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OBグレンファークラス1968 ”Stone Flagon” #683 52.1%

GLEN FARCLAS 1968
“OLD STOCK RESERVE”
The Spirit of Independence
Sherry Cask Vintage Selection

Aged 32 Years
52.1% 700ml
Distilled: 7th February 1968
Bottled: 8th November 2000
Cask No: 683
Cask type: Sherry

参考価格:£350(エクスチェンジ、同ビンテージ樽違いボトル)
スコア:80
テイスティング:オープンテイスティング


香り:どっしりとした甘くビターな香り、酸味と角のあるフレーバー、砂糖入りのコーヒーとベリー。
ピーナッツ、カシューナッツ、酸味のあるナッティーさが前面に。使い古したゴムボールのような香りもある。
後からプラムやレーズン、ドライクランベリー等のフルーツの酸味と甘さ。
グラス側面からはチョコレートの香りも徐々に顔を出す。どっしりとしたシェリー樽由来の香り、底知れぬ深みを感じる。

味:粘性のある甘い口当たり、唇が少しべたつく、口の中ではイチゴやダークフルーツの甘酸っぱさ、
蜂蜜、甘さ控えめのチョコレート、微量の硫黄、ナッティーさがスパイスと共に一気に広がる。非常に濃厚で重さがある。
続いて強めの渋み、上記フレーバーを抑えてタンニンが口内を支配していく。余韻は収まりつつあるスパイスと、
鼻に抜けていくシェリーの濃厚な甘さ、ビターチョコ、口の奥に残るウッディーな渋みを伴ってドライさで長く続く。

過去に何種類かリリースされた、グレンファークラスのオールドストックリザーブ、ストーンフラゴン。ドイツ向け。
1968ビンテージはカスクNo,684とNo,683が2種類リリースされており、その片割れが今回のボトルである。
グレンファークラス=シェリーという図式をこれでもかというほど表現した構成で、どっしりとしたシェリー感は流石60年代。
この前に何を飲もうと、お構いなしに締めてくれる、もはや締め専用の1本でもある。
スコアについてはかなり好みで左右される、シェリー好きなら是非1杯どうぞ。

なお、このシェリーの濃さゆえ、飲み終わったグラスの白濁具合は本当にすさまじいものがある。