報告者:シングルモルト見習い
この度の、大震災の被災者の皆様には、謹んでお見舞い申し上げます。
一日も早い復興をお祈り申し上げます。
この度の、タケモト様の大震災チャリティーボトルのリリースには、胸を打たれ、私個人として、行きつけのバーの方にもご協力をいただき、チャリティーボトルを活用してチャリティー企画を行うことが出来ればと考えております。
皆様の中にも、様々な形でチャリティーや募金に参加されていると思いますので、4月17日(日)に富山市NGO『NGOアジア子どもの夢(代表 川渕 映子)』の、宮城県石巻市での炊き出しと支援物資提供(第5便)に参加させていただきましたので、支援の参考になればと思い、誠に勝手ながらこの場を借りてご報告したいと思います。
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シングルモルト見習いの会社では、皆様からの募金の一部(計40万円 ※平成23年4月19日現在)を、『NGOアジア子どもの夢』へ支援金として提供し、宮城県石巻市の方々への支援に役立てていただいております。
『NGOアジア子どもの夢』の現地の活動の模様は、過去に、富山テレビや北日本放送でも取り上げられております。
一枚目の写真は、夜明けの頃の南三陸町の様子です。石巻市でのボランティアまで時間がありましたので、今回はじめて視察を行いましたが、想像を絶する世界が広がっていました。(※写真をクリックすると拡大します。)
ある程度重機が入って、瓦礫の撤去が進んでいるところも一部ありましたが、一部の鉄筋コンクリートの建物を除いて、瓦礫の山でした。 本当に、町ごと津波に飲まれて、壊滅状態であったことを、改めて認識しました。
下の写真は、石巻市での一箇所目の炊き出しと支援物資提供の様子です。この日の炊き出しは、焼きそばと豚汁でした。
物品は、トイレットペーパー、ティッシュ、ニシンや鮭の昆布巻きの真空パック、リンゴ、オレンジ、お菓子、生理用品、衣服、食器、長靴、洗濯機、お水やその他生活雑貨を提供しました。
自宅にはライフラインが復帰しているので、水を必要とされない方がいらっしゃった一方で、『うちは未だ水が来ていないから水がほしい』とおっしゃる方がいて、同じ地域でも家庭家庭で、おかれている環境が異なるのだということを直接感じました。
テレビでは、物質的支援の話から、金銭の提供や復興の話に話題がシフトしていますが、今なお、満足に食料と水を得られていない人が大勢いらっしゃることを、知っていただきたいです。
今回の支援物資の一部に、漬物があったのですが、僅かな漬物をもらっただけで、涙を流して喜ばれたお婆さんがいらっしゃったそうで、お渡ししたボランティアスタッフも思わず、もらい泣きしてしまったそうです。
自宅が全壊でないが為に、避難所への入居を断られた方々は、壊れた自宅の2階などで生活しながら、自衛隊から、物資の配給や水の配給に頼って、大変な苦労な生活を強いられている方が多くいらっしゃいます。
下の写真は、石巻市の次の支援会場に移動する際に、バスの中から撮影した写真です。震災から1ヶ月以上が経過しても、道路のすぐ脇には瓦礫が山のようになっていますし、道路にはみ出たまま大型トラックが壊れた状態で放置されていたりと、まだまだ過酷な状況です。
最初の支援箇所で、最も印象的だったことは、40歳くらいの女性に、私が物資をお渡ししたときに、
『家も車もなくなって、家族の命だけが残ったけど、こうやって物資がもらえるだけで嬉しい。』
と言われたことで、少しでも人のお役に立てて、本当によかったと実感しました。
報告は、『その2』に続きます。