注目キーワード
  1. Bowmore
  2. 1966
  3. Samaroli
  4. Sestante
  5. Intertrade

グレンドロナック Glendronach 20yo 1970/1990 (56%, Signatory, Dumpy Old Label, C#513-518, 3800 Bts.)


タケモトカツヒコ
タケモトカツヒコ
[opentasting]

タケモトカツヒコ (プロフィール


【短評】1990年瓶詰めでまさか3800本も、これだけ重量級のリリースが行われていたというのは驚き


【スコア】BAR飲みのため非公開


【ファースト】:濃い琥珀 アルコール感しっかり 上面発香素晴らしい 杏(++) 巨峰(++) 動物的脂肪酸(なめし革)(++) アメリカンチェリー オレンジ ミント 植物感はハーブ系 酸味は炭酸 レモン ベルモットロッソ 生姜 とても複雑な香り

【ミドル】:ボディしっかりしているが輪郭は穏やか 干し柿(++) なめし革 葡萄の皮の渋み 焙煎コーヒー かなり重量感がある

【フィニッシュ】:返り優先 杏 ブドウ プルーンの渋み レーズン 重量級の余韻 黒飴


グレンドロナックといえば、近年はベンリアック蒸留所がオーナーとなって再び濃厚なシェリー感にこだわったボトルが出始めたという印象が強いですし、緑の ダンピー8年・12年あたりがリリースされた頃の南国感を感じさせるシェリーがあまり前面に主張してこない印象があって、1990年瓶詰めでまさか3800本も これだけ重量級のリリースが行われていたというのは。。。しかも宮城県塩釜本社時代の「やまや」さんが引いてきていたというんですから凄いです。

間違いなく往年のマッカラン・ダルモアを彷彿とさせる高品質なシェリーで、ただ重いだけではなく、特に香りが複雑さと深みを持っていて圧倒されました。ヴァッティングの妙。