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クラガンモア Cragganmore 20yo 1973 (50%, Chieftain’s Choise, Single Speyside Scotch Whisky, 70CL)

 


タケモトカツヒコ (プロフィール


【スコア】BAR飲みのため非公開


【ファースト】:高貴 濃厚なブドウ(++) 上面発香勢い素晴らしい 透明感のある甘み 白桃 熟したオレンジ色のメロン 酸味 パイナップル ビワ 蜂蜜 スミレの花 オレンジ 

【ミドル】:ボディ分厚い 輪郭しっかり 麦感(+++)  植物(草) **山椒(++) 木材 焼きすぎていないホットケーキ、クッキー ブドウ 白桃 キウイ(?) シナモン(+)

【フィニッシュ】:鼻抜け怒涛(+++) 返りも素晴らしい(++) ブドウ(++) シナモン 麦感は洋菓子 ブランデーケーキ 海藻 胡椒 やはりある高貴な山椒(++) 蜂蜜 ビワ お茶の渋味 洋ナシのパイ 


2010年5月22日

一体このSIDとはどんな企業だったのか。。。

(こっそり資金繰りしたとか。。。全く根拠がありません。。。でもネーミングといいそのぐらいの品質を感じさせます。)

クラガンモア(これまた記載なく、おそらく)もOB中心のリリースで、めったにボトラーへ樽が流出することのない蒸溜所。そのためいつも優等生で平均点数は高いものの、突き抜けたボトルに出会うことは難しいのではないかという気持ちもありました。

しかしながら、間違いなくこのボトルは突き抜けています。

しっかりとブドウが中心にあって、スミレのような上品な花や植物の要素がその周りを支えている上質シェリーの奥から、ロングモーンを思わせるかのように果実感が怒涛のように湧いてきて、透明感のあるベタつきのない甘みが漂います。

特筆すべきは木材っぽいなと感じて何度も探していると、これは山椒ではないかと。

そうです「うなぎ」にかけるアレです。

きっと香木のような表現をすべきだと思うのですが、後味がまさしく山椒。

おそらくはバニラ感に木材感、その他の要素が混じり合い自然発生したフレーバーだと思います。煙感は感じません。

後半フィニッシュがとても50度(この表示は本当なのか?。。。)とは思えない勢い。

余韻も長く、濃厚な果実感と麦感、それに山椒のような高貴なスパイスが融合して沸き上がります。


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