whiskylink

第4回SBT ボトルC評価

 

第4回SBT ボトルC評価

 

第4回ストイックブラインドテイスティング
bottle C
出題者:2chの人

 

 

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テイスター:あだも

香はハチミツ、バニラと甘い香り、少し黄色い果実
味わいは同様のフレーバーに、麦感しっかり、フィニッシュはほんのりスパイスでやわらかい

予想&コメント:イメージ的には、はなやかでスペイサイドのイメージ、前回のグレンバーギとちょっとだぶる感じもある。予想を書いておいていうのもなんだけど、あくまでもイメージで思い当たるボトルはありません。②③ならGMとか

点数: 89
予想蒸留所: ①バルベニー②ストラスアイラ③クラガンモア
蒸留年&年数:  1970年くらい ボトリングから少したってる?
度数: 45-50
カスクタイプ:バーボン、バッティング
理想価格: 16000

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テイスター:ガースー

【香】
柑橘感のある酸味、軽くセメダイン、メロン、柔らかい小麦感、林檎、バニラ

【味】
口に入れた瞬間は少し“ムワっ“っとした感じもあるが、中間から柔らかいフルーツ感膨らむ、薄く桃、パパイヤ。麦感はヴァイツェン、奥の方からピート、ヨードとか磯って言うイメージではなく煤っぽい感じ

【感想】
かなりフルーティ、小麦ビールを連想した。
アルコール感は優しく、飲み口に嫌みな所が無い。これは結構好み
紙っぽいニュアンスを感じなかったのでリトルミルは外したがあんな感じ。

1.トマーティン
2.ロッホサイド
3.グレンモーレンジ

熟成年数:20年程
度数:50%
希望価格:8,000円
点数:82点

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テイスター:くりりん

予想蒸溜所:①ダルユーイン ②オード ③クライゲラヒ
蒸留年:1975前後
熟成年数:30年
樽:バーボンホグスヘッド
度数:50~55%
点数:91
価格:20000円

香り:蜂蜜やりんごの蜜のような甘さ、わずかに白葡萄の果実感、芯のある麦感、
乾燥した牧草、ほのかな粘性とともに厚みのある甘い香りが鼻腔をくすぐる。
香りは芯が太く存在感があり、それなりに度数がありそうだが、アルコール感という点では強く感じない。
奥からはオーク由来の甘栗のような香ばしい甘さもあるが、時間とともにカスタードクリームのような甘さにも感じられる。

味:クリーミーな口当たり、香りで感じたままの味わいで序盤は麦感が充実し、りんごの蜜、乾燥した牧草、その後ぴりぴりとしたスパイスも感じられる。
後半は蜂蜜を舐めた後のような甘さの盛り上がりがあり、オーク、煮たりんご、ビターでややドライ、戻りの強い余韻が長く続く。
鼻抜けも素晴らしくきれいに抜ける。このタイプのウィスキーとしては文句のつけようがない。

まとめ:蓋を開けた瞬間、グラスに注ぐそのときからちょっと別格な香り。いやもうこれは美味いでしょう。
よくある麦系主体のアロマでありながら、その裏に多様なフレーバーが支える厚みのある香りは絶品。
フレーバーが強いカスクのボトルはだいたいアルコール感も強いモノが多いが、これはアルコール感がほどほどの中でフレーバーだけが存分に存在感を発揮している。嫌味も無く、もはや麦系ウィスキーの完成系といっても過言ではない。
水清ければ魚住まずで、アルコール感はまったく無くても面白くないが、これくらいの感じであればストレートでも存分にフレーバーを確認できるし、パンチもあって良い。

樽はかすかなオーク感も感じることから、バーボンホグスヘッドと推測。
ボトルとしては近年詰めで、この手のフレーバーを出すところとしてはオード、ダルユーイン、クライヌリッシュあたりが筆頭候補だが、個人的にクライヌリッシュはもっと重めの酒質になるので違うかなという印象。
マイナーどころではグレンアルビン、バルブレア、クライゲラヒも候補にあがる。

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テイスター:goblin

・香り
花、青草、バニラ。

・味
紅茶、スパイシー、麦、オレンジの皮。

・余韻
酸味とオイリーさを伴いながら、
比較的舌に残る。
返りの中に少しのハーブも感じる。

蒸留所
①クライヌリッシュ
②トマーチン

・熟成年数:20~25年
・点数:87
・理想価格:13000~15000円

コメント
度数は50度前半
サンプルDと似た印象ながら、
蒸留所は違うのかなとも思う。

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テイスター:タケモトカツヒコ

【ファースト】
琥珀 珍味系 香木系 インチガワ、タリヴァーディン、ティーニニックがよぎる オレンジ ビタミンドリンク 軽く炭酸 紅茶

【ミドル】
ボディはしっかりしていて、輪郭がある 水分を奪う 金平糖の甘さ 和三盆 素晴らしい

【フィニッシュ】
返り優先 余韻まで続くオレンジ ビタミンドリンク 軽く炭酸 紅茶

【その他】
・1966OMCタリヴァーディン程は珍味では無い
・ティーニニックにしては八つ橋フレーバーが無い
・率直に言って「とても好み」

【頭をよぎった蒸溜所】
・インチガワ
・タリバーディン
・クレイゲラヒ

【アルコール度数】50度
【熟成年数】30-40年
【91pts】
【20000円】

予想蒸溜所 クレイゲラヒ
蒸留年代 1980年代前半~半ば 1984?
瓶詰年 2009年前後
樽 ホグスヘッド
OB/ボトラー ボトラー

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テイスター:T.Matsuki

・香り
アプリコット、甘い蜂蜜や樹液、蜜蝋、ワックス、オレンジ、バニラ、紅茶、少しオイル、クライヌリッシュの香り。

・味わい
アプリコットティー、濃い蜂蜜の甘さ、樹液、ワックス、オイル、ぬるっとした独特の味わい、コクのあるねっとりした甘さ、少し甘酸っぱさ、厚めのボディ。余韻はねっとりした甘さが長く続く。

