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第5回SBT ボトルC評価

 

第5回SBT ボトルC評価

第5回ストイックブラインドテイスティング
bottle C
出題者:りゅうたに@射命丸

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テイスター:あだも

1回目
イモ、栗、麦の甘味にアルコール感、少しもわっと芋焼酎のようなニュアンス、バニラにスパイス少し

2回目では、芋焼酎が消えて、華やかさが増してきた。フルーティーというよりはフローラル、甘味はクリーミーでバニラアイス、終盤までウッディネスやスパイスが目立たない分、素朴な旨味が十分に感じられる。

地域を特定するようなニュアンスはなく、印象としてはスペイサイド、若めのカスクストレングス。 若くても美味しそうなの出せそうなところで、島、海沿いとか外して適当にチョイスしてみました。はっきりいってただの自分のイメージです。以前のSBTのトマーチンにも似た印象あるかも。

点数: 84
予想蒸留所: ①トマーチン ②アバフェルディ ③ストラスミル
蒸留年&年数: 1990年代、15年前後
度数:55%
カスクタイプ: バーボン
理想価格: 7000

 

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テイスター:ガースー

【香】
風味というか水分というかが乏しいレモンの様な柑橘系、
林檎やマスカットも出てくるが粉にくるまれている印象。

粉っぽいスパイス、アルコール感由来の消毒液、なんとなくグラッパ?日本酒?の様。
スワリングして強く嗅ぎこむとクッキーの様な麦感、バニラエッセンス、ホワイトチョコ。

【味】
とげとげしいアルコール感を感じるが、香りの印象より味が広がるかも。
日本酒っぽい青緑のフルーツ、マスカット
麦感はややカスタードを思わせるクリーミー系

【予想度数】
45%前後

【予想蒸留年】
10年熟成程度。オールド。

【予想蒸留所】
ロングモーン
スペイサイド系

【購入希望価格】
7,000円

【点数/感想】
83点
どうにも色からのイメージも大きい。
めちゃくちゃ色が薄いのでニューポットかと思ったくらい。

正直全然分からない。出題意図と出題者から考えよう。

出題意図は
“酒質やハウススタイルを考えよう“とかか?
こういうのを考えそうなのはくりりんさんな気も…タケモトさんも?

まあそういうのは置いておくとして、これは面白い。
“濃く甘い”のが大好きな私は買わないタイプ。

なんとなく日本酒や梅酒を連想させる独特のフルーツ感があり独特の香味を感じる。
これ有名蒸留所のオールドのスゲー若いやつとか?

 

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テイスター:くりりん

予想蒸溜所:①秩父 ②マルス  ③アラン
蒸留年: 2008年前後
熟成年数:3~5年程度
樽: 複数樽のバッティング(もしくはリフィルシェリー)
度数:50
点数:87
価格:6000

香り: グレープフルーツやレモンピールのさわやかな香り、ヨーグルトの酸味、パン生地の白い部分の酵母香とトースティーな香ばしさ。ニューポット系の若い香りだ。比較的若い原酒を連想する香りではあるが、アルコール感や乳酸、ギスギスしたえぐみはあまり感じない。
味:やや粘性のある口当たり、 麦感とレモン、続いて紙粘土やバニラ。フィニッシュにかけては微かにオーク樽の印象が感じられた後、麦系のビターさが心地よく残る。度数はそこそこあると思われるが、アルコール感は香り同様に強く感じない。多層的ではなく単調だが素性の良い酒質を感じさせる。

総括: パン生地のような麦感が心地よく感じられるウィスキー。良質なバーボン樽に詰めて後20年ほど寝かせておきたい、そんな気持ちさえ感じるが、今なおドキっとさせられる魅力があり、完成度は高い。
さて、蒸留所予想であるが、適度に熟成した原酒よりも若い原酒のほうが難しい。いかんせん飲みなれていないからという言い訳なんてしつつ、テイスティング中はジャパニーズではないかと言うのが最初に頭をよぎった。
飲んだことは無いが、たとえば秩父フロアーモルテッド、秩父は昔テイスティングした2年モノにはもっとフルーツが出ていた印象があるが、バッティング加水ならエグさや若さが適度に抑えられつつ、麦感が良い感じに出るのではないかと予想した。
昔マルスで蒸留器から直飲みしたニューポットも麦感が豊富で近い印象があった、該当する熟成年のボトルが出ていればマルス第一候補という選択肢もあったが・・・スコッチだとすれば、スコッチの若いボトルは基本的にえぐみが強い傾向があり、グレングラント、アラン、グレンマレイが候補かなと思うが、該当するボトルがあるのか。。。
正直経験不足過ぎて絞り込めなかったが、とにかく面白い原酒だと思う。ウチの樽にも詰めたい(笑)

 

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テイスター:goblin

・香り
塩と磯の香り、ほんのり甘い香り(干したレーズン?)

