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Whiskylink 写真部 & 鉄道研究部           東北本線撮影地探訪首都圏編

首都圏における東北本線有名撮影地・ヒガハスこと東大宮~蓮田間のPart2です。前回とはアングルを変えて紹介します。

撮影地探訪・ヒガハス(東大宮~蓮田間) Part2

前回に引き続き、午前アングルの作例を。一般的には築堤下の水田の脇まで降りて、見上げるように斜め、又はサイドアングルで撮る事が多いが、線路と交差する踏切の脇から正面気味に撮ることも可能である。

御馴染のカシオペア&北斗星 (註1) 、通過時間の関係で、正面には陽が充分に回って来ないので顔薄になりがちである。12月・1月はまだ早めに陽が南側に回り出すので、何とかここでも撮れる。この画像は2011年1月上旬撮影、その証拠に下回りに雪が着いている。

この作例でも実は300mm相当 (註2) であるが、それでも少し間抜けな絵である。貨物の長大編成は別として、旅客列車の場合はその長さにもよるが、300mm相当では不十分で、350~400mm相当は欲しい所である。

 

ほぼ同じアングルで15両の普通電車を撮るとこうなる。数を減らしつつある211系、国鉄末期の車両である。東北本線の宇都宮以南の普通電車は4ドアのE231系が中心になっていて、211系の主戦場は高崎線に移っている。

ここから午後アングルの作例を2つ、線路西側から狙う格好である。

485系改造車「華」を使用した団体臨時列車。

 トップ・アイキャッチにもなっているのが、583系仙台車(当時)の快速ゲレンデ蔵王号の送込み回送。これは2011年2月の撮影だったが、平日なのにヒガハスには数十人が押し寄せた。実は危く下り普通電車に被られそうになったのだが、ここのポイントは結局セーフ。

秋田にもこれと同様の編成があったが、今年老朽化に伴い敢無く廃車、この仙台車が転属した。この編成は時折団臨やイベント列車等で走る事がある。

1967年(581系)・1968年(583系)のデビューから座席と寝台を昼夜で使い分け、1970年代を中心に大車輪の活躍を見せた581/583系だが、オリジナルカラーをとどめた583系はこの1編成のみになってしまった。583系定期運用自体も急行「きたぐに」(大阪~新潟)のみとなり (註3) 、それもつい先日、定期運行終了=臨時列車への降格が発表された。 ( 寝台特急日本海も同様 )※ 2011年12月19日訂正追記

午後アングル2点は、一寸不自然な色の醜い絵になってしまった。事情により予備機のK-7 で撮った為で、K-7 のセンサー(韓国某S社製)は色の癖や偏りが酷く、散々苦しめられた。 

次回の鉄道ネタは、ここから少しだけ北上して行きたい。

(註1) カシオペアは本来、同列車仕様でシルバーメタリックのEF510-509/510号機 (所謂、カシ釜) で牽引される事になっているが、青い通常のEF510-500番台で牽引される事も多い。カシ釜が北斗星を牽くというケースもある。

(註2) 焦点距離について、「相当」と書くのは良くある事である。35mm版フィルムカメラに換算した数字である。デジタルの場合、APS-C、APS-H、APSフルサイズ、更にはフォーサーズがありそれぞれセンサーの大きさが違うので、35mmフィルムに換算した数字で「相当」と付ける事が多い。

(註3) 京都総合運転所所属の10両編成を使用。カラーリングはJR西日本独自のもの。