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グレンギリー Glen Garioch 1966/1997 (43%, Samaroli, C#1309-1299, 696 Bts.)


Whisky concierge主催 【女性限定】第14回「自由参加型女性ウイスキーの会」

にて、本ボトルをチャリティー出品させていただいた上、テイスティングノートを頂戴いたしました。

心より感謝申し上げます。(主幹のKaoriさんにはボトルの受け渡し、チャリティー基金へのご送金など大変お世話になりました。)

その内容もとても興味深く、また本サイトへの掲載をご了解いただけました。ここに転載させて頂きます。


4/11(水)開催 Whisky concierge主催 【女性限定】第14回「自由参加型女性ウイスキーの会」

~サマローリ グレンギリー1966~

 

○飲み易い味です。口に含んでから口の中から香る香りがほわーっと大きいです。

後味はあまり引きずらず、くせがないウイスキーです。

 

○香りは控え目、大人しく感じる。日本のなしの果汁、花、蜂蜜等。

味わいは、あっさりした甘さ。さらりとした感じ。

やや塩味も感じる。あと味は少しピリッとする。

トロピカルフルーツのほのかな後味。穏やかな癒しウイスキー。

 

○優しい味わい。アフターに少しスモーキーさを感じる。飲み慣れていない方にも受け入れられやすそう。

 

○スムースな飲み口。ナッティ&フルーティ。スミレやへザー。レザー。青リンゴ。ナッティ。とても複雑で深く、柔らかい。

 

○ウイスキー超初心者ですが、最初の尖った印象とは一転、少しウッディな感じでまろやかであっという間に馴染んでしまいました。

 

○妖精系―クリアとウォータリーかつフィニッシュにピートの線の強さも。甘やかな熟成された麦クリーミーな香り、スワリングするとミネラル感。滑らか、シルキーな舌触り。味は透明感あふれさ、淡めだけど、ステキなサマローリ風味。ギリーにしては淡い入り?クリアをウォータリーなエステル香、フィニッシュにピートを結構感じる。ピートだけで終わらない灰っぽいというか、ペンキ系の余韻?前飲んだ時サマの67ギリーとはちょっと違うのかなー、もっとシリアル感とか麦っぽい甘みを感じるボトルだった様な気が致します。

 

○トップに感じた強さが時間と共に変わって行き、甘く柔らかくなった。トロピカルではないフルーティ。塩味。香辛料?ピート香が程良く感じられた。ウイスキーに興味を持った方にお勧めしたいモルト。

 


(WL追記)

グレンギリーは昨年からWLイベント、また個人的にも追いかけてきた蒸溜所で、スタンレー・P・モリソン表記がある通り、ボウモアとの関連も深く、60年代半ば~70年代半ばにかけて、意外と知られていないピーティーなウイスキーを生産していました。(モリソン買収は1970)

これらが瓶内変化とともにピーテッド要素が失われやすく、なかなかマニアックな追い求め方をすると、ボトル状態によって大きく印象が異なることに気づきます。

特に本ボトルは加水ヴァッティングで、保存状態によっては、ギリーの80年代のようにパヒューミーさが増してきます。

テイスターの方の中に、ペンキのようなと表現いただいたコメントを頂戴しました。まさにその部分だと思います。ピートの香味が開栓とともにどんどん失われ、パヒュさが増大してしまう印象です。

今回はそのギリギリ、かなり繊細なボトルをテイスティングして頂きました。

本当にありがとうございました!

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