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バンフ Banff 34 yo 1975/2010 (44.1%, A.D. Rattray, cask #3354, 250 bottles)

タケモトカツヒコ
タケモトカツヒコ
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タケモトカツヒコ (プロフィール


【スコア】BAR飲みのため非公開


【ファースト】:濃い琥珀  杏の皮(++)  アルコール感しっかり  時間と共に焙煎されたコーヒー豆 透明感のある種なしブドウ 燻製感(+) 渋みと酸味を伴った杏が厚みを感じさせるコーティング

【ミドル】:丸い膨らみ  渋みが前面に  焦げた麦 かなり好感触  程いい粘性  プルーン 時間と共にオレンジ

【フィニッシュ】:緩やか  余韻長い  渋み  程よい杏系の甘み  ブドウ  時間と共に葡萄感が増す バーボン樽表記で、この透明感のある甘みはモーレンジの旧OB以来か 余韻はシロップ系の甘さ


参考:同ボトルはadamoさんも記事にされています。

A.D.RATTRAYのバンフ1975。

特に北米圏で熱烈な支持を受けている同社から、「玄人殺しのバンフ」が登場とあってはスルーするわけにはまいりません。

正月前後にテイスティングできたたなかで突出したボトルの一つでしたので、丁寧に記事を書けるときまでキープしておこうと思ったら、海外評価91点が公開され、焦ってUP。

A.D.RATTRAYのボトリングは透明感がある、気品を感じるものが多いですね。


A.D.RATTRAY元々の創設は、1868年。

ワイン、スピリッツ、オリーブオイルを手がける一方、Stronachieを始め、有数のハイランドモルトを流通させていた同社は、1900年初頭の経済不況で、ウィリアムウォーカーへ譲渡。第二次世界大戦中、配給制度下でありながらスコットランド西部で、勢力的に貿易事業を行っていた企業。

その後モリソンボウモアが経営権を取得、2004年から再度ウイスキーボトラーとして活動を再開しました。