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ボウモア Bowmore 16yo 1993/2010 (59.9%, The Whisky Agency, “Perfect Dram”, 1st, 209Bts) a phenolic fruit & flower basket


タケモトカツヒコ
タケモトカツヒコ
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タケモトカツヒコ (プロフィール


【短評】一連のウイスキーエージェンシーボトリングの中では色味が濃く、熟成感がある 南国感が煙や燻製感、ヨード感よりも前面に出ていて、まさしく69ボウモア直系


【スコア】91pts


【ファースト】:薄い琥珀 高貴 かすかな煙、燻製感に包まれた南国感 パパイア(++) マンゴー(+) グレープフルーツ(++) バナナ(+) 白桃(+) パイナップル 時間と共にクッキー(++) はっきりとした甘い香り **化粧・パヒュームは皆無

【ミドル】:はっきりとしたエッジのボディ 共に感じるが「マンゴー>煙」 かすかに粘性のある甘み(熟した果実感) 洋菓子の甘み 種なしブドウ やはり麦感は卵感のあるクッキー フィニッシュにかけて盛り上がる レモンピール 甘草

【フィニッシュ】:鼻抜け怒涛(+++) 返りもしっかり(++) 甘みしっかりのパパイア、マンゴー パイナップル(++) 舌上に甘み十分の南国感、 その周辺を煙感と燻製感、ヨード感が抜けていく 手加温で勢いが増す 下あごロック ショウガ(+) 唐辛子 余韻長い 塩


多少なりとも不安に思った私が愚かでした。これはもう奇跡ではなく現実なのでしょう。

93年蒸留にして南国感炸裂。キャンベルタウンロッホ10周年記念ボトルよりも、本ボトルのほうが煙・燻製・ヨード感は穏やかといえると思います。

ファーストインプレッションとして例えるならば1969-1978のジャッコーネボトルに近いイメージ。本ボトルのほうがより熟成感があります。。。

果実感と甘さには粘性があり、舌上にはっきりと南国感を感じます。探す必要はありません。

麦感は卵感のあるクッキーのよう。ボディは輪郭十分で喉越ししっかり。

フィニッシュの鼻抜け・返りは怒涛のよう。モルト好きにはたまらない内容だと思います。

歴史に残る1本となりました。文句のつけようがありません。

本年8本目の「薬剤師87認定ボトル」として推薦させていただきます。

さすが1993年蒸留、16年熟成でパーフェクトドラムとしてリリースされるわけですね。

熟成感もしっかりしています。泣けますね;; これは機会があればぜひ飲んでおいたほうがいいと思います。