・味
勢いが非常に強い。塩味と麦の甘さ、ミネラルも感じる。非常に硬質な印象。

・余韻
しっかりした甘さが舌に残る。やはりここでもレーズン。返りの中には植物感も含まれる。

・蒸留所
①スプリングバンク
②プルトニー

・熟成年数:5~12年
・度数:50~58%
・点数:84
・理想価格:9000

・コメント
最初に飲んだときは非常に塩を強く感じたが、徐々に甘さと植物感が支配的になっていった。
また色の割りにレーズンの甘さを感じた。リフィルなのか?
一口目の感じはバンクだったのだが、どんどん自信がなくなっていった。

 

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テイスター:タケモトカツヒコ

【グラス】創吉SK2

【ブラインド最重要ポイント】
・レモン 酸っぱい香り
・余韻にミネラル分が残るが、全体的に透明感があり、マイナスという点もない
・全体的に突出した個性が掴みづらい
・加水かナチュラルダウンのシングルカスクか?
・あまり緑っぽい要素は出てこない

【色】
・薄めの黄色

【質感・状態】
・近年詰め しかしアルコール分も分離してはいない
・近年詰めのナチュラルカスクは熟成年数が長くても、このぐらいのフレッシュさは出るのかなと

【ファースト】
・注ぎ直後=レモン 酸っぱい香り豊富 レモンクリームサワーと言った感じ
・奥から甘いシロップ様
・時間の経過でも終始、黄色いイメージ(レモン パイナップル)
・粘性のある甘さではない

【ミドル>フィニッシュ】
・色や香りほどには鋭くない
・黄色い果実
・ボディの厚みはさほどではなく、染みこむ
・余韻に微かなカスタード

【頭をよぎった蒸溜所】
・クライネリッシュ
・スプリングバンク
・ブルイックラディ

【アルコール度数】40度台半ば
【蒸留年】1970年代
【熟成年数】40年程度
【瓶詰め】2010年頃
【80pts】
【25000円】

予想蒸溜所 ブルイックラディ
樽 バーボン
シングルカスク/ヴァッティング シングルカスク
OB/ボトラー (G&M ケイデンではない)ボトラー

 

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テイスター:T.Matsuki

・香り
フレッシュな青リンゴ、キウイ、レモン、ジャスミンティー、入浴剤のようなフローラル、若葉の様な植物感、若い麦、ショウガ、薄く蜂蜜とバニラ。

・味わい
シロップの甘味、キウイ、若い麦、ジャスミンティー、薄めた蜂蜜の甘味、後半はややスパイシーでヒリヒリする、若さが強いが不思議と麦感はそこまで強くない。

・総評
非常に若さを感じるモルトだが、フレッシュでさっぱりしたフルーツを強く感じ、優しい蜂蜜の甘味も好印象だった。ただ、強く感じた若さのわりには刺すほどアルコール感は感じず、麦感も強すぎないところが不思議な感じで、なんとなくちぐはぐした印象を受けた。
どういう熟成をするとこういう仕上がりになるのか、とても興味深い。

2000年以降に蒸留された若いモルトと思われ、最近飲んだものだと、秩父のウイスキートーク2013向けのものがかなり近い印象だった。
他には、甘さの方向性からはアバフェルディの若いものとも共通点があるように思った。
他にこういうものをボトリングするところってどこがあるだろうか。

【Good】

予想蒸留所:①秩父、②アバフェルディ、③グレングラッサ
蒸留年:2000年以降
熟成年数:10年未満
度数:50~55%
点数:80
カスクタイプ:リフィルバーボンホグスヘッド
妥当な価格:5000円

 

