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【ブラインドボトル】Malt Night 9th 【5/3-5/4】

250512 1208
今回も楽しかったです!皆様ありがとうございました!

ブラインドボトルの掲載を行います。
スコアリングなどはおって…

感想などお寄せいただければ幸いです…

くりりん→クライヌリッシュの画像と、各ボトルにコメントをつけました。
後覚えているところでブラインドの正解者を書きましたが、ここは抜け多めです。
どなたか補足お願いします。

スプリングバンク Springbank 15yo (46%, OB, BigS, 75CL)
出題:タケモトさん

くりりん:このボトルには一発目からやられました。柔らかいフルーツ感にすっかりスペイサイド系予想。
ブラインドでバンク系は得意なんですが・・・。ただ、こういった多様なキャラクターが
あの60年代蒸留のローカルバーレイを生み出していたのだと思うと、納得です。


ハイランドパーク Highlandpark 30yo 1981/2011 (52.5%, THREERIVERS, c#6081)
出題:k67さん
正解者:銀河さん(1pt)

くりりん:銀河さんに脱帽の一本w これは直前のSTさんの誘導にまんまと乗せられた気がします(笑)。
改めて飲んでみると近年詰めのパークらしい、植物感とピート感、ニュートラルな感じなんですよね。
この素直な酒質があったから良質なシェリー樽があった時代は万能兵器として猛威を振るった、
今は・・・(略


ブローラ Brora 30y (56.6%, OB, 3000 Bts., 2004, 3rd Release)
出題:タケモトさん
正解者:とぅーるさん(1pt)

くりりん:とぅーるさんの男気が光った一本。以前タケモトさんにブラインドで出されて当ててるボトルなのに、
今回はアードベックのウーガダールとか島予想してしまいました。言われてみるとブローラにしか感じないのに、
ブラインドの罠というヤツですね。味ですか?もちろんブローラでしっかりピートの王道系、最高ですよ。


グレングラント Glengrant 40yo 1966/2006 (40%, G&M)
出題:大島さん
正解者:りゅうたにさん(1pt)、くりりん(1pt)、松木さん(1pt)

くりりん:柔らかいトロピカル系、ダンカンテイラー系ボトラーの味わいかと思えばモロGM、
蒸留所や年代は間違っていませんでしたが、GMでこういう味わいってのは驚きました。
その後プルトニーでも驚かされるのですが、今回はそういう意外なボトルが結構ありましたね。


グレンフィディック Glenfiddich 18yo (40%, OB)
出題:Yuuさん

くりりん:やられました。ええ、その一言に尽きます。現行オフィシャルは盲点だなと改めて思いました。
っていうかフィディックなのに結構ピートを感じたような。。。ピート原酒をフィディックは作って
いますが、こういう使い方とは思いませんでした。それこそ12年とは明らかにキャラが違う。
非常に良い勉強になりました。


グレンリベット Glenlivet 30yo 1982/2012 (45.4%, BBR, c#4685)
出題:アカメさん

くりりん:大島さんと2人でやらかしたボトルw 味が似てるといったら猛反発。
すこしムッとする畳や葦系の香り、そこから蜂蜜、ほのかな酸味、
自分のボトルでないにしても、あるとしたら他のハイパやスキャパとかかなと思いましたが、
まさかリベットとは思いませんでした。リベットのキャラクターでますます悩んでしまいます。


ミドルトン Midleton 1994 (40%)
出題:T.M.さん

くりりん:2日目、遅れていったらピザの匂いまみれの中でテイスティングされられた一本w
これは正直アイリッシュってのはわかりませんでした。少しケミカルな感じと、雑味にカラメル、
オールドのトマーティンっぽいなと思いましたが、まさかまさか。
美味しいです。ただりゅうたにさんには悪いけど、響とは全然違うと思うw


マクダフ MACDUFF 40yo 1969/2009 (41.7%, DT, C#3676)
出題:とぅーるさん
正解者:くりりん(2pt)

くりりん:マクダフです。ありがとうございます。
マクダフっぽさってと聞かれましたが、ボトラーに限ってはフルーツ感の中に感じるミントやウッディさかなと。
オフィシャルはオールドしか記憶に無いですが、もっと麦というか粉っぽい感じがあったかなと思いますが、
最近リリースされてるボトラー系はバーンズやこのDTを筆頭に、だいたいフルーティーでミントですね。


ハイランドパーク Highlandpark (40%, OB, “HARALD”)
出題:くりりんさん

くりりん:2013年2月にリリースされたハイランドパークのヨーロッパ免税店向け新シリーズ、
合計6本がリリースされるらしいですが、先行で3本がリリースされ、そのうちもっとも高いのがこの一本、
免税価格 75ユーロです。味は畳や煮干の粉末、石灰のようなクセのある植物とピート感。
ケミカルなオイリーさがあり、バッティングで何とかしようとしてやらかした感がひしひしと伝わってきます。
先日の海外出張の際、今回のテイスティングに最適とスペイン・マラガの免税店で買ってきたのですが、
当日朝に開封して事前チェックし、絶望しました。。。


ストラスミル STRATHMILL 29yo 1983/2012 (51.2%, DL/OMC/THE MASH TUN TOKYO×SHINANOYA, Refil Hogshead, 134bts)
出題:ゴブリンさん

