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スプリングバンク Springbank 1992/2011 (46%, BB&R, Peat-Smoked, C#61)

タケモトカツヒコ
タケモトカツヒコ
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タケモトカツヒコ (プロフィール


【スコア】BAR飲みのため非公開


【ファースト】:かすかに赤みを帯びた琥珀  甘みが強い  はっきりとイチゴジャム  蜂蜜   ピートスモークドと表記はありながら、僅かに焦げた麦感があるのみ  時間と共にクリーミーに  アーモンド  カスタード

【ミドル】:ボディは粘性がある  輪郭のエッジは鋭くないが、はっきりしている  木苺 アセロラジュース  やはり甘みが強い  レザー感はない  ヨードもほとんど感じない

【フィニッシュ】:返り優先  加水らしく穏やかな余韻も、やはりロングロウというよりはスプリングバンク直系の麦感がする  しかしながら角が立たず、鋭くないテクスチャが加水のせいなのか、ロングロウ由来なのか見極められない

 

BB&Rの1992スプリングバンク、ピーテッドスモークド。

前回はカスクストレングス、加水ともにロングロウらしさが感じられ、商標の問題で表記できないだけだろうと言われてきました。

しかしながら今回のボトルは従来のロングロウにはあり得なかったレベルの濃厚な甘みをもっていて、イチゴジャム感にも満ち溢れ、一方ロングロウにしては穏やかなピート感、ヨードも乳酸感もほとんどありません。

これらが加水だからなのかどうなのか、ボディもむしろスプリングバンクらしい粘性があり輪郭も割合はっきりしていて、今回はそのままスプリングバンクではないかと思えます。

そう考えると、今回も前回も蒸溜・熟成方式は「スプリングバンク」式であって「麦質に実験的要素が含まれていただけ」だったのでは。。。?

見極めについては横に置いておくとしても、個人的にはかなり好みなバランスです。近隣樽に無加水バージョンがリリースされることを期待します。