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テイスター:2chの人

■香り
ニューポット香、白い花、青竹

■味わい
強烈なアルコール、以外にドライ

■余韻
甘い

■総評
ニューポット系? 熟成年は10年前後で熟成が遅いカスクな気がする。
酒質が良くて、甘い麦っぽさが出にくい蒸留所だと思うけど
さっぱり分かりません。

■予想
蒸留所 : さっぱり分からない
蒸留年 :
熟成年数 :
樽の種類 :
アルコール度数 : 60度
点数 : 80点
妥当だと思うボトルの価格 : 5,000円

 

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ここからゲストテイスターの方々

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テイスター:銀牙

【香り】
ムワっとしていて少しこもっている、湿ったようなニュアンス。
柑橘系のフルーツ、ライ麦ウォッカ、オイル、チーズ、バニラ、ウエハース。
ニュースピリッツ的な若さを感じる。

【味わい】
ライ麦ウォッカのようでサラっとしている。味わいでもニュースピリッツの要素。
レーズン、蜂蜜の甘さ。度数は高そうだがボディは軽い。

【余韻】
短い。味わいと連結している感じ。

【総評】
かなり特徴のある味わいで、アバフェルディのバリンチにしか思えなかった。(他にあると
すれば、ハイランドパークとかアイランズの地域?)
ニュースピリッツの要素を除けばわりと好みの味わいで、ポテンシャルを感じさせる本サ
ンプル。もう10年くらい熟成させたら真価を発揮できるんじゃないだろうか。
正解蒸留所が気になるところ。

【予想蒸留所】①アバフェルディ(バリンチ)  ②なし  ③なし
【蒸留年】2001年
【熟成年数】11か12年
【度数】57~59%
【カスクタイプ】リフィルバーボンホグスヘッド
【妥当だと思う価格】7000円
【点数】80点

 

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テイスター:シングルモルト見習い

香り:青りんご、天然酵母のパン、小麦粉のような穀物臭、梅、アーモンド、かすかに桃の缶詰の汁、ウェアハウスの樽の香り、麦焼酎。

味:梅、紙、酸味が強め、スパイス感、ボディが軽く柔らかい、少し物足りない。

アルコール度数:40~43%
蒸留年代:2000年台後半か最近
熟成年数: 5年前後
点数評価:60点
理想価格:2,000円

感想:
ちゃんと熟成していない印象で、樽の影響がそんなに感じられないし、雑味が多い。
ライに似た梅っぽいスパイシー感があるが、酸味が強く未熟なせいかもしれない。
荒いのに、めちゃくちゃ軽く、柔らかい。余韻も短い。
短期熟成という感じがあるのに、加水であると考慮しても、アルコールの刺激がやや弱いのが腑に落ちない。

銘柄予想
第1候補 ベンリアック2008 4年 43% キングスバリー ザ・セレクション
飲んだことは無いですが、推察しました。

出題者は、ゴブリンさんじゃないでしょうか?
短期熟成でも、70年台の当たりのベンリアックっぽい桃っぽさやボディの柔らかさに通ずるものがあるかどうかという実験的な目的じゃないのかなぁと推理しました。
ベンリアックかどうかはともかく、素直に考えるなら、スペック的にキングスバリー ザ・セレクションのいずれかでも不思議でないような気がします。

第2候補 強いてあげるとすれば、オーヘントッシャンのボトラーズの短熟といったところでしょうか。柔らかさに、3回蒸留っぽい柔らかいニュアンスと紙っぽさから推察しました。

悪魔のささやきが聞こえましたが、ブレンデッドとは、思わないようにしました(―_―;)

 

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テイスター:naoskprs

とても薄い色調だが、香りの要素は結構多彩。
ミルク、加糖された甘いヨーグルトがたっぷり、チチヤスとか。
カゼシロップの少しケミカルな香り。酪酸。チーズ。ココナッツやユーカリ油。
ピートは弱め。ないわけではないが、隠し味的に見え隠れ。マスカット、スイカ。
焼きたてのトースト。バーボン樽由来と思われる個性を含め独特な味わい。

蒸留年:80〜90年代蒸留
熟成期間:10〜15年
アルコール度数:45〜50%

評価:80点

妥当と思われる価格:10000円

予想:①ロングロウ(今回のサンプルはピートは弱いが一番思い浮かんだ蒸留所)
②グレンスコシア(流通数からすると可能性は低い)

 

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