古樽、クリームチーズ

味:酸味がやや強く、甘みはやや強めで、シェリー樽由来と思われる甘みの豊かさ素晴らしくコクも強い。凝縮感があり非常に複雑で、のみごたえ抜群。余韻が長く完成度が高い。

アルコール度数:55%前後
蒸留年代:60年台後半から70年台前半
熟成年数: 35~40年前後
点数評価:93点
理想価格:25,000円

感想:
シングルモルトだと思いますが、飲んだことがないボトルです。
かなりハイスペックで、味や香りも素晴らしい銘品で、もし、現行で手に入るなら、話題になっても不思議でないレベルだなぁと思いました。

蒸留所に関しては
かなり良いシェリー樽の長期熟成のシングルモルトですが、あまり飲んだことのない蒸留所
スペックからして結構高いボトルで、味自体もかなり素晴らしいボトルで、敢えて今出題する価値がある話題の蒸留所の美味しいボトル。
ヴィンテージは古いけど、ボトリング自体は比較的新しい感じがする。
という3つの条件から、導き出しました。

銘柄予想
第1候補 グレングラッサ1974年 56% シェリー樽 USA向け
飲んだことは無いですが、スペックと味で想像すると、これじゃないかと思いました。
出題者は、松木さんではないでしょうか。

第2候補 腐葉土や古樽っぽい感じからモートラック。
第3候補 総合的に勘案してグレングラント

蛇足で、オフィシャルで無ければ、ブラックアダーのロウカスクっぽいなぁと思いました。

 

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テイスター:naoskprs

ワックス、ガソリンっぽい。ややエグみ感のあるピート。
デラウェアぶどう、オレンジ、バヤリースのオレンジジュース、桃、パイナップル。
拾いだすと様々なフルーツ感。こがし麦、キャラメル、紅茶アメ。ローストしたカシューナッツ。
ミントやハッカのような清涼感。クローブ、黒こしょう。
草っぽさや穀物っぽさがしっかり。紙っぽい味わいもしっかり。

蒸留年:80〜90年代蒸留
熟成期間:15〜20年熟成
アルコール度数:45〜50%

評価:80点

妥当と思われる価格:10000円

予想:長熟グレーンが思い浮かんだが、そこまでの長熟ではないと思われた。
ブレンデッドも頭に浮かんだが、純度の高い個性感じるので除外しました。

アイリッシュが第一候補
①ミドルトン
②レッドブレスト

ローランドが第二候補
③ブラッドノック
④リトルミル

 

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