・総評
ぬるっとした口当たりと濃厚な甘さ、樹液やワックスのようなニュアンス。クライヌリッシュとしか思えない。非常に好きな味。旨い。

大好きなクライヌリッシュによく感じる味わいで、似た系統だと昔の蒸留のスプリングバンクや70年代のダラスデューに感じることがあるくらい。ボディが枯れる前にボトリングされたエクスチェンジ、キングスバリー、エイコーンなどのクライヌリッシュ1972と近いニュアンスだが、この力強さはBBRの1982にも感じたことがある。

【Very Good/Excellent】

予想蒸留所:①クライヌリッシュ、②なし、③スプリングバンク、ダラスデュー
蒸留年:1972年前後、もしくは1982
熟成年数:30~35年
度数:52%前後
点数:92
カスクタイプ:リフィルバーボンホグスヘッド
妥当な価格:25000円

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テイスター:りゅうたに@射命丸

「香りや味わいなどテイスティングノート」
香りはアルコール強め、甘そう、フルーティーさはリンゴとバナナ。
味はアルコール強い、甘め、やはりリンゴ、シンプルなスペイサイドだろうか?
特徴を捉えるのが難しい。

「アルコール度数」
57度前後

「蒸留所」
グレンリベット
グレンフィディック
その他スペイサイド

「蒸留年」
不明

「熟成年数」
18年近辺

「点数( whiskylink方式)」
87

「妥当だと思うボトルの価格」
7000円

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ここからゲストテイスターの方々

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テイスター:ST

・アロマ
かすかなバナナ香、マンゴー香アッサムなどの茶葉の香り。
アプリコット、

・フレーヴァー
少しミント、茶葉、紅茶、余韻がスッキリとして抜けていく

・テイスト

・総評
第一印象から最近飲んだグレンタレットそのままの感じがしました。
飲み比べるとこはしませんでしたが、先頭にあるフルーティな香り、軽い飲み口、余韻にあるパヒュームはもうそれとしか考えられません。

・アルコール度数
43~46度

・熟成年数
35年くらい

・ヴィンテージ
1970年代

・予想蒸留所
グレンタレット

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テイスター:大島

【香り】
樹液系といわれる香り。カナブン臭?ほんのりワクシー。
バーボン樽由来の甘い香り。バニラはあまり感じない。
酒質に特徴のある蒸留所の香り。香りではクライヌリッシュ1点絞り。

【味】
甘味が強いが樽が強い印象は全くない。酒質由来。
軽やかな麦感、白いブドウ。みずみずしくフレッシュ。
ある程度熟成感があり、ニューポット感がないので20年くらいは経ってそう。
蜜蝋感のあるモルト。デラウエア葡萄の熟したやつ。
かなり特徴のある白果実系。蜜蝋系。80年代後半のクライヌリッシュに感じる塩キャラメル感は薄い。

【コメント】
もう香りからしてクライヌリッシュ以外思い浮かばなかった。
しかし、あまり海感が強くなくキャラメルっぽくないのが少し引っかかりました。
ヴィンテージによってはこうなるよねって言う気がしますので、クライヌリッシュと最近飲んでないので記憶が曖昧ですが、ワクシーなグレンロッシーかなと思います。
82辺りのヴィンテージと比較して、ワクシーな感じが薄く、飲みやすい印象。
最近良く出る88や89辺りのクライヌリッシュの印象ですね。
個人的にはかなり好みのボトルでした。

出題テーマは『連発されるヴィンテージだけど、皆飲んでなさそうなやつを評価する』

【予想蒸留所】  ①クライヌリッシュ②グレンロッシー
【蒸留年】     1980年代終わり
【熟成年数】    20年前後
【度数】        50度前後
【点数】        86点
【カスクタイプ】  リフィルバーボン
【妥当な価格】  11,000円

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テイスター:とぅーる

【香り】
クリーミーな麦感とねっとりした蜂蜜様のニュアンス。特徴的なのはプラムというか,梅の香り。梅酒っぽい。しばらくするとイチゴが香る。また,アセロラのような酸味を伴ったすっきりした香りもある。ラムネ。焦げた麦。

【味わい】
ねっとりとクリーミーで,軽い乳酸感がある。アルコール感は強めだが,甘みが強いため,全体のバランスとしてはさほど刺々しくはない。余韻は樽香と若干のスモーク。

【点数】90
【蒸留年】1990年前後
【熟成年数】20年前後
【アルコール度数】55%前後
【妥当だと思う価格】18000円
【予想蒸留所】スプリングバンク,クライヌリッシュ,オード
【総評】
イチゴ感が近年のよくできたスプリングバンクっぽいかなと。梅やアセロラといった酸をイメージさせるフルーツ感とねっとり濃厚な麦感のが印象的です。

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