くりりん:例のアレ。最近流行のヤツでりゅうたにさんが熱狂していたボトル。
ストラスミルというと60年代はそこそこトロピカルで、ローランド系のクセもありという感じなので、
これもその系で、うまく樽がハマってるのかなと思いきや、意外や意外、バランスの良いシェリー系で、
80年代としては程よく旨い。なるほどこういう仕上がりかと。


グレンオード GLENORD (40%, OB)
出題:銀牙さん

くりりん:オフィシャルグレンオードというと、素朴な麦感があって
現行オフィシャルモルトの中ではがんばっている、そんな印象でしたが、
これは思いっきり別傾向。麦茶、カラメル、そしてニューポットの味すら感じる、どうなってんだ?と
思わず首をかしげてしまいました。オフィシャルの味もじわじわ代わっていくといいますが、
これは最近の傾向を知る良い勉強になりました。


アードモア ARDMORE 20yo 1992/2012 (48.6%, Archives, Barrel, C#4764, 90bts)
出題:BAR RASEN 佐藤マスター
正解者:松木さん、りゅうたにさん、くりりん、・・・すいません、後誰かいたら追加してください。

くりりん:もうね、STさんらしい出題というか・・・
味はよくある92アードモアのボウモアからヨード引っこ抜いたトロピカルピーティー系。
安定してますよね、旨いです。ボウモアとアードモアの共通点はよく言われている話ですが、
何がそうさせるのかはちょっと気になるところ。樽とピートだけでこうなるものなのか。。。
とりあえず出題としては黒さが感じられます。


グレングラッソー Glenglassaugh 12yo (43%, OB)
出題:newyugoさん

くりりん:確か2日目のへたれさんの持込ボトルとかぶっていたこのボトル。
最近はやりのグラッサですが、そのオフィシャルはというと、
今求められているトロピカル系ではなく、カラメルや紅茶といった素朴な感じ。
悪くは無いですが、良くも無い。ブレンドするにはちょうど良い原酒作りだったのかもしれません。


グレンリベット Glenlivet 21yo (43%, G&M)
出題:Yuuさん

くりりん:今回のyuuさんの出題は全般的にやられました。
我々が普段飲まないようなところが出されるので、ホント盲点だったなと。
このボトルはある意味GMリベットの基本系ともいえるボトルで、穏やかなシェリーにほのかなピート、
麦の穂のような苦味、リンゴ感はあまりなく、紅茶系ですね。
GMっぽいカラメルはあまり感じず、なんというか一口で物足りない、家のみモルトの定番だなと。


オールドプルトニー Oldpulteney 1969/2006 (43%, G&M)
出題:ガースー

くりりん:ガースーやらかしボトルw
これも驚かされたのが、ロナックのタムデューやグラントのように柔らかいフルーツ感、
プルトニーというと麦感やオイリーさがイメージされますが、その要素がほぼ無く、
実に上品なフルーティーウィスキーになっているのです。まだ買えるということですが、
このボトルは下手な現行ボトラーに手を出すなら全然ありだなと感じました。


響 HIBIKI 21yo (43%, OB)
出題:りゅうたにさん
正解者:ヒラガさん、・・・他、覚えてる人追加してくださいw

くりりん:日本が世界に誇る匠の技、響。
ストレートや加水で飲むだけでなく、ロックやハイボールで飲むことを視野に入れ、
酒質がしっかり伸びるように作られてる点は驚愕。逆にストレートで飲むと物足りなさを覚えます。
個人的にはハイボールがすきですね。ストレートだとウッディー系の雑味が少し強く感じますが、
ハイボールにすることでそれらが抑えられ、シェリーやミズナラ由来の華やかで
コシのある香りがメインになり、実に味わい深い一杯に仕上がります。


グレンファークラス Glenfarclas -BALLINDALLOCH- 1976 36yo (55.2%, whisk-e, The School Of Malt, lesson 2, by Dave Broom, Sherry Hogshead, #1443, 163bts)
出題:Xerox1991さん
正解:銀河さん

くりりん:やるじゃんデイブ!!これはファーストフィルシェリーでなく、
リフィルシェリーか、多少樽をいじってる印象ですが、逆にソレが素晴らしい作用。
適度なシェリー感に奥からオーク由来のフルーツ感、多層的でギスギスした
ウッディーな苦味も無い。値段はそれなりでしたが、評価が高いのは納得です。


グレンゴイン GLENGOYNE 14yo 1992/2006 (59.2%, OB-LMDW, C#1811, Sherry Cask, 606bts)
出題:タケモトさん

くりりん:近年ゴインのシェリー熟成14年というそれだけのスペックであれば、
まぁマッカラン12年もこんな感じだし、納得できるかなというところですが、
これはメゾンの記念ボトル、特別なグレンゴインのカスク。もっとがんばってください。
フレーバーは硫黄に木のえぐみ、シェリー由来のダークチョコ、プルーン・・・


クライネリッシュ Clynelish 1982/2011 (50%, DL/OMC)
出題:ゴーヤーさん
正解者:大島さん、まつきさん、くりりん、りゅうたにさん、(すいません、1~2人抜けてます、追加お願いします。)

くりりん:2日間にわたるモルトナイト9thの最終出題。ここでヒットするあたり、
姉さんはもってる女だと思います。クライヌリッシュというと、特に近年の90年代あたりは、
オイリーさ、そこにえぐみというか酸味、麦感、まぁハイランド系の王道を行く感じなんですが、
この82はえぐみがあまりなく、特徴であるオイリーさと麦感に加え、そこにジャムのような
甘酸っぱさもある、飲みやすく適度に満足感もある、良いモルトでした。

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